メンタル#2…幼少期〜小学生時のこと
メンタル#3…小学生時のこと
メンタル#4…小学生時のこと
メンタル#5…小学生〜中学生時のこと
メンタル#6…中学生時のこと
メンタル#7…中学生時のこと
メンタル#8…中学生時のこと
の、続きです。
私を教育するためにお金を工面したりしてくれる親ではありませんでした。そもそも子供に情操教育が必要だと考えたこともない親ですし、勉強なんか自分でやれと放置する人でしたので(で、できないと怒られ聞いても怒られ殴られる)教育にお金を使うアタマがなかったんでしょうね。
なのに、音楽やスポーツで頭角を現している身近な人々や有名人と私を比較しては
「それに比べてうちの子はなんにもできない。情けないやら恥ずかしいやら。」
とヌカすので、とうとう私はブチ切れて
「習いたいって言っても尽くやらせてくれないのはあなたでしょう、何もさせないでいて比較するってなしでしょ?そんなこと言うなら私がやりたいと思ったことに興味を持つなりさせるなりしてよ、家に閉じ込めて何もさせてくれないのに何言ってんの!」
と、思わず言ったら予想通り殴りかかってきたので反撃して腕を捻りあげてやりました。
反対側の腕を使って私の側頭部めがけて拳が飛んできたので、当たる前に掴んで突き飛ばしました。
初めて堂々と反撃しました。
これで更に殴り続けてきたらもう警察に保護してもらおうという覚悟をして、部屋に戻って、出ていける用意をしました。
…まあとにかく当時本当に喘息が酷くて、高校の時にもそのまま気管支炎になって一週間くらい入院して、吸入器がないと不安で外出できないくらいで、階段を昇るだけでも大変で、中学2年くらいからずっと体育のマラソンはドクターストップだったくらいなので、家出はそれこそ命取りになるので我慢してきましたが、もう限界でした。
出ていけるように荷物をまとめていても、なかなか部屋に突入してきません。
その日はもうそのまま放っといて部屋に閉じこもり、その後どうしたのかよく覚えていないのですが、母は何事もなかったようにケロッとしてました。
その後、また殴ろうとしてきたらすぐに私が反撃の姿勢をとるようにしていたら、殴ろうとすることが減っていきました。
…なんだ、わたし、積木くずしみたいに、さっさと家で暴れる子になってたほうが早かったのかなあ。とつくづく思ったのでした…。
家が貧乏ではないのは分かってました。
医学部とかになっちゃうとわからないけど、私がターゲットを絞り始めた分野での学費が払えない経済状態ではないくらいは、日々の無駄な浪費生活を見ていればわかります。
今までの恨みを晴らすような気持ちを抱いて、その後の進路決定を強行しはじめました。
で、うちの高校は進学校だったのもあり、そもそもそういう考えがなかったので、友人と進路について話しながら「おお!」と思ったのが、専門学校という選択肢でした。
そういう学校もあるのか!
当時はインターネットなんて便利なものはないので、進学情報誌みたいなのをいろいろ集めて、なんだ、別に大学じゃなくてもいいじゃん。ほっほー。いっぱいあるねー。
そう思い始めている時に珍しく家に父がいて進路のことを聞かれたので、専門学校を考えていることを話すと「どこでもいいから大学に行ってほしい。」と言われました。
大学だったら私は美大に行きたいと何度も言ってた。けど美大用予備校に行かせてもらえないので、美術の先生も相談に乗ってくれた。今から独学で追いつくのは自分では無理だと思う。絵を描かずに行ける興味のある大学はA大とかB大とかC大とかだ。そこ以外の大学の勉強には興味がない。だから専門学校を選択肢に入れている。
と言うと「どこでも好きなところでいいから大学に…」と父は言いました。
言ったな!言ったな!聞いたぞ!!
美大に行きたいのに美大用予備校に行かせてもらえないから諦めた、という話は当時父にもしたはずなのですが、それから10年くらい経って私のアタマが完全におかしくなったときに、焦って右往左往する父に改めて怒りを込めて話したら、初耳だ、みたいな顔をして「えっ、そんな…」と言われました。
何なんでしょうかこの人たちは。
この人たちは、私が文化祭で演劇部で主役の一人(主役三人って感じの作品だったので)をやる、9時開演だ。と言ってるのに13時くらいにノコノコ学校に来てウロウロしてて。
「何やってんの。」
「あんたの演劇みにきた。」
「とっくに終わったし。」
「えっ?次何時から?」
「もうやんないよ。映画館じゃないんだから。」
「何時からだったの?」
「9時って言ったじゃん。」
「9時だけなの?」
「9時からって言ったら9時からだけです。」
うんざりしてもうほっときました。
この人たちはその後の私の実習発表公演なども観に来てません。
このときの公演では、台本が分かりやすかったおかげもあるのですが大好評で、終演後に、観てくれてた友人達が泣きながら抱きついてきて褒めてくれたものでした。
もうひとつ私が父を軽蔑するようになったきっかけ。
私は当時、同級生の影響もあってライトノベルの一部分野にハマっていました。
風の大陸、アルスラーン戦記、なんだ、かんだ、吸血鬼ハンターD。
ファンタジーとかですね。恋愛ものとかには全く興味無しでした。
アルスラーンとDで天野喜孝さんの絵に見とれ、え〜この人ガッチャマンとかタイムボカンとかハッチとかの人なの!え!え!タツノコプロで絵描いてた人がこんな絵も描くの!えっ、えええ!
と、図書室から借りたりお小遣いで買ったりして表紙や挿絵を模写したり、ベッドのアタマのとこに積み上げて、寝る前に眺めてうっとりしてました。
ビジュアルの業界に行きたいと思ったのは、これとか、あと萩尾望都さんや竹宮惠子さんの作品に夢中になり、こういうのを作る人の中に入りたい!と思ったからでした。
ある時何かで私は父に怒られて。なんでだったかな。なんで怒られてるんだろうと思いながら放っといたら
「そんな本ばかり読んでいてなんちゅ〜子じゃ。その作者がどんな本書いてるのかお父さん知ってるんだぞ!」
…何言ってるんだろう??
「恥ずかしげもなくそんなに積み上げて。もっとまともなもん読め!」
……ああ。
菊地秀行か。
菊地秀行さんがエロエロ小説を沢山書いてることくらい本屋さんでDとか探してたらわかります。
でもこれは朝日ソノラマじゃ。
ジュブナイルでラノベでターゲットはモロ私世代じゃ。
あんたが読んでるエロ小説以外にも書くんだよ菊地さんは。
あんた今の発言で自分の無知と、自分がエロ小説ばっかり読んでるって恥を一度に晒したんだよ?どんだけ恥ずかしいか自覚する必要があるでしょ、これ全部読んでから今私に何言ったのか考えて、それでも同じセリフを言えるなら言ってみなさい、私は既にあんたを軽蔑したけどね!それはもう拭えないよ!
何黙ってんのよ、言い返してみれば!!
と、全部言いました。
父はニヤ付きながらどこかにいきました。
きもちわるい。
あのおっさん、すっげーきもちわるい。
世間的にはエリートなんだろうけど、私はひたすら軽蔑する。
娘の胸を揉みたがり、それを拒むと手とかあちこち握ってくるあのおっさん、エロ小説ばっかり読んでて菊地さんがどういう作家かも知らずに偉そうに恥晒してる。
無理。
無理。
続きます。
長いって!?
すみません。気が済むまで続けます。
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