音楽の話をしようと思います。
私は音楽にとても疎いですが、友人などが勧めてくれる音楽にドがまりすることがあります。
未だに有名どころは今度にして…
『東京少年』というバンドの話を書きたいと思います。
中学生のとき、とても仲良くしてもらってた友人がいました。
Yちゃんといいます。
彼女とは確か小学校1年生のときから同じクラスだった気がします。
私は小学校で2年ほど転校していて、出戻ってきました。変なタイミングで転校して変なタイミングで戻ってきたせいもあるのか、私が中抜けしてて浦島タイムがあることを知らないのか忘れてるのか「え!?いなかった??うっそ。いつ??2年もいなかった??あれ??」と未だに言う友人も沢山います。。。
転校も転校している間も戻ってきてからも大変だったんだよこう見えて…。
戻ってきたらいろんなことが変わっててすごくオロオロしてたんだよ(^ ^;;
お友達は前からの友達と新しい友達がたくさんで、とても忙しく楽しかったです。ありがたいことです。
私は体育と給食が超苦手だけどほかの勉強とリーダーシップは抜きん出た優等生扱いだったのですが、戻ってきた早々早速、今ではあり得ないトンデモ教師にさんざんな目に遭いました。
けど理不尽な扱いは我慢せず相手が教師でも売られた喧嘩は正面から買う子供でした(^ ^;;
たぶん親はそれで呼び出しを何度か食らってると思います…しーらない。
私が行ってた小学校からは、中学受験とかしない子は全員同じ公立中学校に行きました。
Yちゃんとも同じ中学校になり、たしかクラスはずっと違ったけど塾の帰りなんかに長い時間立ち話とかしていました。
Yちゃんもだいぶ変わった子でした。
私みたいに正面から喧嘩を買うことはないけど、十代前半特有の反抗心というのか、そういうのを心の内の内に秘めていた子でした。
私は私で、家にいたくない。先生はムカつく。親も嫌い。
そういう思いでムギャムギャしてたので、彼女と話している時間が好きでした。
そんなYちゃんが教えてくれたのが『東京少年』です。
歌詞に込められた思いが心に響く。と。
私はテレビにしょっちゅう出てる歌手以外は全く知らなかったので、へー。と思いながら聴きました。最初の頃はカセットテープで。
なんでしょう。
じりじりとした、今思えばあどけない憧れや切なさや愛しさや、そういった想いが情景として目に浮かぶ音楽。
これは…
中学のときだったかなあ、高校に入ってからだったと思うけど。。
私が初めていったライブは東京少年でした。今はなき日清パワーステーション。
だったかな。
ライブってこういうのなんだ!!
今ここで歌ってるのを今ここで聴くんだ!!
アルバム『東京少年 』何度も聴きました。
男の子みたいな笹野みちる。
飾らないストレートな歌詞と歌声が大好きでした。
アルバム『東京少年 』で特に好きだったのはやはり『ハイスクール・デイズ』『れんがの学校』かなあ。
6時間目のベルが鳴り終わる Rin gon Rin gon 相談事に毎日来ては悩んでた 二人で 遅くまで卒業の日のベルが鳴り終わる Rin gon Rin gonこれからも友達でいようと誓ったのに 心から誓ったのに
(ハイスクール・デイズ)
Yちゃんとは違う高校に行きました。
家庭環境も何もかも違うので、目指す高校からして全く違いましたので。
それでもしばらくは会っていました。
彼女と一緒にライブに行けなくても一人で行くことを経験しました。高校生で。
お金は全然なかったのですがパワステとかでしたのでTM NETWORKとかの半分くらいの値段だったからなんとか頑張って行ったのかも。。おとしだまの残りなんかで…。
それ以来Yちゃんとは会っていませんが、お互いがお互いの向いてる方向へ進んでいるのだと思っていて、別れだとは思っていません。
当時から私の心は壊れ始めていましたので、みっちーの声と歌詞を聴きながら涙がでそうになってきてオールスタンディングのライブ会場の柱の横で涙目で立ちすくんでいたら、みっちーが私の顔をじっと見ながら、うんうん。て顔してくれた(気がして)やっぱり涙が出た時もありました。
決してつまらなくて立ちすくんでいたわけではなく、心にジンジンきてどうにもならなかったってこと、伝わってたらいいのですが…
ナマの音楽ってこんなに心を揺さぶるんだって、体感したのでした。
そして東京少年解散(卒業)。涙。涙。涙。
そして笹野みちる同性愛者カミングアウト。
私が高校生のとき、私が東京少年を好きだと知っていた友人が、スポーツ新聞かなにかで彼女が同性愛者だと報道されてると教えてくれました。
あのときどうやって記事を読んだんだっけ…誰かがお父さんからスポーツ新聞の古いのもらってきてくれたんだっけ…
けど私は驚きはしたけど、嫌悪感とかは一切なかったです。
後に上に載せた著書を読んで、そこまで書いちゃう?と驚きましたが。
そして彼女はそれをカミングアウトする強さを持っていると知り、もっと好きになりました。
私は女子校に行ったしどちらかというと男がメンドクサイし女の子は可愛いから好きだし(恋とか愛とか体の関係とかはよくわかってないので別の話で)高校生のときから憧れの女の子と勢いでキスするのとか大好きでしたので(あ、言っちゃった…)それでもいいよねえ。と思いました。
その後の彼女の音楽は…ちらっと聴いたりはしたけど、心に響くかというと、残念だけど私にはなかったのです。
それでもあの時期東京少年というバンドの音楽を聴いていた私と聴かなかった私とでは、今の私は間違いなく別人になっていたでしょう。
かといって今CDを引っ張りだして聴くかというと聴かないですが…
これらは絶対に売ったり手放したりしないです!!
尾崎豊の「卒業/15の夜 」を今でも何度も聴くかというと多くの私の同世代はたぶんそうではないと思う。けど名作として心のバイブルとしている人が多くいるであろうのと同じように、私にとっても東京少年の音楽はとても大切なものなのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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