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2023/09/01

和のあかり×百段階段 を見てきた。

目黒雅叙園 『和のあかり×百段階段 2023』を、同業仲間と一緒に見てきました。

和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ - ホテル雅叙園東京


あかりは私たちの本業でもあるのですが、何のためのあかりかで手法は全く違いまして、私たちはこういうのは守備範囲ではないです。展示物に仕事で馴染みの業者さんが出展しているのもあって、同業仲間を誘って女子会をしました。


展示物は写真OKでしたが、私のブログで全部解説せずともなことなので抜粋。この上の写真の作品は、影が天井に陰影を作って、最初の部屋としてのインパクトがとても良かったです。


この赤い写真は、柱から欄間からなにからに精緻な彫刻が施されている部屋で、そこにペットボトルを刻んだりハンダで溶接したりした水晶的なものやら、なんやらが展示されて、時間によってライティングの色が変化するのが幻想的でした。職業柄、どんな機材でやってるんだ?と覗きまくりました。知ってる機材ももちろんありますが、ちっちゃいのは私たちは知らないのばっかり!そして時々見える機材に貼ってある会社名のシール、学生時代の同級生がいる会社。笑。昔から展示系もやってる会社でしたからねえ。お疲れさまです。

歌舞伎座舞台と松竹衣裳のお部屋は、見慣れたものが至近距離に展示されてて、舞台のものを間近で見るので荒さが…一般の方は気にならなかったのかなあ…
人間ではないもののお役の衣裳がマネキンに着せられてました。
鷺娘って知ってるから、うんそうだよね。と思いましたが、知らない人が見たら、花嫁衣装みたいなの着てる人?で終わっちゃいそう。だけどこれで鷺娘を新たに知ってもらえればいいのかなあ…だったら、ぶっかえりして柳の枝振り回すまでの展開を並べて見せたら良かったのになあ。紅葉狩り好きだけど、まあ、四季で並べたかったのもわかるけど、うーん。。。知ってる人向けにするか、知らない人に合わせるか。ちょっ昔は誰でも知ってたことを今はそうでもないので悩ましいですな。。。


暗闇とガラスと光は、幻想空間を作り出します。美しかったです。

他にもたくさん展示はあるし、展示以外でも百段階段そのものが文化財ですので天井やら長押やらにも贅沢な装飾がたっぷりありましたので、通常時にも見に来たいと思いました。

詳しいことは解説ブログ的なのがどこかにあると思うのでそちらをご覧ください。

百段階段と言いながら99段だし、ちょっと昇ったらお部屋なので、足が普通に元気な方なら大丈夫だと思います。
ただし!
正面玄関から左手のエレベーターに乗って3階に昇って展示会場のスタートなのですが、待っても待ってもエレベーターが開かない。


このエレベーター40階くらいまであるの?押すボタンが違う?上の扇形のをジャンプして押すの?うっそーん。後ろに20人くらい列できちゃったよ、なんで?私が押したボタンが違うの??
と悩んでたら、何故かわかりませんがエレベーター点検が入ってしまって3階まで階段で昇ることになってしまいました。
私たちは普段仕事で6階分くらい駆け上り駆け降りてるので良いですけど〜。
煌びやかなエレベーター乗りたかったなあ。
エレベーターホールにも展示があるので、戻って見に行ったりしました。

お土産屋さんで手拭いとかマグネットとか買って、御徒町に移動して、ふわふわかき氷を食べました。この日のもう一つのミッション。




夏限定メニューがカボチャと枝豆。私は枝豆にしました。
このサイズで小です。にせんえんします。
最近流行りのふわふわ氷にボリューミーソース、初体験でした。
舐めてました。
ずんだ餡をずんだ餅3個分は食べましたわ。
満腹になり過ぎて、夕飯少食気味な私はともかく、同業仲間も、夕飯食べてこ!とはならず解散しました。最後は冷製スープ状態だったのですが、私は液体状になったらギブアップしました…

楽しい1日でした!


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2023/07/05

『少女都市からの呼び声』新宿梁山泊 紫テント公演

演劇を純粋な客として観に行ったのはいつ以来だろう。
コロナ禍もあったから余計になあ。
新宿梁山泊の『少女都市からの呼び声』紫テント公演に行ってきました。

ずーっと昔に、普通の劇場での公演を観に行ってました。
近藤結宥花さんが好きで、あんな感じの雪子を楽しみに行ってきました。



雪子、全然違いました…。
場末のスナックのママみたいな声であんなふうにあの歌うたわれても…
近藤さんの印象を持ちすぎだと思いつつしばらく辛かった…。
パンフレットによると、六平さんの田口に合わせると水嶋さんが良いという金さんによる配役だそうです。うん。今回は今回と思って観なくてはならない。と自分を諫めつつ見てたらちょっと慣れてきました。

ストーリーは本当に難解で、どう説明したらいいのか全然覚えてませんでした。
だけど今回観たら、なんでしょう。年の功でしょうか。何にも考えてないのでしょうか。
現実の場面と、田口の夢or幻想の場面と、差し込みの場面と(なんてじめじめした陽気だろう)フランケン醜態の過去と、有沢が見せられてる幻想と、そういったものが重なってる構造かと気づきました。一輪車に乗った島田雅彦なんて役があるから初見の人は訳が分からなくなりますが、初演で島田雅彦が客演してるからある役なんですね。

演出の金守珍さんが結構出づっぱりで、テンション高くて、一番大変そうな印象でした。まだ安田君主演の演出も若手公演もあるのにタフだな~。と思ってたら六平さんがアドリブでいじってました。

そうそう、田口役が六平さんで驚いたんですけど、初演が六平さんだったのですね。
しかもその時唐さんからダメ出しが全然ないくらい高評価だったとか。どんだけ!!

新宿梁山泊は満天星でも観たことありますが、テント公演もたまには良いですね。
むっちゃ客席も仮設な、単管と板を組み合わせて隙間だらけでチケットやチラシはもちろん靴も落としそうなところに、丁寧に手作りされてるっぽい座布団と、座席番号の札と、貸してくれる団扇と、ぶんぶんまわってる扇風機と、これから出演する俳優たちがメイクしたまま案内や物販してる感じ。
舞台面にも高さがないなか仕掛けをあれこれ仕込んだ転換、演出。


これ観に行こうと思ったのは、同業仲間が関ジャニの安田君が大好きで、チケットが奇跡的に取れた!と喜んでいて、え~何やるの~、え!これやるの!なんつー難しいものをやるんだ!え、新宿梁山泊バージョンもやるの?チケット、あ、取れた。って感じでした。
そのせいかしら。女性客が多かったなあ。私くらいの年代の女性。まあ、どの演劇でもアラフィフ女性が一番多い傾向はあるかもねとは思いましたが。

この作品、せりふ回しがキレイなんです。
唐さんの作品いろいろ知ってるわけではないですし、昔見た赤テント公演は舞台装置が汚いおトイレだったことしか覚えてないんですけど。なんかキレイなんです。
知人が鄭義信がすんごい好きでよく語られました。だけど鄭義信と新宿梁山泊っていろいろ揉めたりしてたんですね。当時からちょっと聞いたことあった気がしてたけど、そういうことか。。

ああ、近藤さんの舞台観たい。
今でも俳優さん活動は一応やってるっぽいけど...。

ミラノ座公演は観に行けないけど、皆さんが楽しめるといいなと思います。



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2023/05/24

太田記念美術館 浮世絵ネコづくし

先日、同業仲間と、太田記念美術館へ「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」を観に行ってきました。


江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし


私はネコ自体にはそれほど関心はないのですが、浮世絵となると、行ってみたいなと思い。
太田記念美術館、初めて行きました。ラフォーレの手前です。平日に行ったのに結構混んでて、外国人さんがたくさんいました。

普通に猫の絵や、擬人化された猫の絵が特に多くて面白かったです。絵本みたいになってるのも多いんだけど(絵草子?)ひらがなだと思われる文字もほぼ読めぬ...。
すごろくとか、切り取って着せ替え遊びするようなのとかもありました。
この美術館は館内に手ぬぐい屋さんの「かまわぬ」が入っていて、そこにもコラボグッズが売ってて、大判ハンカチというかお弁当箱包めるようなのを買いました。
あと美術館の売店でオリジナルガーゼ手ぬぐいが770円と安かったので2枚買っちゃいました。
ネコ好きの仲間はアクリルスタンドとか一筆箋とかポチ袋とかステッカーも買い込んでました。アクリルスタンドコンプ買いしてるお客さんもいました。
それにしてもここ、チケット売り場と売店と地下のギャラリーへの動線がぐっちゃぐちゃで...

そのあとラフォーレを通り抜けて、表参道ヒルズを見学して(初めて行きました。コンクリート打ちっぱなしで思ったよりシンプルでした。)仲間の一人が明治神宮に行ったことがないというので参拝しました。おみくじひきました。明治神宮のおみくじって、吉とか凶とかじゃなくて、お告げみたいなのが与えられるタイプなのですね。

そこから代々木に行って、でっかい餃子を食べて、新宿まで歩いて、仲間がビックカメラでマッサージガンを見たいというので見に行って、店員さんにいろいろ教えていただいて、検討します!と去ってきました。

ひゃ~、歩いた歩いた。
遡って、ランチは新宿で牛カツを食べたのです。
おいしかった~!
けど次回来るときは100グラムにしよう。おなかいっぱいすぎて夕食にした餃子を食べきれず仲間達に食べてもらって、帰ってきてシャワー中に吐き気がして洗面所に駆け出して餃子1個分くらい戻してしまいました。
う~ん。私は小食って程ではないと思うんだけど、同世代と同等の量は食べられないんだよなあ。。胃下垂のせいだろうか。




これ食べたらあとは寝るまでにビールとお刺身かお豆腐か何か軽いおつまみくらいでよい腹なのだ。だけど餃子食べたかったのだ。なんで吐くかなあ。もったいない。

今度は夏あたりに遊びたいな。暑いから映画かな。夏は割と繁忙期なのでスケジュール合わせるのが難しくなってきますの。だけど遊び相手がいるのは幸せだっ。


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2023/03/03

同業仲間とランチ会&関ジャニ∞ライブ映像鑑賞会

去年から時々、同業仲間とお茶したり映画見に行ったり女子会に参加させてもらってます。
今回は、私の高校時代の友人が勤めてる高級料理店のランチがお手頃価格なので行ってみませんかとお誘いしました。
友人はお店お休みの日だったんだけど、オフ日に規則性がない私たちが再調整するとだいぶ先になりそうなので、友人に頼んで予約して行ってきました。

そしたら、まあ、サービスが想像を越えて。
なので詳しく書くわけにはいきませんが、いや、このお礼はまた来るしかない!!
と、早々に4月に予約を入れました。

友人からすると私の快気祝いの気持ちも入っていると思われ。こりゃきちんと顔見せなきゃな。と思ったし、友人と面識のない同業仲間たちも、会ってお礼言いたいと言うので。
わたしたち、常連になっちゃう〜??

まず食前のドリンクをサービスしていただき…
遠慮なく紹興酒頼んじゃったわたし…





前菜、ちょっと食べちゃってから写真撮るの忘れてたことに気づいた。
お豆とかあったの食べちゃった。
同業仲間の1人が体質なのか生野菜を食べると具合悪くなっちゃうのでその旨伝えました。中華だからあんまり生野菜は出ないだろうけど、前菜にあったら火を通してもらえるようにお願いしました。
だからこうなのか、普段からこうなのかわかりませんが美味しくいただきました。
葉っぱに隠れちゃってるけど飴がけされた胡桃があって、1人は胡桃が苦手でいつも胡桃入りのお菓子とかはガンガン避けてるのですが何を思ったのか私より先に食べて「くるみ嫌いなのにこれ美味い!!!」と感動していました。
え!と、私もびっくりしました。



スープはメニュー上は季節のスープなのですが、ふかひれスープにグレードアップしていただいちゃいました。。。
やだ、私たち美肌になっちゃう…そんなにサービス、やりすぎでないですか??



次にコースメニューにない点心が運ばれてきて、え?うちじゃないんじゃない?あぶないあぶない。食べちゃうところだった。と、下げてもらったら、これまたサービスですって。立場の高いっぽい方が改めて持ってきてくださいました。
ふおおおお、大丈夫ですかこんなにしていただいて!!
すんごい美味しい!!



そしてメインです。
私は鶏肉を海老味噌で炒めたお料理をいただきました。
ほんのりと、海老の殻をカリカリにした風味がついた味噌で、辛くなく、柔らかくて美味しかった〜!!



そしてお粥と香の物。
蓮根とにんじんが入ってるって言ってました。
絶対体にいいやつ!!
ザーサイ美味い!!!


デザートは杏仁豆腐かアイスクリームを選べて、みんな杏仁豆腐を選んだのですが、なんとサービスで杏仁豆腐とアイスクリームとフルーツたっぷりのパフェにグレードアップされてビックリ!!
生野菜食べられない同業仲間は生のフルーツも避けてるそうで、もう1人の仲間にフルーツを託してクリームやアイスや杏仁豆腐を堪能してました。
なんか、ここまでしていただいてすみません…



と思ってたら食後のお茶もサービスしてくれるって言うのでそれぞれ飲みたいお茶選んで、頂きました。
これ、サービスしていただいた分だけでコースの値段分いっちゃわないか??
仲間の1人がすっごく恐縮して「地下に売ってるお菓子か何か差し入れしませんか」と言ったのですが、美味しいものを知り尽くしているであろう方々にデパ地下の何かをあげて何になりましょう??また食べに来ましょう!!
「けど、また来たよーって延々とこんなサービスさせ続けちゃ…」
「その時は何かお土産として購入できる何かをここで買いましょう!あげるお礼より購入するお礼!!」

ということで、3月からランチメニューが変わるのもあり、4月に私たちがオフを確保できるであろう日程をすり合わせて、友人が出勤できるか相談して、友人のシフトを調整してもらいました!!

ディナーでもいいんだけどさ、高いしさ、夜は席料とサービス料もかかって結構なことになってしまうのです。
私たちは、独身2人、既婚だけど子なし1人ですし、土日祝日は仕事で平日にしか休みを取りづらいので、平日ランチに行けてラッキーです。


そしてその後、かんじゃににハマってる同業者仲間がライブ映像を見てほしいと熱く求めるので、カラオケボックスでDVD or Blu-rayを見られる部屋を予約して4時間かんじゃにの洗脳を受けてきました。
私はむらかみくんとよこやまくんしか知らんかったです。そして脱退したメンバーもすばるくんは名前は知ってたけど事情はわからないし、もう1人のことは全然知らんくてすみません。

ライブ映像を初めて見て、むらかみくんもよこやまくんも、アイドルだったんだね!!と知りました。
そして7人体制からメインボーカル2人抜けて、残ったメンバーの病気や体調不良を乗り越えてこのコンサートに行き着いた苦労を初めて知りました。

…と言いつつ、職業柄、じゃにーずさんのこんさーとのとんでもない大変さにツッコミ入れまくる私たちでしたよ。
「水って特効さん?別の噴水屋さん?」
「どうなんだろ??(エンドロール見たら水は別管轄でした)」
「ドラムセットどうなってんの、突き出して迫り上げてるの?」
「そう。」
「ぎゃー楽器マイク全部ワイヤレスとは思えないし、ケーブル介錯大変、てかバスやタムはともかくスネアやシンバルやなんやとマイクが倒れないようにあれこれしてるんだろね、えええ(普通はそんなことする必要ありませんので)」
「高いところで雨に濡れてて滑るのにそんなポージングでパフォーマンスするのこわいこわいこわいピョンピョンしないで」

などなど、たぶんちょと違う方向からツッコミまくった4時間でした。

次回仲間と遊びに行く時は、ツアーでの全MC(全部打ち合わせ皆無のアドリブで楽しいらしい)とか、この時見たライブの次のドームツアーも見せてくれたいらしいので、うん、そういうパターンの女子会になるのかな、当分。

推しがいるのって良いよな〜。

私はいま、吸血鬼すぐ死ぬのジョンのカプセルトイを探すのが目下の楽しみです。これでもいいのかしら。

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2023/02/21

ホキ美術館に行ってきた。

 先日、ホキ美術館に行ってきました。

アクセスのよろしくないところに、写実画に特化した美術館があるとは聞いていて、うちからそう遠くはないのですがわざわざ写実画ばっかり見るの?と思ったり。

で、妹と着物を着て出かける口実にして行ってきました。

どーん。



なにこのモダンな建物は。
エントランス通り過ぎて一周しちゃったよね。
中にあるのは写実なのに、建物はコンクリートでこんな変な形。えええ。

館内の撮影はできないので説明します。
船の船内みたいなほっそりした部屋の両壁に絵画が展示されています。
あまり解説を読み込んでないのですが全部油絵っぽいです。
写実画描くなら写真じゃダメなの?
見せたいところを表すにはダメなんだろな。ってかレンブラントも驚きそうなこの強い光の感じが何故出せるんだろう。など、想像以上に見入ってしまいました。
後半の展示説明でありましたが、レオナルド・ダヴィンチくらいから写実で描くための技法が出てきて、油絵こそが写実絵画に向いているということで技術の発見?開発?が進んだそうです。筆の跡が残らない技法ってのがあるのね…。

それで後半の展示にはちょっとシュールなものも出てきて、一番驚いたのは、ご遺体の顔のアップ…鼻と耳に綿詰められてて、目のラインあたりに横に墨を散らしたような作品。
えっと。
故人への愛があればこういう作品も生まれるよね。
と思ってたらこの作品ポストカードになって売られてました。
どーすんのこれ!
飾るの?贈るの?
オフィーリアみたいな綺麗なご遺体じゃないのよ、リアルに死後の処置されてるお顔のアップなのよ。

私が一番気に入ったのは、かなり大きい作品で、白い空白い海の浜辺で、白いパラソル白いドレスのご婦人が、白い服を着ている幼児が波打ち際で遊ぶのを見てる絵でした。
よく考えるとこれって写実というか印象派に近いなあ。
ポストカードか小さめレプリカ欲しかったけど無かったです。
妹に「このサイズをポストカードにしたら人物は点だよ。」
と正論を言われ何も言い返せませんでした。
ここのミュージアムショップ、難しいですね。
写実ヌードをハガキサイズにすると写真にしか見えないし。飾る?贈る?絵のお手本にするには小さすぎる。
グッズも別に…いらない。ごめんなさい。
いやしかし絵の勉強をしてる人にはいちいちすごい技法な作品が沢山あるんだろうなあ。


さてせっかくなので館内のレストラン「はなう」でランチをすることにしてました。今は土日しかやってないそうです。ホームページでは予約が必要なのはディナーだと書いてたのに、行ってみたらランチも予約制と書いてあるので、チケットを買った時「ランチ予約制なんですか〜ホームページに書いてなかったですよ〜!」とゴネたら、今日はまだ空きがあるので館内ご覧になる前に予約をどうぞ。と言われたのですが時は10:30くらいでレストラン開店前。
「開店前ですけど突入して店員さん探していいんですか?」
と尋ねると、受付のお姉さんが声かけに行ってくれました。
なんか、ゆるいなあ。
私設の美術館ってこんな感じ?
ランチはパスタランチのコースのみ。
4月ごろ値上げするっぽいです。
美術館ランチで¥4,000超えたら痛いよな…



スパークリングを頼んだつもりなんですけど普通に白ワインだった?あれ?まあいいか。
イタリア料理のお店なのにハロッズのテディベアが並んでるのは何故?



前菜盛りだくさん!
レンズ豆の何か、海老(胴体を引っこ抜くと頭の中にワタを使ったらしい苦いソースが溢れ出てきて美味でした)、隠れて見えないけどブロッコリーのクリーム、オムレツ的なもの、オレンジ、イワシの何か、ローストビーフ、きのこ入りテリーヌだったかな。


メインのパスタは5種類から選べて、数量限定の牡蠣とペンネのグラタンにしました。
上のパン粉がサクサクで美味しかった!
牡蠣も3つか4つ、たっぷり入ってました。プリプリ。




デザートは、上のサクサクはメレンゲ。下にグレープフルーツのシャーベットだっけ、と、ココナッツプリンだっけ。ソースはグレープフルーツ。
わたし精神科の薬飲んでるからグレープフルーツダメだったのに、デザートで出てくるパターン完全に忘れてた!!
ま、いっか。と食べました。
美味しかったです。
たぶん問題無し。

着物着たのよ。


なんかね、ここの店員さんが面白くて。
店長さんなんじゃないかなあ?なのに、フランクな居酒屋みたいなノリで。
個人的感想としては石井正則さんみたいな雰囲気。
コース料理を出すイタリアンレストランって、マニュアル通り!みたいな印象があるけど、なんていうかノリがフリーダム。
なんか笑っちゃってたら
「僕よく笑われるんですけど、面白いですか?何にも面白いこと言ってないつもりだしマスクもしてるのに、なんで笑われるんでしょう?」
そういうところだと思いますプププ。
そしてお会計時にワイン分を忘れてくれて。言わなきゃ良かったかな。ちゃんと払いましたよ。
そして
「あの、ぜんっぜん関係ないんですけど、別件なんですけど、うちって結構お着物でいらっしゃるお客様来られるんですけど、何かあるんですか?」
それを聞いちゃうところがあなたが面白いところでしょ!!
「着物着る口実にね、美術館や博物館がちょうどいいんですよ。そして、ちょっと良いお店でランチしちゃう。そんな感じです。」
「なるほどおでかけの口実ですか。」
「そ。そ。笑。」


絵画も堪能して、お食事も堪能しました。

来週は同業者仲間とお食事会とDVD鑑賞会です。この日も着物着て行く予定です。



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2023/01/29

吸血鬼すぐ死ぬが好き。

 dアニメストアをチェックしたらいつのまにか2が始まっていたアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ2」。


TVアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」公式サイト


なんかねえもうツボなんですよこの作品。
たぶんコミックスで読んでも私的には違う気がするのでアニメだけ。
結構下ネタ満載なんだけどこのくらいなら大丈夫。
ドラルクが砂になって死ぬのって死んでるのとは違うんでないだろか、あんなにすぐ再生するなら。砂の状態でも喋れるんだから。と思うところもありますが面白い。声優さんが普通に、誇り高い不死のバンパイアっぽい声でヌハハハハハと笑うのにしょうもないことで「スナ〜」と死んだり、変身に失敗して「殺してくれ」と言ったり、料理が得意だったり、ジョンを溺愛していたり、家族を敬愛してたり、楽しそうだったらイケナイコトもやっちゃうギャップが好き。声優さんスゴイ。トマトジュースじゃなくて牛乳飲むところも好き。
あとジョンがかわいい。ヌーしか言わないのに今川焼きを買えるくらい街に馴染んでるのも良き。

あと私はギャップ萌えしがちな人なので、ショットが好き。いつも目元暗いしアニメで名前出たの遅いしあんまり喋らないけど変なフェチなのが面白い。

コロナ禍になって休止しちゃったけど以前トークショーをやってて(再開したかなあ?)仕事で何度かお会いしてる(けど私は特に用がないので挨拶以外喋ってない)声優さんが出演してて、トークショーではもう下ネタだらけで大変な方なんですけども、この作品でもなんかあの時のノリでワーキャー言ってるのも面白くて。
挨拶する時とかはちゃんとしてますよ、こっちが恐縮するくらいですわ。

短いストーリーでサザエさんみたいな編成がされてるので、ギャグのパターンに飽きる前に次の話になるので丁度いい。

あー楽しいな楽しいな。
私にもジョンみたいな使い魔が欲しい。


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2023/01/22

『毒展』行ってきた。

 国立科学博物館の『毒展』に行ってきました。

特別展「毒」 <オフィシャルHP>

博物館って2,000円もするんでしたっけ…そしてチケットももうペーパーレスが当たり前なのね…久しぶりにこういうところに来ました。そして久しぶりに着物を着て行ったのです!母の実家から発掘された小紋と、リサイクルショップで買った博多織の帯。小紋は裄と袖丈がちょっと短いのでマイサイズの長襦袢がはみ出すし袖の中でモゴモゴするし。羽織でごまかします!私は腕が長いので羽織はリサイクルショップでは丁度いいのがほぼ見つからないから、仕立てたいなあ。その前にもっとたくさん着物を着よう。


館内は結構写真OKなところが多かったです。まあ撮っても見返さないだろうからこれしか撮りませんでした。
「秘密結社鷹の爪団」とコラボしていて、結構シュールなギャグを織り込みながらの案内が面白かったです。
鷹の爪団ってよく見るけど何だかよく知らなかったです。テレ朝からNHKに移って有名になってたのね。
毒を使って世界征服をしよう!という意図で毒について調べていくんだけど逆に征服されちゃうじゃん無理じゃね?という流れ。
植物、動物、海洋生物、鉱物、化学物質、などジャンルごとに毒を紹介していく中で、鷹の爪も目に入ったら大変とか食べ過ぎたら大変とかいう意味では毒です、という展示がありました。これはもともと作るつもりなかったコーナーだったけど作ってもらえたと彼らが紹介していました。
何にとっての毒なのか、どうしちゃうと毒になるのか、使い方によっては薬です、といった多方面からのアプローチで紹介がされていて、玉ねぎやチョコレートやユリの花もおうちの犬猫にとっては大変な毒ですよ、という紹介もあり、とても見応えがありました。
平日に行ったけど結構館内混んでいて、サクサク見るのは難しいのでフムフムと説明を読みながら回ってたら結局3時間もいました。
音声ガイドは五条悟を演じている中村悠一さん。気になったけど借りなかったです。五条推しの知人に教えてあげたい。ん?五条が好きなのであって声優さんを推してるわけではないので興味ないかしら。

植物、動物、化学などの各分野の研究者さんたちがそれぞれ担当して解説を作っていて、最後のフロアで各研究者さんたちの考えとか体験談が読めるのも楽しかったです。すっごいたくさん蜂に刺されてる方とかいらして。研究って体当たりな仕事なんだなと感じました。机に向かってるのが研究ではないんだなあ。すごいなあ。
展示されてるものに、アクリルに閉じ込められた標本とかレプリカもあったけど、触っただけでもヤバいらしい植物を乾燥させて押し花みたいにされてる実物標本もあり。たいへんだ。
研究者コーナーに「私を刺した蜂」というタイトルで蜂の標本が展示されてたのがとても面白かったです。私のツボに入ってしまって思い出しても笑ってしまいます。「私を刺した蜂」。その蜂を確保したところとか、標本にしてやる〜と持ち帰った時の様子を想像したら…スゴイ…。そのまんまの名前を公式に案内プレートとして表示されるまでに至った経緯を勝手に想像して面白いです。誰か突っ込んだのだろうか、別のタイトルが検討されたのだろうか、特に揉めることなくサラッと採用されてたらそれはそれで面白い。

毒という恐ろしいものをユーモアたっぷりに紹介していた演出方法が良かったし、研究者の方々の愉快な様子も楽しくて。行ってよかった!

自分の経験で言うと、抗がん剤も毒なわけで。髪の毛が抜けるほどの、免疫力が落ちるほどの、私の場合手の甲の血管が崩壊してしまったほどのすんごい毒だけど、薬なわけで。開発してくれた方々はどんだけ変人なのでしょうか。褒めてます。感謝してます。何をどうしてこんな劇物を使ってみようと思ったのでしょう、そして治験に参加してくださった方々にも感謝しかありません。

展示を見る前にレストラン「ムーセイオン」で特別メニューの「真フグのクルート焼き 紫キャベツのソース マッシュルームのクリームスープ」をパンでいただきました。



レストランには入館しないと入れなくて。日時指定のチケットの、指定時間前に入りたくて聞いてみたら、今日のチケットを常設展とかの入口で見せて「レストランに行きたいのです」と言えば入れてくれるとのことで。特別展の入口は常設展をしているところの中にあり。特別展のチケットで常設展も見られますが体力もたない〜。けどシアター36◯は見ました〜。

お料理の話でした。クルート焼きというのはパイというかビスケットみたいな、小麦粉を使った生地を乗っけて焼く料理らしいです。フグってすごい弾力なんですね。固いんじゃなくてモッチモチで、ナイフで切るのもモキュモキュしました。だからフグって刺身もお鍋も薄く切るのか。フグ料理って食べたことないに等しいくらい知らんのです。
おいしーい!と騒ぐほどではないですが、緑色と紫色で毒々しさを出しつつピンク色やお花のトッピングで可愛らしさも出していて楽しかったです。マッシュルームのスープが美味しくて、結構たっぷり入ってて、良かったです。パンも美味しかった。国立の施設でこんなに愉快な体験ができるんだなと思いました。

2/19まで開催しているので、まだ見てない方、是非!





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