2017/06/09

フリーランスで働くということ

フリーで働くようになって15年くらいになります。

けどなかなか専業で生きていける稼ぎは出せず、派遣OLとの掛け持ちをしながらの時期が長くて、専業フリーになってやっと5年くらいになります。

私はフリーになってからも技術も体力も知識も全然できてなくて、親切な方々や、辛抱強く鍛えてくれる方々のおかげでここまできました。
機材がどんどん進化するので、なんだかわからないけど設置、接続はできますよというのも増えました。

一応、専門分野の協会には所属しているのですが、そこが仕事を斡旋してくれるわけではありません。また、ギャラの値段が協会によって決められているわけではありません。
会社員だった時に所属させられただけで...

それでどうやって仕事を取ってくるんだとよく言われます。
全部、知人とのつながりです。
知人に紹介されて、それで行ったところで知り合った人から紹介され...
で、その中にはすっげー変な人とか、全く信用できない人とか、態度やら何やらが納得できない人とか、もう関わりたくない人もいるので、いくら働きたくてもそういう人たちと関わっていたらいいことないので、なにげなーく縁を切ります。
逆に切られた縁もいっぱいありますけどね。そういう人とはお付き合いしないほうがいいんです。

40歳前後からかなあ。
あっちこっち行く中で、30代くらい、時にはもっと若い子がチーフをやらなきゃいけないところで、私は彼らの会社の上司ではないので指揮命令はできないなか、彼らは、外注さん(私みたいなの)にどうやって動いてもらおうかしら、あれやってって言ってもいいかしら、オロオロ。となってます。

私たちの世代は、そもそも女性がいなかった業界に進出してしまった時代だったのもあり、男性の先輩からはもちろん、女性の先輩たちにも理不尽に怒鳴られまくってました。
ボーッと指示を待ってたら怒られるのは当然。
指示が欲しくて誰かについていって回っても「自分で考えて動け!」と怒られ、右を向いても左を向いても怒られ、正しいことをしても怒鳴られる業界です。

最近は、そういう理不尽に怒鳴られる風潮にうんざりしてた世代が上の立場になってきたからかしら。
もう、あんまり怒号は飛びません。

そういう状況で、どうも最近の私は30代くらいの若い子たちから見て「怖くない人」と思われてるっぽくて、そうすると、若いチーフが仕事しやすい、ということは会社にとってもいちいち自分たちが面倒見なくても適当にやってくれるから便利。
みたいになってるっぽいです。
フリーの30代の人たちも、そういう理由で私を呼んでくれているようです。

30代の後輩ならともかく、知り合いに紹介されたなんだかよくわからないフリーの若い子の現場に呼ばれるようになりました。
なんでこの人は得体の知れない40代のおばさんをこき使えるんだろうか〜。
まあ無礼だったり理不尽だったりしないし、ちゃんとギャラ払ってくれるからいいけどさー。
と思いながら最近は仕事をしています。

私たちの仕事は危険がたくさんあって、不注意によって人を死なせたり自分が死んだり、死ななくても怪我をさせたりしたりします。
体力仕事なので、いろいろ結構辛いです。
ちょっとこれってどーなのよ。ということも、言える部分もあれば、外注の立場で口を出せない部分も多くあります。
あんまり無礼なところだと、自分から断ります。

そんなふうに仕事が広がっていって、若い子たちに特に重宝され気味な現状に、自分で驚いています。
私は何を目指しているんだろうか...と思うのはしょちゅうですが...。

なんでもウエルカムしていると自滅するので、適度に取捨選択しなくてはなりません。
取捨選択するほど行動範囲が広がったことに驚いてもいますが、断ることの難しさも感じています。
あと20年くらい、この業界で働くのかなあ。
けど足腰、目、腕、肩が動かないと仕事になりません。
つまり座ったままではできない仕事です。
万が一に向けてなにか対策しなくては...と思っています。


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