2022/12/12

[若い頃好きだった曲]渡辺美里 『嵐ヶ丘』

唐突に語り出します私が好きだった曲!

渡辺美里を認識したのは小学生の時でした。なぜか運動会でチアガールやることになり、マイレボリューションで踊りました。
当時英語教室とか行ってなかったし英語教育受けてなかったので「わかりはじめたマイレボリューション」って何がわかったんだろう?明日を見出すこと?なんかわかんないけどこれ好き〜。
と思って、中学校に入ってからかなあ?誰かにアルバム借りたんだっけなあ(借りたとしたらカセットテープ)。
それで『Lovin'You』を聞いて、衝撃でした。
私は家庭環境があまりよろしくないのもあってか、真面目な割には尖ってキリキリカリカリしてる子供だったので、このアルバムに共感したり癒されたり優しくなれる気がしたり、当時の中学生あるあるだと思いますが、歌詞を耳コピしてノートに書き連ねてはしみじみしていました。

Amazonでの配信曲をシェアしようとするとこんなんなっちゃうんですね、もうちょっとコンパクトでいいつもりだったんだけど、でかい。。違うやり方があるの?



このアルバムの19曲目に『嵐ヶ丘』が入ってます。
作詞は渡辺美里。作曲は小室哲哉です。
歌い出しがいきなり「新聞の片すみ」というのに時代を感じますね。
若者だって新聞読んでたんですよ。
結局何の記事だったんでしょうね、そういえば。

当時の私は学校内では優等生みたいなものでしたがたぶんストレスのせいで原因不明の体調不良が続いて学校を休みがちだったり、親も教師も嫌いで頭おかしくなってるのにはとっくに気付いてて、精神病院に入院したいと思ってました。
当時は精神病院なんかに入院したら二度と普通の場所には戻れないぞ的な風潮でしたので、精神科の受診もさせてもらえませんでした。だから大人になって自分で行きました。入院はしてませんが。

この頃、教師のことは嫌いだったけどいじめられてたわけではなく(なぜか突然特定の人に無視されたりはあったけど、いつも一緒に行動したい女子たちの気持ちがわからず、私は委員会活動とかで単独行動が多かったのでマイペースでやってたら、私のことおいてった!ぷんすか!もう口きかない!的なものだったらしい。別の友人の仲介で和解しました。女の子ってわかんない、と思いました。)学校にいるのは好きでした。ずっといたかったくらいです。家が嫌だから帰りたくなかった。

だいぶ前に書きました、当時私の心の拠り所はY君でした(先日行った温泉宿の社長やってる友人のことではない)。
文武両道なY君が私のことを好きだ説が出てきて、最初に聞いた時はY君は私より小さくて出戻り転校生だった私の周りをちょこまかしてました。出戻りなので同級生の半分くらいは元々知ってて、知ってたけど会話したことなかったとか。その1人がY君でした。
中学校に入ってクラスはずっと別でしたし、私は自己評価が底辺なので、告白とか、したところで、私はY君に好かれるに値しないからそれはダメだ。と決めていたので、一度も何も言ってません。
それでも、たまたま掃除の担当エリアがクラス全然違うのに隣になった時(ほっといても1人でやるタイプの人はある程度のエリアを1人で任されてました。群れないと動けないタイプはみんなで広いところをやりましょ〜というシステムだった。)Y君もう戻ったか〜、私も片付けて終わりにしよう〜。と、教室に戻ろうとしたら、Y君と私の担当エリアの境界線の私側に、ごみの山が綺麗な円錐形に盛ってあり。
おい。
小学生か。
数ヶ月前まで小学生だったけどな!!
もう!
と言いながら箒とちりとりをダッシュで取りに行ってさっさと捨てましたけども。
クラスが違うから文句言いに行くのも鬱陶しいし、先生に言いつける次元とは違う気がするし、Y君賢い人なのになんでこういうことするかなあ。
と思った後日、Y君がこっちをチラチラ見ながらあからさまに箒で塵を私の担当エリアに飛ばしまくっていました。
おい。
…小学生の時の態度から考えて、私がここで
「もうY君、どうしてそういうことするのっ!」
と言ったところで、というか言われたくてやってるでしょ、これ。言ってもどうせフフーンってニヤけてどっか行くだけでしょ。ガキっ!

というね。

学年が上がって私が部活を辞めたり年がら年中学級委員やってたり原因不明の体調不良で休みがちになったり通院で週に一回遅刻するようになったり生徒会立候補させられたり(無茶苦茶でしょ。上級生が定員以上立候補してるところを選んで頑張って落ちました。だけど次点になっちゃってゾッとした。)家庭科の授業中アクシデントで手のひらを火傷して保健室で借りた保冷剤を一日中握りしめてその後の全校行事に参加したり、家では今思うと虐待されてて、なんかかなり荒んでるのをY君はたぶん気づいてました。
何にも言わないけど、クラス違うけど顔が見えるところにちょこちょこ来てくれたり(来るだけで何も言わない)、私にはただそれだけで安らぎでした。
ちょこまかしたガキンチョだったけど、こんな何の価値もない、ただ学校でアレコレやらされてるからやってるだけの私を気にかけ続けてくれている、それが幸せでした。

大事に思ってくれているらしいY君を大事にしたい。
『ぼくにはいつでもきみだけが大事』
『ぼくから離れて何かを求めたきみ』
離れようとしていたのは私の方かもしれないけど。
嵐に打たれてもぼくにはいつでもきみだけが大事でした。

私がここにいれば、戻ってきてくれるかな。

中学卒業後地方に行ってしまったY君。家族はあそこにいるのに何故Y君だけいないんだろう。高校卒業したら帰ってくる?成人式には帰ってくる?

戻っては、きませんでした。

この手に触れなくても
この眼に見えなくてもLovin’You Lovin’You Lovin’You


ぼくなら、ここにいるのになあ。
戻っておいでよ。
私の心は強くなったよ。
もう、忘れちゃったのかなあ。



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