ラベル 美術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 美術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/09/01

和のあかり×百段階段 を見てきた。

目黒雅叙園 『和のあかり×百段階段 2023』を、同業仲間と一緒に見てきました。

和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ - ホテル雅叙園東京


あかりは私たちの本業でもあるのですが、何のためのあかりかで手法は全く違いまして、私たちはこういうのは守備範囲ではないです。展示物に仕事で馴染みの業者さんが出展しているのもあって、同業仲間を誘って女子会をしました。


展示物は写真OKでしたが、私のブログで全部解説せずともなことなので抜粋。この上の写真の作品は、影が天井に陰影を作って、最初の部屋としてのインパクトがとても良かったです。


この赤い写真は、柱から欄間からなにからに精緻な彫刻が施されている部屋で、そこにペットボトルを刻んだりハンダで溶接したりした水晶的なものやら、なんやらが展示されて、時間によってライティングの色が変化するのが幻想的でした。職業柄、どんな機材でやってるんだ?と覗きまくりました。知ってる機材ももちろんありますが、ちっちゃいのは私たちは知らないのばっかり!そして時々見える機材に貼ってある会社名のシール、学生時代の同級生がいる会社。笑。昔から展示系もやってる会社でしたからねえ。お疲れさまです。

歌舞伎座舞台と松竹衣裳のお部屋は、見慣れたものが至近距離に展示されてて、舞台のものを間近で見るので荒さが…一般の方は気にならなかったのかなあ…
人間ではないもののお役の衣裳がマネキンに着せられてました。
鷺娘って知ってるから、うんそうだよね。と思いましたが、知らない人が見たら、花嫁衣装みたいなの着てる人?で終わっちゃいそう。だけどこれで鷺娘を新たに知ってもらえればいいのかなあ…だったら、ぶっかえりして柳の枝振り回すまでの展開を並べて見せたら良かったのになあ。紅葉狩り好きだけど、まあ、四季で並べたかったのもわかるけど、うーん。。。知ってる人向けにするか、知らない人に合わせるか。ちょっ昔は誰でも知ってたことを今はそうでもないので悩ましいですな。。。


暗闇とガラスと光は、幻想空間を作り出します。美しかったです。

他にもたくさん展示はあるし、展示以外でも百段階段そのものが文化財ですので天井やら長押やらにも贅沢な装飾がたっぷりありましたので、通常時にも見に来たいと思いました。

詳しいことは解説ブログ的なのがどこかにあると思うのでそちらをご覧ください。

百段階段と言いながら99段だし、ちょっと昇ったらお部屋なので、足が普通に元気な方なら大丈夫だと思います。
ただし!
正面玄関から左手のエレベーターに乗って3階に昇って展示会場のスタートなのですが、待っても待ってもエレベーターが開かない。


このエレベーター40階くらいまであるの?押すボタンが違う?上の扇形のをジャンプして押すの?うっそーん。後ろに20人くらい列できちゃったよ、なんで?私が押したボタンが違うの??
と悩んでたら、何故かわかりませんがエレベーター点検が入ってしまって3階まで階段で昇ることになってしまいました。
私たちは普段仕事で6階分くらい駆け上り駆け降りてるので良いですけど〜。
煌びやかなエレベーター乗りたかったなあ。
エレベーターホールにも展示があるので、戻って見に行ったりしました。

お土産屋さんで手拭いとかマグネットとか買って、御徒町に移動して、ふわふわかき氷を食べました。この日のもう一つのミッション。




夏限定メニューがカボチャと枝豆。私は枝豆にしました。
このサイズで小です。にせんえんします。
最近流行りのふわふわ氷にボリューミーソース、初体験でした。
舐めてました。
ずんだ餡をずんだ餅3個分は食べましたわ。
満腹になり過ぎて、夕飯少食気味な私はともかく、同業仲間も、夕飯食べてこ!とはならず解散しました。最後は冷製スープ状態だったのですが、私は液体状になったらギブアップしました…

楽しい1日でした!


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

2019/07/29

芸術新潮 2019年 07月号

萩尾望都サマ大好きの私。

芸術新潮 2019年 07月号 は萩尾望都特集でしたのよさ!!!



萩尾さんのすべての作品が好きすぎてファンレターも書けないわたくしです。
だって
「全部大好き!神様!!好きすぎて苦しい!」
そんなことしかお手紙の文章に思いつかないくらい。
さすがに恥ずかしすぎて、ファンになって30年くらいになりますが、そんなわたくしです。

  ⇦こちらの画像をクリックするとAmazonに飛びます。

萩尾さんが作品を作り上げる上での下調べ。
それを自分の作品の中に昇華させる技量。

私は「百億の昼と千億の夜」も大好きで、阿修羅像を見るために興福寺に3回くらい行ったことがあります。
光瀬龍原作の、萩尾さんが描いた「百億の昼と千億の夜」。

もう、なにもかもが。
解釈も表現も技量もとてつもなさすぎて。

神。

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」


会期中ちょっと忙しくて、2回しか見に行けなそう。
うぐぐぐ。。。

もーね、
萩尾さんはね、
オリジナル作品が名作すぎるのは当たり前なんですけどね、
原作ありの作品もすごいんです。
恐るべき子どもたち
とか、ブラッドベリ原作のとか。
私がたしか中学生の時に国語の教科書に載っていた「霧笛」。

原作は

 ⇦こちらに。

萩尾さんによる漫画は

 ⇦これに収録されています。


国語の教科書に出てくる、海外SF作品の、灯台守りが怪獣?に出会うお話を、国語の授業としてどう解釈すればいいのか全くわからなかったものですが...

文字で描かれた物語を、目に見える表現で作る人になりたいと思ったのは、このあたりが由来だと思われます。


デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」

会期が短いよう!!!
オフの日にへそくり握りしめていってきます!!
鼻血出そう...

にほんブログ村 その他日記ブログ 40代女性日記へ
 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ 

2019/07/16

「クリムト展」

6月に「クリムト展」に行きました。


【公式】クリムト展 ウィーンと日本1900

きんきんきらきらの作品ばかりかと思っていたらそうではなく。
弟たちや、友人マッチュの作品が多く並び。

「接吻」も「水蛇」も、ないなんて〜!

それにしてもやっぱり画家ってモデルとできてしまうのですね。
クリムトあなたもでしたのね。
未婚なのに子供がゾロゾロいるって...。

クリムトのきんきんきらきら作品は、きらきらの額装ありきだとは思っていましたが、弟に作ってもらってたんですね。
なるほど。

クリムトの作品の背景によくある紋様みたいなのはなんなんだろうなあとずっと思っていましたが、日本の絵画に影響されたものなのだと。
やはり浮世絵が西洋美術に与えた影響って、ものすごいんだなあ。


上の画像は、左がチケット。
真ん中は、会場を出たところにあるガチャガチャで出てきたピンバッジ。
どちらも「ベートーヴェン・フリーズ」の中で描かれている人物とモチーフ。
下のは、人の顔みたいに見えるけど、模様のうちのひとつぶ。
右の缶バッジは、ミュージアムショップにあったガチャガチャで。
上はクリムトのなんか。
下のは関係ないけどミュシャの。
ミュシャの缶バッジガチャガチャは上野公園入り口のギフトショップのところにもあるのを後日見つけました。


左上が「ユディトⅠ」のポストカード。
左下が「ヘレーネ・クリムトの肖像」。子供の頃の妹に似てるのでつい買ってしまった。
真ん中は「女ともだちⅠ(姉妹たち)」
右は「ユディト」のクリアファイル。
ユディトは男の生首を持っているのですが、トリミングしてグッズ作るよね〜。
クリアファイルの裏側にはちゃんと生首もいます。
サロメもだけど、男の生首持って恍惚としている女ってなんかものすごい。

ん〜
クリムトはたぶん「接吻」がいちばん有名だと思うけどそれもなく。
私が一番好きなのは「水蛇」なんだけどそれもなく。
いいもん。うちに原寸大複製があるからいいんだもん(友人の家で飾るところがなくて持て余してるということで昔譲ってもらったのだ。)。


レストラン・ミューズでハヤシライス。
シンプルで美味しい。
福神漬けが赤く色付けされてないのもいい。

豊かな時間を過ごせました。



にほんブログ村 その他日記ブログ 40代女性日記へ
 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ 

2016/12/09

ダリ展

東京開催終了間近にやっとこさ『ダリ展』を観てきました。



ダリ展 | 国立新美術館 | 京都市美術館

ダリ、大好きなんです。チュッパチャップスのパッケージデザインはダリなんですよ!

スペイン生まれの奇才な芸術家、サルバドール・ダリ。
「記憶の固執」が有名だと思います。
私も幼い頃、美術の教科書や百科事典などでこの絵を見て、雷に打たれたような衝撃を受けました。

Salvador Dalí. The Persistence of Memory. 1931 | MoMA

まだアメリカでの大規模テロが起きる前に単身ニューヨークに行き、その頃は、「ティー、プリーズ。」さえろくに英語が話せず、アメリカ留学中の友人たちに何もかもすべてお世話してもらって弾丸訪米したとき。
MoMAで「記憶の固執」を見ました。
とっても小さな絵でした。
ダリの絵は、とてつもない写実力のうえに成り立っています。
崩すなら、完璧な写実ができないとなんだ。
衝撃でした。

何が何だか分からない絵を描くクリエイター。ダリ。
映像作品も作っている。
十数年前でしたか、日本で展示会があった時に見た映像作品「アンダルシアの犬」。
また見ちゃいました。
グロイのに。
意味分かんないのに。

今回の展示では、映像作品や、舞台装置や衣装デザイン、不思議の国のアリスの挿絵、宝飾品デザインなどが多かったです。
アリスの挿絵はジョン・テニエルが最高だと思っていまして、今でもそう思っているのですが、テニエルの挿絵は物語と一体化しているのに対し、ダリの挿絵は、物語に添えているんだか、ダリの絵のために文章があるんだか、わけがわからず。
どんどんアタマがスパークしてきてしまいました。

デスティーノというアニメーション作品は7分の未完作品で、脚本がダリ、製作はウォルト・ディズニー! すっごくファンタスティックでキテレツだった。
舞台美術のコーナーが結構多くあったけど時間が足りなくなった!
心から尊敬してるクリエイターさまの一人です。 今度スペインに行ったら絶対ダリ美術館に行こう!!

グラマラスな唇ソファーの写真は「メイ・ウエストの部屋」再現。
ここだけ撮影可能。 女優さんの顔になってて、鏡越しに写真を撮ると髪の毛とイヤリングも映ります♪
私の2つ前くらいのおじさまは、鏡に接近して撮影していました。
私はiPhoneで、縦長に撮りたいけどワイドが入らないので離れて、口や鼻と自分がかぶりたくないのでしゃがんで撮影したんですけど、その結果、映らなくていい天井も入っちゃいました。このために20分くらい並びましたが、この奇天烈ルームに自分が入った写真が撮れたのはきっと一生の記念になります♪







最後の写真はお土産物。
左上が溶けてる時計のキーホルダー、その右が、ガチャポンみたいなのでゲットした"The Sense of Speed"の中の何かのピンバッジ。ガチャポン引くために300円と交換した1ダリ。チケット半券。
このガチャポン、卵形カプセルに入ってコロコロと落ちてくる、ガチャポンというよりガラガラ福引きタイプ。この卵カプセルが開かなくて開かなくて、帰宅してカプセル破壊する覚悟で接合部分を押しまくってやっと開きました。

ダリの絵はタイトルだけでも奇天烈で面白いの。
『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』 
『海の皮膚を引き上げるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む』
なになになんなの⁉︎って気になるでしょ‼︎
ぐぐったらたぶん出てくるから、見てみて!!!



あ〜。
しあわせでした。

にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ
 にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ 

2016/10/08

ピーターラビット展

先日、ピーターラビット展に行ってきました。


ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展







東京は今月11日で終わってしまいますが、福岡、仙台…と続くようです。

Bunkamuraミュージアム前の広場には、こんなふうにポターの世界の一部を再現した展示がありました。



かわいい。

平日で、開館してまだ20分くらいだったのに既に人がたくさんでした。
ポターの原画がたくさん展示されていました。
その原画たち、驚くほど小さくて。
手のひらサイズ以下のものがほとんどでした。
後年になって少し大きな紙に太めの線と変わって行ったようですが、繊細なラインに優しい水彩で色付けされた原画たちは本当に美しくて可愛らしくていとおしいものでした。
ポターはカエルやコウモリを含む小動物の骨格を自ら観察、研究しているからこそ、ウサギやカエルが二本脚で立ったらどうなるかをリアルに想像できたので、このような作品ができていったそうです。

イヤホンガイドはディーン・フジオカさんによるもの。
展示の説明には書かれていないことを語ってくれるので、おススメです。
(けどなんでディーンさんにしたんだろう…)

グッズ売り場はぎゅうぎゅう。
公式ホームページに載ってないものもたくさんありましたよ。
ポストカードやクリアファイルはそれはもうたくさん。
…なのですが…。

ポター生誕150年だから"150"をアピールするのはまあいいんですけど、バランスが悪くて。
シールは絵柄よりも150の方が目立ってなんか変だし…
ペンケースとかは何故か真っ赤でピーターラビットらしくないし…
歯ブラシポーチが数色展開であったんだけど、普通の携帯用歯ブラシ入れの倍以上ありそうな深さ。
歯ブラシと一緒にシャンプーやボディーソープも入れろってか?
Tシャツは寝間着にするしかないような、普段使いしにくいレイアウト…。

そんなわけで財布の紐が締まってしまい、購入したのはこれだけ。


A4クリアファイル。
ラムネ菓子2種(缶が欲しかったので。ブラウンとブルーを購入しましたが、ピンクもあります。)
ジマイマのチャーム。

そして、レジ横のミュージアムショップで、イギリス繋がりなのか、テニエルのアリスの缶バッジガチャポンがあったのでチャレンジ!
5種類くらいありました。
トランプのウサギが出ました!
(上の写真の、クリアファイルの右下に映っているものです。)
もう数回やってみればよかったなあ…。



ピーターラビットを楽しんだあとは、宮益坂を登って「うさぎ」というレストランに行きました。


渋谷 うさぎ ウサギ(宮益坂/ダイニングバー) | ホットペッパーグルメ

アボカドを使った創作料理が売りのようです。


いい雰囲気のエントランス。
この日のランチメニューは5種類くらいだったかな。
曜日によって違うようです。
アボカドの冷製パスタにしてみました。


うわ!
想像と全然違った!
ふわふわアボカドクリーム!!
混ぜ混ぜすると…


海老とイクラが出てきました。
お好みでレモンを搾ります。
もともと少しだけ酸味がある感じで、味がちょっとぼんやりしていたのでレモンを搾ってみました。
私はあまり味が薄いと感じることはないのですが、珍しく、ちょっと、物足りない感じがありました。
まあでも美味しい。

うさぎ尽くしの一日でした(^ ^)


 ピーターラビットのすべて: ビアトリクス・ポターと英国を旅する


 塗り絵で楽しむピーターラビットの世界 (ブティックムックno.1290)


にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ