2022/11/11

がん患者の家族の心労

私はがん家系なので、がんになると思ってたし、それが乳がんだったから、全摘出しても命に影響ない部位ですので「がんになっちゃった〜」と両親に伝え、生まれて初めて父が病院の付き添いと送迎を全部してくれました。

わたし、子供の頃病弱で、夜間救急行ったり学校も休みがちだったり原因不明の症状で無茶苦茶だったんですけども、まあ、今思えば虐待児でしたので。雨が降って傘持ってなくて迎えに来てほしくても「めんどくさいから濡れて帰ってこい」でしたし、喘息の発作で死ぬかもと思ってる時に「うるさいんだよ!自分で何とかしろ!」でしたし、怪我して足引きずってるから迎えを頼んだら「めんどくさい、びっこひいて帰ってくれば?」という環境で育ちましたので、今更毎回の付き添いをされても正直めんどくさかったです。なので、ホルモン療法が落ち着いてきたところで実家と連絡とるのをやめました。会うのも避けてます。

実際、父は前立腺がん、母は腎臓がんと副腎がん、私は乳がんで。抗がん剤やったのは私だけです。温度差もあるんだけども、今まで散々虐待してきたくせにここにきて心配しただの何だの言われると○したくなるので。

仕事でよく会う、12歳くらい年下の男子の家もがん家系で、私が手術日程など公表した時たぶんいちばん衝撃を受けていました。

おじさんおばさんをがんで亡くしている上、お父さんも亡くなっていて、お兄ちゃん、私も会ったことあるお兄ちゃんはたぶん30才になるかならないかで大腸がんを患い、結構大変だったそうです。

お兄ちゃんは今は安定しているっぽいですが、コロナワクチン接種について、基礎疾患あるから受けた方がいいかやっぱりやめとくか、弟である彼が心配してて「namiさんワクチンどうするんですか?」「わたし普通に生活しててインフルエンザにも罹ったことないからコロナワクチンはもういい〜」なんて話をしています。

うちの妹は完全に他人事ですね。お見舞いなんてひとつももらってない。良いけど笑。次はあなたよと脅してますがあまり効いてないっぽい。

わたしは家族愛に乏しい育ちなので、やっぱりこんなもんか。と思ってます。

家族のことが何よりも大事、世界が滅亡する時は家族と一緒にいたい。というような方々は、家族ががんになったらとても辛いんだろうなあ。

私にとっては、抗がん剤やることになったと知ったらすぐに大量の美味しいものをお見舞いに送ってくれた会社や、肌触りの良い部屋着を送ってくれた友人や、手術前後に励ましの連絡をくれた乳がん仲間の友人や、仕事復帰後体調を気にしながらシフト組んでくれた皆さまへ感謝の気持ちがいっぱいです。家族はべつに、保証人関係があるからしょうがない程度だなと感じました。

家族大好きな人の、がんの家族への心配の気持ちは私には結局わかりませんでした。


幸楽苑で餃子半チャーハン。たまには良いよね炭水化物祭り。

何だか最近虚しいの。たぶん、手術を乗り越えようとか抗がん剤の不安との戦いや、仕事復帰どれだけできるかの葛藤を越えちゃったから、目標が何にも無くなったせいだと思うの。何か推し活とかしたいなあ。


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