2017/01/23

『この世界の片隅に』

先日、やっとこさ、話題の『この世界の片隅に』を観てきました。
後輩が「のんがすごい。あの子すんごい。」と言ってまして。
のんちゃんは、あまちゃんは私は観てなかったのですが、ホットロードを地上波でやったとき、たまたま仕事先で宿泊したホテルで観たんです。
和希の透明で脆くて透き通った感じが演じられて、いました!!
なんだ、この子は憑依型の役者なのか!!
と思ってたところ、後輩がこの作品でののんちゃんを大絶賛していましたので、楽しみにして行きました。




全国拡大上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト


◆◆◆ネタバレ注意◆◆◆

絵を描くのが大好きなすず。
広島で海苔を作るおうちで暮らしていましたが、呉へお嫁に行くことになりました。
知らない人…だったのですが、すずが幼いとき、海苔を届けに行く途中で変なおじさんから人さらいに遭いそうになって、そのときしょいかごの中に一緒にいたのが周作だったんですね。
その時しょいかごの中で絵を描いて、すずが自分の名前を書いたから分かったようです。

最初は、気の強いお義姉さん(径子)にいじめぬかれるのかと思ってたら、そうでもなく。
食料難の中、たんぽぽやかたばみなど野草も使ってお料理を頑張る。
すずが畑から見える戦艦をスケッチしてたら憲兵にこっぴどく怒られて、お義母さんと径子さんが目を反らして歯を食いしばってプルプル震えているので、うわーこのあと大目玉食らうのかな〜とハラハラしてたら、
「すずが密偵(だったっけ)とか!この子にできるわけなかろー、憲兵さんの前で笑うわけにはいかないから我慢するのが大変だったわ!!」
と、すず以外の家族中大爆笑の渦!
すずだけ笑えず、お米のもみがら取りしながら小さくなってる。笑。

呉が空爆されまくり。
すずは絵が描けなくなり、径子は娘を失った。
安全だと思っていた広島に原爆が落ち。
すずの実家も被害を受けた。
すずの妹のすみは体調を崩し、腕に痣が...
すずと周作が広島から呉に戻るとき、ズタボロになった少女が彼らの側にやってきた。
彼女の母はガラスが腕に何本も刺さって右腕の肘より下を失ったまま娘を左手で連れて逃げ、命尽き、崩れたようだ。
少女はすずの腕を見て母を想い、すずにすり寄ってくる。
すずと周作は少女を呉に連れて帰る。
酷く衰弱し、しらみまみれになった彼女をとにかくお風呂!お風呂!とバタバタ。
径子は、亡くなった娘の服を取り出して「小さいかしら。着られるかしら。」

こんなことがありながらも、すずは周作に言うのです。

「この世界の片隅に、私を見つけてくれて、ありがとう。」

反戦映画、とは違うと思うんです。
日常なんです。
ぼ〜んやりしながらも、優しく、暖かく、毎日を過ごしたい。
ただ、それだけ。

心に響きます。
126分と割と長めなのですが、テンポがよく、お笑いシーンを随所に挟んでいるので飽きません。

これは、全世界の人に見てほしい映画です。

↓↓原作本です!是非!↓↓

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)




にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ 

2017/01/12

降下訓練始めを見学してきた

急に時間ができたので、1月8日に行われた、自衛隊の降下訓練始めの見学に行ってきました。


カッコイイ。

演習場の正面入口から400メートルかそのくらい歩いたあとに、セキュリティチェックがあります。


広いよー。

セキュリティチェックから1.5kmくらい先の方に、見学席があります。
あまりにも遠いので、シャトルバスが出ています。
歩いていく人も沢山。

後ろに並んでた人たちは毎年来てるらしいんだけど、いつもより人が少ない!と言っていました。
早めに開門したのか、あまりにも寒いから来るのやめたとか?と予想してた。
例年だとセキュリティチェックに列ができるんですって。この日は、どこでチェックしてもらおうかな。と選べるくらいガラガラでした。

ホントにこの日は寒くて、割と寒さに強い方の私もブルブル震えておりました。
何故カイロを持ってこなかった!!
耳たぶが凍って割れちゃうんじゃないかと思うくらい寒くて、コートのフードを被って、目元だけが出るように手でフードを掴んでおりました。

11時からの開始で、8:30に開門で、私は9時くらいに入場したのですが、既に結構人が沢山。

見学席といっても椅子が用意されてるのはVIP用です。
土手が3つくらいあって、そこに登って見ます。
最前列にはロープが張られています。そこには、ながーいレンズをつけたカメラを持った人たちでいっぱいでした。
折りたたみの椅子やレジャーシートを持っていくといいと思います。

9:30くらいには見学ポジション確保。
お店も出ていて、迷彩グッズとかワッペンとかフィギュアとかの雑貨の他、焼きそばとかチョコバナナとか豚汁みたいなのも売ってました。
買わなかったけど。
豚汁みたいなのを食べてる人が「美味しいんだけど寒すぎて手が冷たくて早く手袋したいから早く食べ終わりたい。」と言ってました。
私はただひたすら立ちっぱなしで待機。

11時から降下開始!
ちょうど後ろにスピーカーがあって、飛んできてるヘリコプターや飛行機の型番や特徴、降下してくる隊長以上とかの偉い方々のお名前を言ってるのが聞こえやすくて良かったです。

たくさん動画を撮ったのですが、2つだけご紹介。

どう変換しても、スマホから動画が見られません...
スマホからウェブバージョンで見てもサムネイルすら見えません...何故なんだ...
お手数ですが以下の2つの動画はPCからご視聴ください。

20名の降下が数組!





Facebookにupしたら、この動画に反応した人が一番多かったです。
東京タワーの高さから降りてくると言っていました。

あと、動画のupはしませんが、1400mの高さから降下してきて、目の前で、ストン、と両足で着地してるのは心の底から驚きました。
アナウンスで「上空には、ナントカナントカが」って言ってるその飛行機は雲の中を飛んでいましてね。
「今、降下しました。」って言っても、全然見えないの。そしたら、点が見えてきて、パラシュートが見えてきて(その時の降下はパラグライダーみたいなやつ)だんだん点の大きさが大きくなってきて、人の形が見えてきて、見学席の目の前にトンっと着地して、ササササーッとパラシュートをまとめて抱えて走っていっちゃいました。
口あんぐりです。
1400mって...

次の動画は、ヘリコプターが車とかを吊り下げてもってきて、人はロープかなにかでシュルシュル〜と降りてきて、ヘリコプターは着地することなくどこかへ行き。
別のところでは着地したヘリコプターから人がどわ〜っと降りてきます。
ここから模擬戦となり、青組赤組に分かれ、レーザー銃でいろいろやってたらしいのですが、私がいたのは青組側で赤組の動きが全然見えないのと、とても遠いので何が起きてるのか全然分からないという。
テレビのニュースを見て「青と赤のはちまきしてたんだ〜。ライフル持ってたのか〜。そりゃそうか、レーザーがどうのこうのって言ってたもんな。」と、知りました。



すごかった〜。
やっぱり肉眼で見ると違うなあ。すごいなあ。

こういった技術を、平和のために使ってほしいです。

来年も見に行きたいけど、だいたい仕事が入るんだよなぁ...

仮設トイレはたくさん用意されていますが、寒いし人が多いしで、激混みです。
事前にトイレは済ませて、水分補給は控えめの方がいいかもです。
腹痛でヤバくなったら相当ヤバいです。

車やバイクでも来られますが、演習場のところの道はいつも渋滞がすごくて、こういう日はいつもより更に渋滞するので、公共交通機関を使った方がいいと思います。

それにしても、演習場、広かったなあ〜。
隊員さんたちは屈強な身体能力と勇気のある方々です。
自衛隊は、自衛のためにあるんです。
戦争には行かせないでください...

  迷彩 ミリタリー デザイン 大容量 ペンケース ポーチ


  ミリタリー カモフラ柄シュシュ 



にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ
 にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ 

2017/01/05

一般参賀に行ってきた

あけましておめでとうございます。
今年はもうちょっと更新頑張ろうと思ってます。

さて、去年一昨年に続いて、今年も一般参賀に行ってきました。
今年は陛下の生前退位の意向のことや、秋篠宮様を皇太子待遇にする方向となった、ということもあり、参賀に来る人はいつもより多いんじゃないかな、と思い、今までより1時間早く行きました。

が。

予感的中。
今回は行幸通り側から行こうと東京駅を出たのですが、まだ皇居前広場に入れない時間なのもあり(8:30くらい)、通りを埋め尽くす人、人、人!!
横5列くらいで1レーンとして列を作るように誘導されました。
でも、いつもそのあたりで旗配ってる子供たちがいないよ〜。
旗欲しいよ〜。

9時少し前にやっとこ皇居前広場に入れるようになったっぽく、先頭集団と思われる、大きな日章旗やら幟やら持った方々が移動し始めたのが見えました。
(こういう方々は旗が邪魔にならないところにいらっしゃいますのでご心配なく)
私もやっと広場に入れて…


この日は10月中旬くらいの陽気で、手袋がなくても全然大丈夫でした。
今年も一応書いておきます。飲み物や食べ物の持ち込みは一切禁止されていて、捨てさせられます。
持ち物チェックも、カバンのポケットも内ポケットも全部しらみつぶしにチェックされますので、持ち物は最小限のものにしましょう。
手荷物がなければまっすぐボディチェックに行けるので、バッグを持たなくても行動できるならその方が早く入場できます。


隣のレーンに、ちょんまげのおじさんがいました。
がたいはでかいんだけど、明らかに相撲取りではない結い方。
袴履いてるんだけど、上は羽織じゃなくてジャンパーみたいなの。
素足に下駄。
何者なんだ〜。

1回目は10:10。
ボディチェックも終わり、まだ皇居前広場にいる10:00くらい。
「1回目は無理かぁ〜。」
と、私の周囲の方々が諦め始めた頃、列が動いた!!


走らずに〜
写真撮りながらは危ないのでやめましょう〜
子供を肩車してるといろいろあぶないのでお父さんやめといてね〜
ソロゾロ。


「いや〜、まにあったな。」
「けどあと4分で始まるぞ。」
「着いた時には終わってるんじゃなかろうか。」
と話す人々。
長和殿が見えた瞬間、おでましのアナウンス。

うわ〜♪
「押さないで〜!走らないで〜!」
分かってるけどさあ。


わ〜!
私の周辺にいた人たちは、旗がもらえなかった〜と言ってたので、このように視界はちょっと良いです。でも、これ肉眼では見えていません。デジカメ上げてあてずっぽにシャッター押しました。

1回目は、私たちの後ろの方でちょっとアレな女性が
「陛下!助けてください!盗聴されているんです!盗聴機がしかけられているんです!子供が可哀想です!命を狙われているんです!!」
と叫び続けていて、あー、えっとー、と苦笑いな雰囲気でありました…。

おことばのあとも結構長い時間お手を振ってくださっていました。
10:15くらいには退出されました。

「ここまで待ったんだから2回目も見よう!」
と、滑り込みセーフ組の人々の多くはそのまま待ち続けました。
前に行けてもねえ、前の人の身長とかで全く見えなくなったりするのでポジション取が大変です。背の高い外国人さん日本へようこそ!と思いつつも「でかいんだよ〜!始まったらしゃがんでよね!」と言いたくなったり。

そして11:00。


きゃ〜♪




昨年三笠宮様が逝去されたので、そちらの家系の方は今年はいらっしゃいません。
ああ〜。天皇皇后両陛下のお優しいオーラに癒される…。

2回目は、後ろのおじさんが陛下のお言葉を復唱するのでうるさかったです…。

さすがに3回目はいいですと思い、坂下門から出ました。
右の方々の車が沢山止まっていますが、普段そのあたりを走っているときみたいにうるさくないし、怖くないですよ。ちょっとびっくりするけど。日本中から集まってきてます。

報道によると、今回の参賀は平成になって2番目に多い9万6700人だったそうです。


陛下「人々の平安祈る」 新年一般参賀に9万人超  :日本経済新聞

いろんなことが迷走しているぐちゃぐちゃな今の日本だけれど、この国の始まりから、あらゆる神事をつとめて国の平安を守っている陛下のこと、守られている我々自身のこと、みなが平和で、お米がじゅうぶんに収穫できて、仲良く安全にいられますように。
ただそれだけのことなのに、どうしてこんなふうになってしまっているのでしょう。
信仰とはどの教えもみな至ってシンプルなはずです。
穏やかに過ごせる一年になりますように…。



にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ 

2016/12/21

『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』

先日、栗原類くんの『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を読みました。


発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

ステキな容貌で、自分のスタイルをしっかり持っている類くんはカッコイイなーと思っていました。
発達障害があるということで、気になって読んでみました。

幼少期の類くんは想像以上に大変な子だったようです。
それを支えたお母さんがとにかくすごいと思いました。
お母さん自身、発達障害を持っていたとのことで、それがこの独特な教育方針を持たせたのかもしれません。
そして信頼できる医師との出会い。
類くんは信頼できる大人に恵まれたんだと思います。

身近に発達障害の子がいなくても、人づきあいをする上で、そして自分を省みるためにも、とてもいいきっかけになる本だと思います。
多くの人に読んでほしいと思いました。


にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ 

2016/12/09

ダリ展

東京開催終了間近にやっとこさ『ダリ展』を観てきました。



ダリ展 | 国立新美術館 | 京都市美術館

ダリ、大好きなんです。チュッパチャップスのパッケージデザインはダリなんですよ!

スペイン生まれの奇才な芸術家、サルバドール・ダリ。
「記憶の固執」が有名だと思います。
私も幼い頃、美術の教科書や百科事典などでこの絵を見て、雷に打たれたような衝撃を受けました。

Salvador Dalí. The Persistence of Memory. 1931 | MoMA

まだアメリカでの大規模テロが起きる前に単身ニューヨークに行き、その頃は、「ティー、プリーズ。」さえろくに英語が話せず、アメリカ留学中の友人たちに何もかもすべてお世話してもらって弾丸訪米したとき。
MoMAで「記憶の固執」を見ました。
とっても小さな絵でした。
ダリの絵は、とてつもない写実力のうえに成り立っています。
崩すなら、完璧な写実ができないとなんだ。
衝撃でした。

何が何だか分からない絵を描くクリエイター。ダリ。
映像作品も作っている。
十数年前でしたか、日本で展示会があった時に見た映像作品「アンダルシアの犬」。
また見ちゃいました。
グロイのに。
意味分かんないのに。

今回の展示では、映像作品や、舞台装置や衣装デザイン、不思議の国のアリスの挿絵、宝飾品デザインなどが多かったです。
アリスの挿絵はジョン・テニエルが最高だと思っていまして、今でもそう思っているのですが、テニエルの挿絵は物語と一体化しているのに対し、ダリの挿絵は、物語に添えているんだか、ダリの絵のために文章があるんだか、わけがわからず。
どんどんアタマがスパークしてきてしまいました。

デスティーノというアニメーション作品は7分の未完作品で、脚本がダリ、製作はウォルト・ディズニー! すっごくファンタスティックでキテレツだった。
舞台美術のコーナーが結構多くあったけど時間が足りなくなった!
心から尊敬してるクリエイターさまの一人です。 今度スペインに行ったら絶対ダリ美術館に行こう!!

グラマラスな唇ソファーの写真は「メイ・ウエストの部屋」再現。
ここだけ撮影可能。 女優さんの顔になってて、鏡越しに写真を撮ると髪の毛とイヤリングも映ります♪
私の2つ前くらいのおじさまは、鏡に接近して撮影していました。
私はiPhoneで、縦長に撮りたいけどワイドが入らないので離れて、口や鼻と自分がかぶりたくないのでしゃがんで撮影したんですけど、その結果、映らなくていい天井も入っちゃいました。このために20分くらい並びましたが、この奇天烈ルームに自分が入った写真が撮れたのはきっと一生の記念になります♪







最後の写真はお土産物。
左上が溶けてる時計のキーホルダー、その右が、ガチャポンみたいなのでゲットした"The Sense of Speed"の中の何かのピンバッジ。ガチャポン引くために300円と交換した1ダリ。チケット半券。
このガチャポン、卵形カプセルに入ってコロコロと落ちてくる、ガチャポンというよりガラガラ福引きタイプ。この卵カプセルが開かなくて開かなくて、帰宅してカプセル破壊する覚悟で接合部分を押しまくってやっと開きました。

ダリの絵はタイトルだけでも奇天烈で面白いの。
『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』 
『海の皮膚を引き上げるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む』
なになになんなの⁉︎って気になるでしょ‼︎
ぐぐったらたぶん出てくるから、見てみて!!!



あ〜。
しあわせでした。

にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ
 にほんブログ村 その他日記ブログ その他40代女性日記へ