2021/04/20

乳がん手術入院のつれづれ その7

 今回は、痛みについて書きます。


・痛みについて

私は多分、痛み止めが効きづらい体質なんだと思います。
入院したときに対応してもらった看護師がちょっと不思議な人で、いらん情報をくれまして。
私はお酒に強いです。中年になって、ビールには本当にアルコールが入ってるのか。と認識できるようになって酒量がやや減った感じに。ワインは一晩で1本空けるのは余裕です。
がんと分かってからは断酒してますけれど。
「お酒に強い人は、麻酔にかかりにくい場合があります。」
と言われまして。
アルコールを代謝する機能が高いということは、麻酔の成分もさっさと代謝してしまう、という考え方があるようです。
へ〜。
私にそう言われてもなあ。麻酔科さんに頑張ってもらうしかないしなあ。
その看護師さんは、そういえば言ったっけ。と、麻酔が効きにくいかもしれないことを2回教えてくれました。ハイハイ。だからどうしろと。
更に、余談ですが、私の手術時間は4〜5時間の予定で、他の人より長いということも何度も言われました。
そう言われても私、寝てるだけだしなあ。
1人で延々待ち続ける父が大変だろうけど。
実際、Tさんは4時間くらいで帰ってきたような。
抜糸のときに形成外科の主治医にそのことを聞いてみたら、
「それを患者さんに伝える意図がわからない。」
と言われました。
「人によって術式は違いますからね、長いとか短いとかそういうのは関係ないですよ。」
と言われました。
明細を見ると、私に麻酔をかけていたのは4時間32分と書いてありました。
へ〜。
で、その、お酒に強いと麻酔にかかりにくいという理屈でいくと、痛み止めの成分も効きにくいのではないかしら〜。
私は普段生理痛などに悩まされることが年に数回あるかないかで鎮痛剤をそれほど使用しないので実感ではよくわかりません。
手術後から、痛かったことを延々と書いていますが、薬を入れてもらえばそこまで痛くないかもしれないよ。ということを先に書いておきます。

入院中に痛かったのは手術した縫い目ではなくて、右乳房があったところ全体です。
大胸筋の下に異物が入っていて、筋肉が引っ張られてるから、痛くないわけがなく。
点滴での痛み止めは手術翌日で終わり、ロキソニンのジェネリックであるロルノキシカムの服用に変わりました。胃薬と同時に服用し、毎食後。それでも痛いときはカロナールをもらう感じでした。


本当にあの痛さをどう例えたらいいのか。
大胸筋の筋肉痛なんて、実感したことないし。
成長期に胸に痛みを感じることがありますが、あれとは全然違います。
ロルノキシカムは4〜5時間の効果だそうです。
私は数日間、夕方17時くらいになると右腕が重くなって痛くて辛いようになり、乳腺科の主治医が来たときに伝えると
「お昼食べた後に飲んで、4時間は過ぎたくらいだもんね。素直な体ね、薬切れる時間だから。」
と言われて笑っちゃいました。

痛み止めが効いている間は、じっとしていれば特になんともないのです。
動くと痛いんです。
何より、横になることと起き上がることが拷問のように痛くて。
退院する前日まで、電動ベッドを使わずに起き上がったり横になったりするのは「無理〜」と涙目でした。
少しづつ角度を浅くして練習しました。
リハビリの方にも起き上がり方を教えていただいて。
家には電動ベッドなんかないですから。
私の場合患部が右なので、左を下にして、柵とか捕まるところもないので足を曲げてまるくなるようにしながら、または足を先に下に降ろして、左腕で上半身を起こす。
という感じに。
この、起こす時が痛いのなんの。
私は家のベッドが右側から降りる配置にしているので、逆にしないと辛いかしら。
と入院中結構考え込んでいました。
けどなんか突然、それほど痛がらずに横になったり起き上がったりできるようになり。
あれれ?
驚きました。
帰宅してからは、ベッドの配置を変える必要なんて皆無で、するっと起き上がれるようになってました。

寝ている間に、体勢のちょっとした違いで激痛が走り。
私は枕を右の腰から背中にかけたあたりに置いて、右上半身にかかる負担を軽くするように頑張ってみました。
痛くない体勢を見つけるまでが大変でもう本当に。
痛いけどもうちょっとこっち向きになったらどうだ、無理だ痛い〜〜〜。
と、ほんの小さな動きに声なき悲鳴をあげつつモジモジしてました。

友人が
「自分が超合金ロボットになったみたいに痛かった。」
と言ってました。私の場合、右上半身に、体にぴったりフィットした鋼の鎧を装着されたみたいにガッチガチにされたような痛みが起きることがありました。
辛かったわぁ...。
それでも、動かせる限り背中や肩、腰回りの筋肉の位置を少しずらすと痛みが治まったりしました。


そういえば。
手術後の夜、右上腕の内側が痛くて痛くて、見回りに来た看護師さんに伝えたのですが
「そこは手術では触ってないから...手術後の一時的な痛みだと思いますよ。」
「時間経過でおさまりますか?」
「そうですね。」
と言われました。本当に治りました。
退院してから後輩に話したら
「手術の時腕を上げたりなんだりされまくったんでしょ、そのせいじゃないっすか。」
と言われてものすごく納得しました。彼女は乳がんとか経験してないので完全に想像ですが。すごい想像力だわ。
ただ、Tさんは退院後もそこに痛みを感じていたそうで。手術の時ここにつながる神経に触ったのかなあと言ってました。実際のところはどうなのかわかりません。

右の大胸筋を補助するためか、私は背中の右側の痛みに悩まされました。
乳腺科の主治医に「そうなる人よくいる〜。」と言われました。
ちょっとあんまり辛いので、湿布を処方してもらいました。
手術してなくても自分じゃ貼れないところなので、看護師さんに貼ってもらってました。
気休めだったかもしれないけど、貼ったほうが楽だったです。たぶん。
右の背中の痛みは今でも起きます。もうこれはただの筋肉痛かも。

今でこそわけがわかってきましたが、入院中はよくわからなかったこと。
胸のふくらみの、右の端っこのあたりがプニプニで。
その上の、胸のふくらみが始まるところより上のあたりもプニプニで。
これは何なんだ?腫れ??
触っても痛くないけどなんだこりゃ。
と思ってましたら、切除を免れた自分の脂肪をここに集めてるのだそうです。
上のやつは、皮膚をわざと上に寄せて、内側で縫いとめているのだそうです。
シリコン入れ替え手術で仕上げをするときに使うみたいです。
こういう状態なので現在の私の右胸はなんとなく四角です。

脇の下に時々何かを挟んだような違和感があったりしました。
今思うと、縫い目のところの腫れ?自分では見えないので腫れてるのかどうかもよくわからず、ドレーンの管だったのかもしれず。


退院して家のお風呂に入りながら気づいたのが、脇の下を少し切って縫われてることでした。
リンパ節の切除ってここからなのかなぁ。
病院のお風呂には鏡がなかったので家に帰るまで全く気づきませんでした。
脇の下のムダ毛を処理するときは脇の下の皮膚を引っ張りながら抜いてたのですが、もう引っ張れそうにありません。つまむことしかできないわ〜。
上腕もまだ90度とほんの少ししか上がらないので、ムダ毛処理できないでないの...
腕上がらなければ見えないんだから、いっか。はみ出さなければ。

ロルノキシカムの服用は3日くらいで終了して、私が結構、時間通りに薬が切れて痛がるからかなんなのか、トラムセットという薬のジェネリックのトアラセットというお薬に変わりました。こちらは胃薬を同時に飲む必要はなく、ロルノキシカムは1日4回飲むと胃が荒れるので1日3回だけど、トアラセットは1日4回飲めるので、寝ている間に薬が切れて痛みで目がさめることを防げるそうです。退院後もこれを処方されてます。毎食後と寝る前、1日4回服用して、それでも痛いとき用に頓服でロルノキシカムを処方してもらってます。ですが、頓服として飲んだのは2回くらいかな。

トアラセットは副作用として吐き気や眠気、便秘などの副作用があるそうです。
私は眠気の副作用しか出ませんでした。
処方された初期は、朝食後にこれを飲んだ後眠くて眠くて、漫画を読もうにも全然読めてなくて、諦めて横になってました。明るくて眩しいのでアイマスク代わりに畳んだハンドタオルを目に当てて。
看護師さんがバイタルチェックに来ても、眠いです...と言って寝たまま対応してもらいました。
今はそこまで眠くはなってないと思います。
何せ業界的に仕事がなく、コロナ的に外出自粛で引きこもっていますので...。
時々外出すると、久々の屋外のせいか、トアラセットによる眠気のせいか、なんなのか、ポワポワしてしまいます。転んだりぶつかったりしそうで、慎重に動いてます。

Tさんはこのトアラセットの副作用の眠気と、吐き気と便秘も、退院後もおさまらず、とても大変だったそうです。違う薬に変えてもらってからは動けるようになってよかった、と連絡がありました。
一般的にはこれらの副作用は数日で治るそうです。
従兄がこれの開発チームにいたそうで、説明してもらってなんだかとても心強く感じました。
乳がん手術を伝えている仕事関係者に、結構元気であることを伝えるために、Facebookで毎日の食事の写真を載せていたのです。それを見て、どうしたんだ?と思った従兄が連絡をくれて、そうかそうか、そのオリジナルの開発したんだよ、もちろん1人で作ったわけじゃないよ、と聞いて驚きました。


ジェネリック医薬品については、私は進んでは使わない派です。
別の従兄姉が医者と薬剤師で、ジェネリックを使うとオリジナルで発揮する効能が出ないことがあって困ると聞いて。
けどこの病院は公立病院だからかジェネリックを積極的に使っているようで、この薬でここの医者が良しと判断してるならそれでいいや。と今回の手術を経験して考えるようになりました。

退院してからの痛みはほとんど薬でコントロールできてます。
縫い目のところが服に当たったり擦れたりすると痛いな。くらい。
バストトップと縫い目のところに1日1回くらい軟膏を塗るように指示されています。
寝るときもブラジャーを装着するように、とは言われていませんが、ブラジャーをしないでいきなり部屋着を着ちゃうと軟膏が部屋着の内側にべたべた着いて取れちゃうじゃん?と思って、ずっとブラジャーを着けています。
友人や、他の方の体験談を読むと、術後一ヶ月はバンドとか、専用のタンクトップみたいなので締めてた方もいるようですが、私はそういうの何にもないです。
乳腺科の主治医に聞くと、私の場合、バストトップを残したけど結構ギリギリなので、栄養を行き渡らせるために締め付けることは避けているのだそうです。
そ〜なのか〜〜〜〜。


痛みとは違う話題になっちゃってますが、ブラジャー。
手術後腫れてワンサイズ大きくしないと、という体験談をいくつか読みましたが、私は全然そんなことなかったです。ユニクロのエアリズムのリラックスのMサイズを脚から装着(腕が上がりにくくて頭からつけるの大変)でじゅうぶんです。
再建が終わると、再建した胸の方を大きめに作るためにブラジャーのサイズが上がるそうです。まあそれでも私の場合、エアリズムのリラックスに関してはこのまま使えるんじゃないかしら。
ちょっとステキなブラジャーを新調するときは、試着しないとですね。


手術翌日の晩ごはん。
麻婆豆腐と、茄子の、何だったっけこれ。
父が「おかずが少ない!」と言うのも今では分かる気がします。
そして普段どれだけ食べ過ぎているのかを痛感させられます。
私は何故かリンゴをたくさん食べると吐いてしまうのですが、少しなら大丈夫、と伝えてありました。
これくらいなら大丈夫でした。
別の日に、もう少しだけ多めのリンゴが出たときは食後にゲップが出ました。まあそれだけ。
叔母がお見舞いにと上等なリンゴをたくさん送ってくれて、どーしましょ。と思っていましたが、少しずつゆっくり食べているせいか、上等なリンゴだからか、なんともなく、美味しくいただいています。


次回は、何の話をしましょ。
そうだ、抗生剤とドレーンの話でも。



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2021/04/19

乳がん手術入院のつれづれ その6

  今回は、手術開始から、手術後〜翌朝までについて書きます。


・手術開始から、手術後〜翌朝まで

私は学生時代に病院のお掃除のバイトをしたことがあります。
土日にワックスを剥がしたり塗ったりしてました。
そのとき大きな病院のいろんな部屋を見てヒャアアア〜となったことはありますが手術室は入ったことなかったです。
手術室前室みたいなところで一旦椅子に座り、点滴の袋を看護師さんが点滴台から手持ちに持ち替え、手術室の扉の中から麻酔科チームと思われる方々がいらっしゃいました。
ヘアキャップを被せてもらいながら、氏名と、これから行う手術の内容と部位を自分で言いました。
私の場合
「◯◯namiです。右乳房摘出とエキスパンダー挿入です。」
「右ですね。」
「はい。」
という感じです。
移動する時点からすでに私は、お注射頑張ろうねと大人たちに励まされている幼児のように扱われました。
手術室は中に更に4部屋だか6部屋だか8部屋だかわからないですが、廊下を挟んでいくつもありました。
棚にはなんだかよくわからないものが積んであり。
「うわ〜、うわ〜、はじめて見ます〜。ぶつくさぶつくさ。」
「そうですよね〜」
「うわあついに来てしまった〜」
麻酔科チームの別の方々と思われる人々に、ゴーグルの奥の目しか見えないけど多分笑顔で
「はい、こんにちは〜。こちらへ来てスリッパ脱いで横になってくださいね〜。は〜い。」
幼稚園児に戻った気分で
「よろしくお願いします!」
と言って、ねまきのまま横になり、胸をはだけました。
私は針検診の後のガーゼを止めたテープで皮膚が引っ張られて裂けてしまった跡がまだ残っていて、そのことを「あらら〜」と言われたり、バーバパパのマスクを褒められてエヘヘ〜と言ってる間に、マスクの上から酸素マスクを当てられ、点滴の袋に薬を注入したんだったか袋を変えたのか忘れました、
「はいでは眠くなるお薬入れていきます少しチリチリするかもしれません〜。」
「あ、手首がチリチリ、あ、腕にきました」

ここで記憶がカットアウトされています。

何かとても平和な夢を見ていました。全く覚えてないけどとても平和でした。
突然左の耳元で名前を呼ばれて
ぱちくり。
「はい?」
「手術終わりましたよ〜。」
あ、そうか。気持ちよく寝てたけど私手術だったんだ。終わったんだ。わあ、ホントに目が覚めたら終わってる〜と面白くなってしまい
「ホントに目が覚めたら終わってるんですね!」
と言ったけど声がカサカサで出ませんでした。口開けて寝ちゃったときみたいな。
「わあ、声が出ない!」
「酸素の管を入れていたのでね〜。しばらくそんな感じかもしれませんが戻りますからね〜。」
そんな会話をしながら大勢の人がさっさかさっさか作業をしていて、あれ?このお尻の感じ、わたしノーパンじゃない?右の胸、大量のガーゼ、あ、
「いたい〜」
「お部屋のベッド来ましたから移しますね、よいしょってしたあと少しガタッとします〜」
「は〜い、わあホントにガタッとした〜。」
振り返ってみるとどんだけガキンチョのような言動なのでしょうかわたしは。
あれ、ぱんつはいてないみたいだけど上も左胸にタオルか何かが乗ってるだけで、全裸じゃね?
病室のベッドに移ったらサササッと、おむつが装着されました。尿道カテーテルの違和感は全くなし。
上半身は、ガーゼみたいな柔らかい生地の、赤ちゃんの服みたいに袖などをスナップで止めるようなものを着せられました。前はガウンみたいに左右で重なってるだけと思われる。
たしか、同時に心電図の付け替えをやっていたような。あとで気づきましたが検査で使うような心電図のポチポチやケーブルよりもちっちゃいのがあっちこっちにくっついていたようです。それと、左手の指に挟まれたパルスオキシメーターがモニターの子機みたいなの(携帯用充電バッテリーくらいの大きさで、液晶画面が付いていて、それが病室の壁に着いてる信号コネクタに繋がれて、モニターチェックをしていた模様)とりあえず人差し指に挟みますけど嫌だったら他の指に付け替えていいですからね〜と言われる。は〜い。
乳腺科の主治医が
「おつかれさま〜。リンパ節ね、少し大きめに取ったから、むくむほどではないけど気をつけておいてね。」
「じゃあ今後は右腕で採血とか血圧測ったりは控えたほうがいいということですか?」
「その通り。」
これだけペラペラ喋ってるので、看護師さんか麻酔科の方が
「麻酔の目覚めはバッチリです!」
と言ったので
「知り合いに麻酔寝覚め最悪だって脅されてたけど、全然気分爽快じゃないですか、痛いけどぉ〜〜。」
うるさいからほっとかれたのか、声がちゃんと出てない中、ベッドを動かしてる音で聞こえてないのか、とりあえずそこらへんはほっとかれました。
エレベーターを待つ間
「いたい。いたい。」
と言っていたら主治医が
「お部屋ついたら痛み止めの点滴しましょね〜。」
あ、今痛み止め入れられてない状態なのか。
部屋のフロアに到着して、父に顔を見せ。
「おお〜目さめたか。」
「目覚め爽快。気分は非常に良いです。痛いけど〜。」
「5時間くらい寝てたからな。」
「そうなんだ。」
貴重品箱の鍵を返してもらい、最初は左手首につけられたのですが点滴の管に当たると手首に刺さってる針も動いて痛いので右にしてもらい。
あら、右手、肘から下は自由に動くんだなあ。足も動くぞ。足でじゃんけんぐーちょきぱー。右胸痛い〜。
なんだか無性にいろんなことが可笑しくて笑っちゃうんだけど痛くて笑えませんでした。

ベッドが定位置に戻ってくると酸素マスクとかモニターケーブルとか点滴とかがサササとセッティングされました。
やっぱりこのご時世だからマスクの上から酸素マスクするのか。
手術中はどうなってたんだろう。気管に管通しながらマスク、うええ??どうでもいいか。
私はストレートネックが原因なのかストレートネックの原因だったのか、ここ数年は枕を使わないほうがいいので外してもらいました。
下半身には電気毛布がかけられていたそうです。それはもういらないかしらね、と外してもらい。羽毛布団だけがかかってる状態。
何故それを看護師さんに聞いたかというと、腰から下はおむつ以外何もつけていない気がするけど何か布が肌に触れている、つまりどういうこと?と思ったからです。
こういうことかぁ〜。
羽毛布団の下には、この柔らかいトップスと、おむつだけかぁ。

かかとが痛い。
3年前に手術した友人が言ってたんです。かかとが痛かったって。
手術中に体を起こしたりなんやかや動かすらしくて、そのときかかとが引きずられて靴擦れ状態になったみたい、と。
私は擦れたような痛みはなかったのですが、ずっと堅いところに当たってて疲れてるような痛さがありました。
膝の位置を変えてみたり内股にしたりがに股にしたりして痛くない位置を探したけど結局痛いので、足に枕を置いてもらいました。楽になりました。
枕さん、なんか違う仕事させてすみません。

痛み止めの点滴を入れてもらってもなかなか楽にならず。
乳腺科の主治医が
「もう半分入ったからそろそろ痛みは治ると思いますよ〜。」

自分の部屋に帰ってきたのが18:30前後だったと思います。
点滴の袋が空になった。
いたい。
いたいぞ。
人の出入りがワチャワチャあり。

「術後2時間確認問題なさそうなので、酸素外しますね〜。」
「は〜い。」
「どうですか〜。」
「痛いです〜。」
その直後に、消灯〜。

どのタイミングで言ったんだったかなあ。どうにも痛くて。
あの痛みをどう例えたら良いのでしょう。
外傷性の痛みなんですけど。あたりまえですけど。
乳腺取っちゃって大胸筋の下に異物入れてるんだから痛くないわけがないっ!
寝てる体勢を変えていいと言われても激痛で動かせないっ。
消灯してしばらく頑張ったんだったかな。早く薬効いてこないかな〜って。
けどどうにも痛いのでナースコールしたんだっけな。見回りに来たときに言ったんだっけな。
手術後に点滴してもらった痛み止めは、金庫で保管しているいわゆる劇薬らしく、連続して点滴してはいけないらしく、確認してくるからちょっと待ってて。と言われ。少しして、劇薬ではないけどよく効くという点滴を入れてもらいました。それが落ち切ってもやっぱりいたい〜。

そうそう。
寝る前の薬を飲むかと聞かれたんです。私の場合常用してる睡眠薬です。
そのときは手術後2時間半くらいですからまだ興奮してるし、痛いし、痛さに気絶して寝るだろうなと思って、いらないって言ったんです。
気絶しなかったんです。
2本目の点滴の前だったか最中だったか、やっぱり飲む!と言って飲ませてもらいました。
ここでストロー活躍です。

睡眠薬飲んでも、痛み止めの点滴2本目打ってもいたい。眠れない。
いたい。いたい。いたい。
ナースコールして3本目の痛み止めの点滴。
一定時間経過したので、1本目と同じ点滴が使えるとのことで、強いや〜つ。
いたい。
午前3時だったか、4時を見たか...。
ちょっと寝たみたい。

朝が来て。
前後関係はよくわからなくなりました。
6時くらい?乳腺科の主治医とほか白衣の人たちがわらわらわら〜と来て。
そのとき電動ベッドの機能で上半身を少し上げたんだったかなあ。
「どう〜、眠れた〜?」
「3本目の点滴を打ってもらってるときにちょっと...あ、痛みがなかなかひかなくて痛み止め3本打ってもらったんですけど」
「聞いた聞いた〜。気持ち悪くない?」
「気分はいいです。いつもよりいいくらいです。痛い以外は。」
と言ってる間に上着をはがされ、あっちこっちについてた心電図のぽちぽちが外され、バストトップのところにかぶさってるガーゼを外して確認され。そのとき初めて術後のバストトップの状態を見ました。
あ、ちゃんと残ってる...
黒いかさぶた状態だけど...
右脇の下の、乳房の膨らみの始まるラインの、タンクトップを着ても目立ちにくい位置から切ると言われていて、そこは特にテープングとか何かされてる様子はなく。
あれ?
ドレーンの管を固定してると思われるテープは見えるけど、傷口は自分では見えない。
傷の具合を確認され。
「うんうん、順調。」
そうしてる間に形成外科の方と思われる男性がバストトップに軟膏を塗り。
うん、病院って、やっぱり異世界だなあ...
と感じました。

私たちのやってる舞台芸能のお仕事でも、転換のときなんか特に、無言で各セクションが迅速に動き回るわけで、それはこの状況とどこか似ているところもあるのですが、私たちの仕事では直接お客様に触れることは一切ありません。
医療現場の方々は、人間相手にそれをやってるんだなぁ...。
私たちも、目的は、人間(お客様)の愉しみのために動いていますが、医療現場の方々は、人間の命に関わることを、人間に触れながら、人間の心にも触れながら進める大変なお仕事だなあ...。
と、感じました。

傷や皮膚の状態、排液(Twitterに「廃液」と書きましたが、本当は「排液」のようです)の状態も良し。ただちょっとだいぶ痛がってる、という感じだったみたいです。

それから若い看護師さん2人が、体拭くから、って来たんだったかな。
ショーツはどこですかと聞かれ、棚の青い巾着の中です、黄色っぽいポーチの中にパンティーライナーが入ってあるのでつけてもらえますか。と頼み。
おむつを外され。わお。
おお、ちゃんと尿の管通ってるんだ、動かされても違和感とか何も感じない。
上半身の前側を拭いた後、下も拭かれ。
うむ。この人たちは仕事でいつもやっているんだ。恥ずかしがることはないのだ。それどころではないのだ。痛いのだから。
腰を少し上げて。と言われても拷問のようで。どっこいしょ!と、ぱんつをはかせてもらい。
では座りましょう。と言われても。
それ以上上半身を上げられる気がしない〜。
と悲鳴をあげても完全スルー。問答無用で角度を上げられ、そこから座る角度に、えいっ、と押されました。ああああ。
背中を拭いてもらい、ガウン式の寝巻きを着せてもらい。
座ってじっとしてれば騒ぐほど痛くないけど、動くと痛いよ〜。
「では点滴を押しながら歩いてみましょう。」
えええええ〜
わたし手術から帰ってきてまだ15時間経ってないんですよ〜鬼かよ〜
足を下ろしてベッドに座る姿勢になるだけでヨロヨロ。
そこから立ち上がり。ひいいい。
一歩。一歩。
右胸が痛いだけでなんでこんな、起き上がるだけ、立ち上がるだけ、一歩歩くだけが大変なの。ヨロヨロ。
「気持ち悪くないですか?」
「気持ち悪さは全くないです。」
そのままトイレまで行って、戻ってきました。
「トイレまで行けたので、バルーン抜きますね。」
バルーンって、導尿の管のことだったのか。
ベッドに浅く腰掛けて、またぱんつを下ろして、
「息を吸ってください。ゆ〜っくり吐いてください。」
ふ〜、っと息を吐いてる間に管が抜かれました。
想像の3倍くらい長い管が出てきました。
「そんなに長いのが入ってたんですか。」
「そうなんです。」
あとで分かりましたがこの看護師さん、オペ室付きから移動してきたばかりだそうで。なんか他の看護師さんとペースが違うなと思ってたんです。

歩く練習をしたのが朝食前だったか後だったか忘れました。
手術後初めての食事がこれです。



私は中年になってから牛乳をごくごく飲むとお腹を下すようになったので、牛乳はやめてもらい、毎日朝食時にヨーグルトが出されました。
通常は牛乳が出されてるみたいです。
この献立に牛乳って。
右上の黒いのはお茶です。毎回、一杯付いてきました。
食事の写真は毎回撮って、父と妹にLINEで見せてました。母はアナログ人間なのでLINEとか一切無理で、父が見せてたと思います。
ご飯の量が毎回多いなあ。と、私も、写真を見ていた妹も思っていたのですが(父は、おかずが少ない!と言っていた。)ごはんだけでも結構美味しくて、毎回完食してました。
ふりかけ不要で。
食事の写真を全部ここで見せてもしょうがないと思うので、そういえばこれ。と思ったのがあったら載せます。

朝食後からロキソニンのジェネリックのロルノキシカムを飲み始めました。
ジェネリック医薬品の商品名って、なんでこういう名前にしたのかしら。ってのばっかりですね。どういう文法なんだろう。

こんな感じで、手術翌朝を過ごしたのでありました。


次回は、時系列ではもうよく覚えてないので、痛みとのおつきあいの流れについて書いてみようと思います。



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2021/04/18

乳がん手術入院のつれづれ その5

 今回は、手術前日から、手術後病室に戻ってくるまでのことを書こうと思ったのですが長くなったので、手術直前までの話を書きます。



手術前日から、手術直前まで

手術の前日に入院しました。
手術は翌日なのに朝8時までに行かないといけませんでした。診察や入院の受付が開始する前なので、直接、入院する病棟のナースステーションに行く段取りでした。
父が車を出してくれて、平日の朝の微妙な渋滞の中、30分くらいかかったかな。
案内の職員に時間まで待てと止められるも「乳がんで入院なので直接ナースステーションに来るように言われています。」と申して直行。
同じ日に手術したTさんもそうやって止められて同じように答えたのに、医事課の職員と思われる女性に頑として止められて遅くなったようです。看護師さんが詳しい状況を確認して、上に報告してました。

何故そんなに早いかというと、センチネルリンパ節の場所などを確認するための撮影をするにあたり、撮影できるようにするための薬剤を乳輪の横あたりから注射するためだそうです。8:30くらいには注射しないと夕方の撮影までに目的の位置まで薬剤が行き渡らないということなのかしら。
乳首周辺は敏感なところなので注射が痛く、昔は局部麻酔をしていたそうなのですがその麻酔のための注射も痛くて、注射自体は一瞬で終わってしまうので、だったら一度だけの我慢にしてもらいましょ、ということになったらしいです。
私も、ちくっとした、いたい、ほんとにいたいぞ、
「いーたーいー」
と声を出したら
「終わりました。」
でした。ふう。
それで、夕方まで待たなかったなあ確か。14時過ぎくらいにIR室に呼ばれて、台に仰向けになって、右腕を横に伸ばした状態と、上に上げた状態で15分くらいかかりました。
CTとかMRIみたいに台が動いて、かなり目の前まで機材が迫ってきて少し驚きます。

話が前後しましたが入院してナースステーションに到着したら、まずは翌日の手術の手術開始予定時間を、立会いする父と一緒に聞きました。
私は2番目となり、13時頃ではあるのだが1番目の方の手術状況によって前後するので、立会い者は開始予定2時間前の11時には到着していて欲しいと言われました。
コロナ禍なので病室での待機はできず、フロア内のラウンジで、1名のみ。入院の説明の時は交代してもいいという話だったはずだけど交代NGだそうで、これも上に報告すると言ってました。
どこも部署間の連携は大変なものですね...。
乳がん患者のフロアは産婦人科と共同で、男性トイレがないので父はトイレに行きたい時はナースステーションに「トイレ行ってくる。」と言ってエレベーターで外来フロアへ移動して、戻ってきたら「戻りました。」と言わないといけなくて結構大変...。しかも私の手術は4〜5時間の予定なので、7時間くらいそうやって過ごさなくてはならず。後で聞いたらラウンジは携帯電話の電波がとても弱くて、だいぶ退屈したようです。

父とはこれでさよ〜なら〜明日よろしく〜。

注射が終わった後は、入院の書類的手続き。
提出するものがたくさんあって、持ってくるべきだった印刷物とか、いらなかったものとか、も〜、めんどくさい。
そして足の太さを測って弾性ストッキングのサイズ確認。結構高価なので、乳房再建で次に手術する時も持ってきたほうがいいと言われました。
弾性ストッキング自体は聞いたことがあったけど、とてもはきにくいので、はきやすくするためのツルツルしたアイテムの存在に感嘆しました。
それと左腕に名前とバーコードの付いてるバンドを装着されました。

手続きが終わったら、巣作り。
荷物を解いて棚などにいろいろ配置。
引き出しに入れるべきもの、棚の取りやすいところがいいもの、取りにくいところでいいもの。使わないのでもうキャリーケースにしまいっぱなしでいいもの。冷蔵庫に炭酸水をイン。ラウンジの自販機の横にテレビと冷蔵庫を使うためのカードが売ってるので一枚購入。早いけどIRの撮影に行く時ねまきの方が楽だろうから早々に病院から借りるねまきに着替え。
途中でTさんと一緒にフロアの案内をしてもらう。お風呂の使い方、給湯器を使っていいこと、などなど。
これが終わった時にTさんに話しかけ、翌日手術すること、患部は左右違うがエキスパンダーを入れるというところまでは同じことをするらしい、よし、がんばりましょう!と励ましあい。
そして今現在なんにも具合悪くないけどお昼ご飯。
ん?
うまい!と言うほどでもないけど、結構美味しい?かも?

巣作りが落ち着いちゃうと暇。IRに呼ばれるまで何してたっけ。鬼滅の刃読み始めたり、ワイヤレスヘッドフォンのチェックをしたり。
薬剤師さんが来て、常用薬の確認と、ナースステーションで管理するということで全部没収。わあ〜ソラナックスも渡してしまった〜。もういいか、ここまできたらまな板の鯉だ。
そして手術前日マストのお風呂。
乳腺科の主治医が登場!よろしくお願いします!超緊張しています!!!
今日中にエコーを撮って印をつけたりする予定だったけど私は明日お昼からの手術だし今日はこれから先生が他の病院にヘルプで行かないといけないので、明日にしよう!と、なり。
外科医って、タフだなあ...。
看護師に伝えると、あら、じゃあ今日はもう、ごゆっくり。
と、なるも。落ち着かない...。
漫画やラジオやテレビやなんかで感情に触られるより、黙々としたことをやろう...。と、編み物。看護師さんに「何編んでるんですか?」と聞かれるも「ブランケットのレシピなんですけどはたしてこれをどう使うつもりなのか私もわかりません。単純作業で気を紛らわせたくて...。」
そして麻酔科の研修医くんによる確認。頑張る若者。
リハビリのお姉さんによる説明と、説明を聞きましたの同意書サイン。

まったりしてると、館内放送。
電子カルテシステムがダウンしてるとな。
紙で進めろと指示.....。
1時間と少し過ぎて、復帰との放送。
おいおいおい、大丈夫なのかここ...。
手術後、看護師さんに話すと
「わたしお休みの日でよかったです...紙でやれって言われても...」
「紙と電子カルテ同時に作ってるんですか?(電子カルテ導入初期の時代にそういう仕事をしたことがあって、その頃は並行して使っていたので。20年くらい前だな。)」
「いえいえいえ。全部パソコンです。」
「じゃあ大変じゃないですか。履歴とか確認できないし。」
「そうなんです。ホント休みの日で良かった...」」
「ひ〜。」
リハビリのお姉さんに聞くと
「わたし5年いますけど初めてですよびっくりしました。」
「そうなんですか。よくあるんだったらここヤバいぞと思ってたんですよ。私は手術前日だったからほとんど他人事で、大変そうだな〜と思ってました。」
「なんかコードが抜けてただけみたいなんです。」
「え。なんで。」
「たまたま他の業者が入ったらしくって。その時に何かあったのかなって。」
「システムさん真っ青だったでしょうね。」
「ほんとに。おさわがせしました。」
ああ、驚いた。

常用薬の服薬のタイミングの度に持ってきてもらう。飲み込むまで見られてる雰囲気。
友人たちから励ましのLINEが。有難い...。特に経験者の励ましは心強い...。
麻酔科の医師が来て血圧のこと再確認。リズミック飲まないと上が90いかないの〜。そうかそうか。という話。今夜は緊張するだろうけどスマホ見たりしてなんか気楽に過ごして。と言われる。今考えてみたら、研修医くんにソラナックス飲まないでと言われてエ〜と言ったので、そのフォローもあったのかも。
晩ご飯。やっぱり結構美味しくないか?不味いと感じることなく箸が進んで完食するというのは、つまりは病院食にしては美味しいということではないだろうか?のりたま使わなくていいぞ??
21時以降は水かお茶以外口にできず。
消灯時間に寝る前の睡眠薬を渡され、飲む。まだ早いよう。寝ました。

手術当日。
かなり早い時間に目が覚めたけどどうしようもないのでスマホ見てたら早朝からバイタルチェックとかいろいろあって慌ただしい。
弾性ストッキングを履く。こういう感じなのか...。
弾性ストッキングの上からも、名前とバーコードの付いてるバンドを装着されました。
経口補水液を渡される。あと30分くらいまででもう、これと、お水ちょっとしか口にできません。


思ったより水でした!
想像以上に、りんご風味の水でした!
ゼリー飲料的なのかと思ってたら普通にさらさらの液体でした!!
開腹手術の方はこれどころじゃないんだもんなあ。絶食の上、下剤飲んだり浣腸されたりだもんなあ。楽なもんだろ。と、自分を励ます。

8時半くらいに、Tさんが手術室へ。
エレベーター前で小さくガッツポーズをしてエールを送る。
Tさんも応えてくれた。

歯磨きして、リステリンでくちゅくちゅして、一応髪を2つ結びに。
肩につくかつかないかの長さなので、ちょこん。ってなってて、看護師さんに「まあカワイイ。」と笑われました。ふふふ。

形成外科の主治医と研修医さんたちかしら、が、ゾロゾロといらっしゃった。よろしくお願いします!!!
研修医さんかしら、若手さんかしら。が、胸にマッキーで印をつけました。
胸のふくらみの下ラインとか左右の中心線とかっぽく。
主治医が研修医さんと思われる小柄な若者に「少し下にするとね、云々。」と説明してました。何が下なんだろう。聞いてもわかんないだろうからいいや。上手くやるコツなのでしょう。よきにはからえ!!(何者)

点滴が始まる前に検査室に呼ばれ、超音波エコー。
乳腺課の主治医が入り口のところで笑顔でお出迎えに待っててくれました。わ〜ん。いい先生。
腫瘍のあるところや、切るところかなあ。を、チェックして、マッキーで印をつけました。
マッキーなんだなぁ〜。
医療現場でもマッキーなんだなぁ〜。
マッキーがないと世の中困るんだなぁ〜。
と、そんなことを考えてました。

10時くらいに点滴。やはり腕の良いところに血管がないので手首。わ〜ん。
この時点では、生理食塩水にちょっと栄養が入ったものを入れてるらしい。
これがあると編み物ちょっとしづらいけど、できないことはない。左だし。黙々と編み物。

お昼ご飯の時間だけど、私はかんけーないもんねー。スマホ見たり、鬼滅の刃読んでみたり。
Tさんのベッドがどこかへ運ばれていき、何かをセッティングする音がカチャカチャと。
ここでは病室のベッドに移して運ばれてくるのかと気づく。
12:55に出発の予定ではあったけど遅れそうという情報が届く。父にLINE。
同じフロアにいるのに顔を出しに行けないという矛盾したご時世。
何時だったかな。Tさんがベッドごと戻ってきました。心電図の音がなんとも、臨場感。
次はオレの番だぁぁ〜。。。

ところで、
3年前に別の病院で同様の手術を受けた友人は、
「T字帯が嫌なので産褥パンツを持って行った。」
と言っていて、ほう。そういえば父が前立腺の手術をする時(切除じゃなくて放射線を出す石を埋め込む手術)T字帯がどうの、ふんどし〜、とかそんなことを言ってた気もするけど、今回はT字帯というキーワードが一度も出てこないなあ。
手術室に向かう時は、ぱんつと、弾性ストッキングと、ねまきだけ。と言われ。
結果、この病院ではT字帯は使用せず、手術中はどうしてたのかわからないけどおむつを着けられて戻ってくるやり方でした。
そして、友人は手術着に着替えたらしいけどその説明はなく。
手術室に着いたらヘアキャップをつけて、手術内容と部位の確認がある、とだけ言われました。
あと友人は手術後に硬膜外麻酔が痛み止めになってたらしいのですがそのキーワードも出てこないので入院時に看護師さんに聞いたら、それは脊髄とか頸椎とか一部の患者さんに使うことはあるけど背骨のところに刺すので漏れてないかの確認が大変だし、患者がボタンで注入操作ができて、タイマーか何かで入れられる時間を管理しているみたいなのですがリスクが高いという考え方だそうで、私は点滴で痛み止めを入れられるとのことでした。
硬膜外麻酔の方が良かったと思われたっぽく、いやいや、そっちの方が怖いと思ってたので逆に安心しましたと申しました。

看護師さんが来て、手術室から、13:40に入るように連絡があったので、13:35にエレベーターに乗りましょう。と言われました。
きゃ〜。
父にLINE。
エレベーターに乗る前にラウンジを経由して、父に貴重品箱の鍵(パラマウントのユニット棚の引き出しの中に貴重品箱がくっついてました。大きさは、ほぼ日のひきだしポーチ姉がギリギリ入るサイズでした。ぱつんぱつんにモノ入れてたら入らないかも。がん治療が始まったのを機に追加購入したひきだしポーチ姉はお薬手帳が入るので何かと便利です。)を渡して、いってきま〜っす。と、出発。

私はもともとよく喋る方ですがま〜この状況なので麻酔が効いて寝ちゃうまでよく喋ったと思います。麻酔から覚めてもよく喋りました。



次回は、手術後の話を書きます。
どこまでかなあ。翌朝までくらいかなあ。


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2021/04/17

乳がん手術入院のつれづれ その4

今回は、病院から指示されてないけど持って行ったものについて書きます。


・持ち物準備 その3

・基礎化粧品

普段家で使っているものを持って行きました。

  • オードムーゲ
  • ドルックスの化粧水と乳液、ナイトクリーム
  • 豆乳イソフラボン含有のアイクリーム
  • ニベアのリップバーム
  • ニベアのボディミルク
  • ハンドクリーム
  • コットン、綿棒
  • 鏡(三つ折りに畳めるやつ。)
どこかのお店のノベルティでもらったポーチに入れていきました。
オードムーゲ持って行っといてよかったです。ふきとり化粧水。
コットンに含ませて顔全体や耳の裏、首、髪の根元のあたりとかを拭いてさっぱりしました。
三つ折りに畳める鏡は使いやすいしコンパクトに収納できるので便利です。


・お風呂グッズ

前回書いた石鹸やシャンプー、洗顔料に加えて、
  • 体洗うタオル(どこかのビジネスホテルでもらってきたもの)
  • ヘアブラシ(どこかのビジネスホテルでもらってきたもの)
  • お風呂グッズを入れるバッグ
ダイソーで、スパバッグとして使えて洗濯ネットにもなるメッシュバッグを見つけたので購入して持って行きました。これにマジックソープやシャンプー、替えのぱんつと靴下を入れて、タオルを持ってお風呂へGo。


・小さい物干しハンガー

100均で、すごーくコンパクトになるものを購入して持って行きました。
入院後期にぱんつや靴下をお風呂で手洗いしたものを干すのに使いました。
が、かけるところがなく。
キャリーバッグの持ち手を引き出してそこに引っ掛け、タオルで目隠しをして乾かしました。
エアリズムのぱんつはすぐ乾きましたが、靴下は生乾きのまま退院になりました。


・カーディガン

前開きでゆったりした羽織り物を...と、無印でコットン素材のカーディガン、ユニクロでエアリズムパーカーを購入して(私としてはかなり大きいサイズを選択)持って行きました。
だけど室内温度はちょうどよかったのでほとんど使わずでした。
検査や診察で外来の方がいるところに行く時に、カーディガンを肩からかけてドレーンパック隠しみたいにしました。


・靴下

私は普段から無印の、口ゴムのない靴下を愛用しているのでそれを持って行きました。
手術後弾圧ストッキングを脱げたら、これを履いてました。


・ウエットティッシュ

このご時世ですし...アルコール除菌ウエットティッシュでコップや手、テーブルなどを拭き、ノンアルコールのウエットティッシュで口元や目元を拭きました。


・生理用品

パンティーライナーと、軽い日用とか夜用とか一応一通りを、レスポのバッグを買うとついてくるポーチに入れて棚に置いておきました。
手術後の翌朝まだ起き上がれない時に、おむつを外してぱんつに履き替えさせてもらいまして、その時にパンティーライナーをつけてもらいました。
同じ日に手術したTさんが看護師さんに頼んでるのを聞いて、私もやってもらおー。と思い。
こんなこと、手術する前は、恥ずかしいなあ。と思ってましたが本当に体が動かないんだから恥ずかしいとかそんなこと言ってる場合では全くなかったです。


・S字フック

入院のお供に誰もが持って行ってるらしいS字フック。
使うところがありませんでした!!
ベッドの柵は、手術前には右側(手術する側)にあって、そこに何かをぶら下げても取りにくいよな。と思って何もつけずにいたら、先に手術している人のベッドが運ばれてゆき。
ここの病院では手術後に手術室内で病室のベッドに移すようなので、私物なんか引っ掛けてる場合ではないのかと気づき。
他に引っ掛けるところ何にもなかったんです。ユニット棚にタオルかけがついてるのですが、別にそこにS字フックをかける必要がなく。
手術後は起き上がる時に左側(手術してない側)に手すりがあった方がいいだろうということで付け替えてくれました。
そこにワイヤレスヘッドホンをかけたりしていたのですが、電動ベッドを動かす時に邪魔だったりリハビリの時に柵を外したりするので柵を収納アイテムに利用するのはあまりアテにできないなと思いました。


・ふりかけ

これも入院経験者さんで常食を食べてた方の体験談でよく読んだのでのりたまを持って行っておきましたが、ごはんが美味しかったのでふりかけ不要でした。封も開けてません。あらら。


・小さい手提げバッグ

歩けるようになったら院内散歩とかするのに、お財布とかハンカチとかティッシュとか入れるバッグ使うかな。と思ったら院内散歩してる暇ありませんでした。
ラウンジは日中は手術中の患者さんの身内の方の待機エリアになっているので入院患者は自動販売機で買い物する以外は出入りできず。
自販機で買い物するために2回くらい使ったかな。


・ティーバッグ

カフェインの強いものはやめておこうと思ってコーヒーは我慢。
紅茶、ほうじ茶、玄米茶、カモミールティー、ココアのスティックをジップロックに入れて持って行きました。
カモミールティーはいつにもましてほっこり美味しく感じました。
手術前は、給湯器で片手でお湯を出しつつ反対側の手でコップを持つ、なんてことができるのか??私の右手はコックを捻ることができるのか??と不安でしたが全然余裕でした。
シンクの横に給湯器がある配置で、コックが結構手前にあったので腕を伸ばす必要もなく。肘から先はそれまで通り動きましたので。
余談ですが、給湯器は配膳室の中にあって、配膳室には冷蔵庫があるのですが業務用なので私たちは使えません。そこに市原悦子さんの写真が貼ってあって。
「家政婦は見た。冷蔵庫の扉をきちんと閉めたか確認していないところを...」
って真面目なんだかふざけてるんだかわけがわからず、見るたびに心の中で大爆笑してました。


・時計

時計大事です。とても大事です。
私はキッチンで使ってる無印のデジタル時計を持って行きました。
日付や曜日もわかるので、これがないと結構困るなと思いました。
私はデジタル時計は24時間表示でないとちょっと混乱するのですがこれは12時間表示しかできなくて。
あと、21時に消灯しちゃうと文字がほぼ見えず。
まあ文字がずっと光ってるタイプだと逆に気になって眠れなそうなのでまあいいか。


・暇つぶしグッズ

自分を甘やかして、結構これに散財しました。

  • Kindle fire に「鬼滅の刃」全巻と「呪術廻戦」既刊分全部
  • ニンテンドースイッチライトに、オクトパストラベラーとあつまれどうぶつの森
  • ワイヤレスヘッドフォンでiPhoneで再生してる音楽やラジオを聴く
  • かぎ針編み 太めの毛糸とかぎ針でなんか編む
鬼滅の刃はあっという間に全部読んじゃうんだろうなと思ってたら、電子書籍で見開きで見られないからかなんなのか、アクションシーンの解釈をするのに時間がかかってなかなか読み進められませんでした。実はまだ半分くらいしか読んでない。
手術を待ってる間は不安しかないので、かぎ針編みで単純作業を黙々とやってました。
ゲームも編み物も、点滴ルートが手に刺さってると動かし辛かったので主に入院後期に遊んでました。


・炭酸水(ゲロルシュタイナー)

シュワシュワさっぱりしたくて、500mlを5本持って行きました。
常温に置いておいてもスッキリするので好き。
持っていくのは重たかった。父に持ってもらったけどね。


こんな感じだったかなあ。
次回の手術の時は、状況がわかったので持ち物を少し減らせます。

次の更新では、手術前日と当日、手術室から病室へ帰ってくるまであたりの話を書こうと思います。


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2021/04/16

乳がん手術入院のつれづれ その3

前回の最後に、リストにないけど持って行ったものを書くと書きましたが、入院患者全員に配られる冊子(こちらは医事課がくれるもの。前回の書類は看護師から渡されたもの。)に書いてあったもののことを忘れてました。それについて書きます。


・持ち物準備 その2

医事課に渡された冊子に書いてある持ち物は、
  • 下着
  • 上履き
  • ティッシュ
  • タオル
  • バスタオル
  • 石鹸・シャンプー
  • 洗面用具一式
  • コップ(割れにくい物)
  • ハンガー
  • イヤホン(テレビ・ラジオ等ご利用の場合)
  • ねまき(3着程度)
  • 現在飲んでいるお薬
  • お薬手帳
  • 印鑑
でした。
順番につぶしていきます。


・下着

乳を取る手術をするのでブラジャーはいらないので割愛。
ぱんつだけですね。
私は割とフェミニンななかでもガーリッシュな下着上下が好きでたくさんあるんですけども、コロナ太りで着られなくなったもの多数。未着用もあるのに...
仕事の時などはユニクロのエアリズムウルトラシームレスショーツのヒップハンガーとガードルを使ってました。黒。
それの痛み具合などを確認して買い足したりして、同じものを5枚持って行きました。履いて行ったの含めたら6枚。ガードルは履きませんでした。
肌着的なものは持って行かなかったです。どうせしょっちゅう胸見せないといけないので。


・上履き

実はこれが結構選ぶの大変だったやーつ。
私は足が小さいので、一般的なスリッパだとかかとが余りすぎるのです。
前開きのスリッパだとそこに足がボスっとはまってしまいます。
家では底の厚めのスリッパを使っていますが、ぺったんこの方がいいだろうし...
100均の子供用スリッパでは小さすぎ...
いくつもお店をはしごして、結局イトーヨーカドーでみつけました!


セブンプレミアムライフスタイル 洗えて清潔 選べる16色のスリッパ レッド
です。税込869円。Sサイズがあるのですよ。ありがとうイトーヨーカドー。
入院生活には癒しが必要ですので、素材感と色にも悩んでかなり長いことスリッパ売り場でウロウロしてました。
おばちゃんの欲しいものは何もかもイトーヨーカドーにあるのだ。たぶん。
ピンクのお名前リボン作って縫い付けましたさ。

・ティッシュ
・タオル
・バスタオル

は、前回書いたので割愛。


・石鹸・シャンプー

家で使ってるマジックソープのチェリーブロッサムを小さいボトルに詰め替えて持って行きました。何にでも使えるし。
シャンプーは旅行用の残りものと、水のいらないシャンプーを購入して持って行ってみました。
水のいらないシャンプーは、使わないよりマシだけど、シャンプーできたらちゃんとシャンプーしたいなあ。書いてあるよりたっぷりかけて、頭皮をしっかりマッサージしないとすっきりしない。右腕が頭まで上がりにくいし時間はないしで。ベッドでやってもいいんだろうけど匂いを気にする人がいるかもしれないし、あまりにも頻繁にいろんな人がカーテンの中に入ってくるのでタイミングが掴めなかったです。
看護師さんがシャンプーを手伝ってくれると言っても、私のお風呂のタイミングには忙しくてどこか行っちゃったりしてて。月曜日だったか火曜日だったかが、誰かがシャンプーしてくれる日だったようですが私はその前日に自力で普通のシャンプーしちゃったので遠慮しました。ドライヤーはトイレに置いてありました。海外旅行で使える小さいドライヤー持って行ったけど次回は持って行かないぞ。
お風呂の時間が20分しかないので、点滴ルートを手の甲に刺したままとか、ドレーンパックを入れたポシェットを首からさげた状態でアレコレするのは忙しかったです。入院後半期、たまった下着をまとめて手洗いしようと思ってふと、みなさんが手洗いとか歯磨きしてる洗面台でぱんつ洗ってたら嫌じゃね?お風呂で洗うのがよくね?と気付き。
入院後半期は20分間の入浴時間の時間割作戦を練っていました。
お風呂は、手術後歩けるようになったら下半身だけシャワーできました。朝、看護助師さんが希望の時間を聞きに来てくれました。看護助師さんはこちらの点滴の時間やリハビリの時間を知らないので、ちゃんと自分で把握して決めねばでした。まあその時間に入れなかったらなんとかしてくれるそうですが。


・洗面用具一式

洗顔料を持って行ったのですが、右手が顔を覆うまでの高さに届かないし(腕がまだうまく動かなかった)左手は点滴ルートが刺さっててあまり動かすと痛いので、もっぱらオードムーゲでふき取りでした。
歯ブラシ、歯磨き粉、リステリントータルケア+、コップ が、歯磨きセット。
全身麻酔で自力で呼吸ができなくなるから気管に管を通されるので口腔衛生に気をつけるように言われてから恐ろしくて、私はリステリンなんてマメにする人じゃなかったのですが手を出してみたのです。
そしたらまー、気持ちよくて。
ハマってしまいました。


蓋がアホみたいに開けづらいので、手術前に開けておいて、蓋を閉めきらない状態で扉付きの棚の隅に立てておきました。持ち歩き用のは5回分しか入ってないので途中で終了。キャップ10杯分なんて計ってられないので適当にコップに入れて使いました。
私は普段歯磨きの時にコップを使わず手で水をすくうのですが、それができないのでコップは必需品でした。
右腕は肘から先は動くので、右手で歯磨きもできました。けどなんとなく不安なので左手でも頑張りました。


・コップ

取っ手付きで軽くて蓋が付いているのを探して100均をはしご。
セリアで白一色で柄のない蓋付きのプラスチックコップを購入して持って行きました。
いろんな体験談に、ストローが要ると書いてあったので短いちっちゃいのを購入して持って行きました。
ストローは手術から帰ってきてまだ起き上がれない時と、夜中に痛くてナースコールして痛み止めを寝たまま飲ませてもらう時(起き上がることと横になることが拷問のように痛かったのです。私は痛み止めが効きにくいみたいです。術後数日はずっと痛い痛い言ってました。)しか使いませんでした。水飲みを持ってるならそれでいいと思います。水飲み買うほどでもない...ストローこんなにいらない...。
今思えば、コンビニとかでもらうストローを短く切って使えばよかったですわ。
もう買っちゃったから次回も持って行きます。
コロナ禍で家族の付き添いができないためいろいろ看護師さんにお願いしなくてはならないので、何をどこにしまってあるか明確に伝えられるようにポーチの色とか置いた場所とかを覚えておく必要がありました。家の中は無茶苦茶なのに仕事先や出先では整っていないと気が済まない、外面だけの整頓好き。裏表ありすぎひどすぎ私。


・ハンガー

針金ハンガーにお名前リボンをくくりつけて2本持って行きました。
が。
私が入院した病院では、パラマウントベッドが作ってる、テレビと冷蔵庫(飲み物しか入れられないサイズ)と棚と極小クローゼットと、ちょっとしたテーブルができるユニット棚を使用していました。その極小クローゼットの中にハンガーがたくさん入ってました。
前の患者さんの置き土産とかかもしれませんが。
いらなかった〜。
このユニット棚は、ベッド移動になった時にこれを使って私物まるごと移動してしまうそうです。手術から帰ってきたら違う部屋だった、ということもあるそうです。


・イヤホン

テレビと冷蔵庫はカード式の有料でした。テレビ見ないんじゃないかなと思いつつ手持ちのイヤホンを持って行きました。ニュースとかドリフとかをちょっと見たのと、ニンテンドースイッチライトで遊ぶ時だけ使いました。
iPhoneの音楽とかラジオとか聞くかなと思ってこの際なのでBluetoothのヘッドフォンを購入しました。病院では使うなと書いてあるけど精密機器のない大部屋だったらいいでしょ!と思って使いました。けどちょっとだけだったなあ。何時間だろ。耳の中に入れると鼓膜が疲れるのでヘッドセット型が良いのです。
ニンテンドースイッチライトはBluetooth対応してないけど、送信機買うか??としばし悩みましたが時間差が起きる場合があるらしいのでやめました。


・ねまき

がんだ!となってから、最初にうわ〜と思ったことの1つがねまきでした。
パジャマ何着買えばいいの〜。
かさばる〜。
そしたら病院で1日88円で貸してくれるというのでそれにしました。
見かける患者さんほとんど病院のを使ってました。
ガウン式で紐を2つ結ぶだけなので、頻繁に胸をはだけないといけない私のような状況では、ボタンをいくつも付けたり外したりするよりよっぽど楽でした。


・現在飲んでるお薬
・お薬手帳
・印鑑

精神科のお薬を常用しているので持って行きました。
全部ナースステーション管理になってしまいました。
手術がこわくてこわくて、気持ちがとても不安定になった時期があったので頓服でソラナックスを処方されていてそれも持って行かれてしまい。
麻酔科の研修医さんが確認に来た時に、手術前夜と当日の朝(私の手術はお昼からになったので、朝のお薬...血圧を上げる薬があるので飲んでおいたほうがいいという判断になったらしい)にソラナックスを飲みたいと言ったのですが、麻酔の調整がややこしくなるようで止められました。ぐすん。「手術室まで歩いて横になって寝るだけですから。起きたら全部終わってますから。我々ついてますから大丈夫です。」と研修医くんになだめられました。ぐすん。実はバッグのポーチの中に1錠入れてありました。けどそれ飲んで麻酔がややこしくなっても困るし。と、結局「精神安定剤を持っているという安心感で安心して結局飲まない」例をひとつ増やしたのでありました。
私は低血圧で頻脈で時々不整脈で血管が細くてお酒に強くて睡眠薬を常用していて、という、たぶんちょっとめんどくさい人です。向精神薬はたいして強いものでもなくて問題ないみたいでした。

以上が、持って来いと言われたものでした!長かった!
次回こそ、これら以外に持って行ったものについて書きます。


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