2016/12/09

ダリ展

東京開催終了間近にやっとこさ『ダリ展』を観てきました。



ダリ展 | 国立新美術館 | 京都市美術館

ダリ、大好きなんです。チュッパチャップスのパッケージデザインはダリなんですよ!

スペイン生まれの奇才な芸術家、サルバドール・ダリ。
「記憶の固執」が有名だと思います。
私も幼い頃、美術の教科書や百科事典などでこの絵を見て、雷に打たれたような衝撃を受けました。

Salvador Dalí. The Persistence of Memory. 1931 | MoMA

まだアメリカでの大規模テロが起きる前に単身ニューヨークに行き、その頃は、「ティー、プリーズ。」さえろくに英語が話せず、アメリカ留学中の友人たちに何もかもすべてお世話してもらって弾丸訪米したとき。
MoMAで「記憶の固執」を見ました。
とっても小さな絵でした。
ダリの絵は、とてつもない写実力のうえに成り立っています。
崩すなら、完璧な写実ができないとなんだ。
衝撃でした。

何が何だか分からない絵を描くクリエイター。ダリ。
映像作品も作っている。
十数年前でしたか、日本で展示会があった時に見た映像作品「アンダルシアの犬」。
また見ちゃいました。
グロイのに。
意味分かんないのに。

今回の展示では、映像作品や、舞台装置や衣装デザイン、不思議の国のアリスの挿絵、宝飾品デザインなどが多かったです。
アリスの挿絵はジョン・テニエルが最高だと思っていまして、今でもそう思っているのですが、テニエルの挿絵は物語と一体化しているのに対し、ダリの挿絵は、物語に添えているんだか、ダリの絵のために文章があるんだか、わけがわからず。
どんどんアタマがスパークしてきてしまいました。

デスティーノというアニメーション作品は7分の未完作品で、脚本がダリ、製作はウォルト・ディズニー! すっごくファンタスティックでキテレツだった。
舞台美術のコーナーが結構多くあったけど時間が足りなくなった!
心から尊敬してるクリエイターさまの一人です。 今度スペインに行ったら絶対ダリ美術館に行こう!!

グラマラスな唇ソファーの写真は「メイ・ウエストの部屋」再現。
ここだけ撮影可能。 女優さんの顔になってて、鏡越しに写真を撮ると髪の毛とイヤリングも映ります♪
私の2つ前くらいのおじさまは、鏡に接近して撮影していました。
私はiPhoneで、縦長に撮りたいけどワイドが入らないので離れて、口や鼻と自分がかぶりたくないのでしゃがんで撮影したんですけど、その結果、映らなくていい天井も入っちゃいました。このために20分くらい並びましたが、この奇天烈ルームに自分が入った写真が撮れたのはきっと一生の記念になります♪







最後の写真はお土産物。
左上が溶けてる時計のキーホルダー、その右が、ガチャポンみたいなのでゲットした"The Sense of Speed"の中の何かのピンバッジ。ガチャポン引くために300円と交換した1ダリ。チケット半券。
このガチャポン、卵形カプセルに入ってコロコロと落ちてくる、ガチャポンというよりガラガラ福引きタイプ。この卵カプセルが開かなくて開かなくて、帰宅してカプセル破壊する覚悟で接合部分を押しまくってやっと開きました。

ダリの絵はタイトルだけでも奇天烈で面白いの。
『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』 
『海の皮膚を引き上げるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む』
なになになんなの⁉︎って気になるでしょ‼︎
ぐぐったらたぶん出てくるから、見てみて!!!



あ〜。
しあわせでした。

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