善光寺詣り。

乳がん仲間のAちゃんと、長野に旅行に行ってきました。

Aちゃんとは私が派遣OLをしてたときの先輩というか同僚というかで、たまたま出身高校が同じ一歳下で、私がその職場を辞めた後もFacebookで繋がっていました。

私が乳がんになったことを知って自分の胸を確認してみたらしこりを感じて病院に行ったらトリプルネガティブだったと連絡があり、同時期に抗がん剤治療をしたり、ハゲ仲間になったり、今年の1月に私が形成外科のシリコン入れ替え手術を受けて、Aちゃんは3月に部分摘出手術を受けて、お互い経過良好なので慰労会ということでの温泉旅行なのです！

がん仲間って、経過によって連絡しづらくなったりするけど、私たちはもともとの知り合いなうえ同時期に同じがんになって2人とも経過良好なんて、「そんなことってあるんだね〜」と、さっき経過観察に行ってきた乳腺科の主治医にも言われました。

旅行先は長野なので、とりあえず善光寺詣りをしましたよ。

長野県は軽井沢より北に来たのは初めてです。

なので善光寺も初めて。

Aちゃんが当然のように長野駅から歩くというので往復歩きましたよ。

片道2kmくらいだけどさー

往復4kmじゃん〜？

境内でも歩くじゃん〜？

私はバスに乗る気満々でしたよ。Suica使えないのか〜って確認済みだったのに。

まあ良い散歩になりましたが。街中散策も楽しかった。

健脚な病み上がりの2人。

上の写真は仁王門。すんごい迫力。

山門。

上層部に登ることもできるんだけど、あまり時間がないので見るだけ。

すごいなー。

たまたま、少し前にブラタモリで善光寺の特集だったので録画を見て行きました。

すごい不思議な由来でできたんですねー。ぜんっぜん知らなかったです。

本堂に行って、びんずる尊者さまのお胸を撫で撫でしました。

私もAちゃんも右胸の腫瘍を取ったのですが、転移しませんように、と左のお胸も撫で撫でしてきました。

内陣に入るチケットを購入して、お戒壇巡りをしてきました。

善光寺の御本尊は絶対秘仏で、ブラタモリ情報では善光寺のお坊さんでも見たことがないそうで、今年はご開帳の年だったのですが見られるのは前立本尊という、ダミーというか影武者というか、影じゃないなあ、コピー？そんな感じのものなんですって。

このお戒壇巡りは、御本尊の真下を通って「極楽の錠前」を触ることで、ご本尊と直接ご縁を結べるということだそうです。

これがすんごい真っ暗と聞いてましたが、ロウソク型のLEDランプみたいなのが足元にちょこちょこ置いてありました。

何度も来てるっぽい方々が「あれ？あかりあるじゃん、前はなかったと思ったけどなあ。」と言っていました。

なかったら怖いって！！あっても怖かったし、錠前がありそうな辺りでは本当に真っ暗で何にも見えなくて(右手を壁に当てたまま進んでいくルール)前に誰かいるのかいないのか、壁がなんかすっごい右に向かってるけどこれでいいのか、全然わからなくてこわかった〜。

天井も低い感じなので閉所暗所が苦手な人は絶叫しちゃうでしょう！

真っ暗な中、右手に触れるものが金属になり、あら？と思ったら錠前っぽいのがありました。

前を進む皆さんなんにも言わないのね。これかー、とか、うわー、あったー、とか誰も言わないから、え？これ？？とオロオロしながら出ました。

そのあと御朱印をいただき。

御朱印帳をここで新調しました。

それからおみくじ。

何年ぶりだろう。おみくじひいたの。

すっごいいろんな種類のおみくじがあって、「鳩みくじ」を引いてみました。

吉でした。

中に入っていたストラップは紫色の鳩で「出世開運・吉祥来福」だそうです。

かわいい。

他にも色々見たい回りたいけどあまり時間がないのでこのくらいで。

善光寺に着く前にお蕎麦を食べました。

「クイチそば　今むらそば」にしてみました。

なんとなく。

御膳そば　というのが、信州のそば粉で打ってるそうなのでちょっと高いけど頂いて見ました。

天ぷらも絶品でしたよ！

大根おろしが緑色なんですよ。

旅館でいただいたお料理でもそうで、何故だろう、と思ってたら、駅の売店で売ってた「おろし用大根」が小ぶりで緑色の部分が多かったんです。

そうか大根自体が緑色なのか。

と、納得。

おそばは、「そばって粉モンだったなあ」と思う感じの、素材感というか食感、舌触りで美味しかったです。

旅行で行ったらケチらずこちらを食べることをおすすめします！！

今回何故長野なのかというと、長野駅から長野電鉄で行ったところにあるお宿を私の大学時代の同級生が継いでいて、私のがん治療の状況をFacebookで気にしてくれていたので、そーいえば！顔出しに行こう！と思って直接連絡して予約したのです。

お宿で26年ぶりの再会を果たしましたのです！！

見た目あんまり変わってなくて驚いた〜。腹が出たって言ってたけどまあお互い中年ですし。

学生の頃は結構ヤンチャな感じだったのに、温泉旅館を取り仕切って、10月から新しい施設も営業始めたという敏腕社長になっていた〜！！

お宿での話は次回更新します。

　　　

熊本は広かった。

今回初めて仕事で熊本に行き。

帰省ついでに阿蘇山や草千里に行ったことはあるんです。

車で連れて行かれただけで位置関係とかよく分かりませんし、今回も車で連れて行かれるとはいえカーナビ設定しても変な方向に案内されたり、どう頑張っても4時間かかるの？熊本県内の移動なのに？と驚きました。

観光目的ではないうえ、「あらこんなところに」という場所から場所への移動で。

ずーっとトンネルで、運転してるボスが「なんかずぅ〜っとトンネルなんだけどぉ。これぜ〜んぶ山なのぉ？」と聞くのでGoogleマップ開いて「山です。まだ半分です。」とか。

喫煙者であるリーダーは運転疲れと煙草吸いたさのためパーキングエリアでしっかり休憩。だけど道はまだ遠く。

お宿も近くにビジネスホテルなどがないエリアだし予算の都合上素泊まりなので、宿に着く前にラーメン屋さんに寄ったり。

北国育ちのリーダーは豚骨ラーメンがダメらしいけど、このお店には豚骨ではないラーメンもいろいろ置いてありました。九州生まれの豚骨スキーな私は熊本豚骨も気になったけど、ちゃんぽんにしてみました。

三大ちゃんぽんと調べるとなんか色々出てきます。たぶんこれは天草ちゃんぽんなんだと思いますが違いがよくわかりません。かまぼこじゃなくてちくわなんだ〜。野菜はもちろん肉やえびやイカがゴロゴロ入っていて、同じものを食べたリーダーが「よく食えたねえもう腹パンになったよすげえなアレ。」と言いました。

必死でしたよ。

スープもうちょっと飲みたかったけど無理でしたよ。

食の楽しみに乏しい旅なので、必死に胃に押し込みましたわよ。

お宿は2カ所に泊まりまして、どちらにも温泉がありました！

私は手術後初めて温泉に入りました！

予算の都合で出演者のお姉さんと相部屋だったので、一緒に長湯しました。

2件目のお宿は透明の硫黄泉でとろっとしていてサイコーでした。

公演は成功といって良いと思います。

会場が劇場ではないのでいろいろ条件が違ってくるのは仕方がなく。

パフォーマンスがハイレベルなのでテクニカルスタッフはそれほどシビアにならなくても。

子供たちがキャッキャと笑ってるのも嬉しいけど、先生方もウキウキしてくれてるのも嬉しかったです。

それで

私は大分県生まれで両親のイントネーションなどがまだやや九州訛りで、九州在住の親族はゴリゴリに九州訛りなのですが、熊本の先生方やらお宿の方やらコンビニ店員さん、ほぼ標準語…。びっくりした…。うっかりすると私の方が訛ってるんではなかろうか…。先生方は東京から来た人相手で標準語を使ってるのかもしれませんが、それでもうちの田舎では店員さんたちもホテルの人もゴリゴリ方言ですよ。なんで？熊本ってそういう感じなの？

飛行機は行きも帰りもよく揺れました。

久しぶりの飛行機だったのに海外の機体を使ってるせいで？映画とか見れなかったし。ちぇ。

次に地方に行くお仕事は2月に岐阜です。

その前に、明日から乳がん仲間と長野旅行で慰労会です！

温泉！

馬肉！！

　　　

旅公演ひとつおわった！

旅公演の熊本シリーズから帰ってきてます。

今回はド田舎の学校でのツアー公演なので、近隣にビジネスホテルがありません。予算超えちゃうのでツインにされちゃった観光ホテル近くには、食事できるお店があってもあっという間に夕方にはクローズしてました。

たまたま近くに24時間営業してるお弁当屋とコンビニがミックスされたようなお店があって助かったりもしました。

ってかねー

私はいちばん仕事の密度が浅いポジションで、過酷な車移動も助手席に乗ってナビの設定をしてボスが寝ないようにおしゃべりしてるのがお仕事みたいなものだったんですけどね〜

疲れた〜。

あと10カ所くらい、私の身近なメンバーが入れ替わり立ち替わりで、2月まで？

会場が劇場じゃないから、事前情報がぼんやりしてるので、行くまでヒヤヒヤです。

公演後ワークショップがあって、その間私たちは撤収作業をしているのですが、ボスの指導が良いのでしょうけど、みんなとても楽しそうです。先生たちも本気で頑張って参加してたりもして面白いです。

私は今のところ来年あと一ヶ所です。

羽田空港で、初めて「宮」のハンバーグを食べました。

「八百森のエリー」という漫画で知りました。

宮のタレが美味だと。

美味かった！

飛行機のチケットはもらってて、待ち合わせ場所とかの連絡がぼんやりしてるので、熊本空港で集合できてれば良いのかなと思ってラウンジでのんびりしてる間に、Namiさんがいない！と地味に騒ぎになってたらしく、到着してから謝りまくりました。

熊本公演2ヶ所目のリハが終わって待ち時間の間に後輩から電話とメールの着信がありました。

怪我人が出ちゃって翌日の現場に人が足りなくなるので空いてたらヘルプ！

ってさー。。

あいつまた怪我したんかい、どんだけー。軽傷？と思いつつも結構楽そうな現場だったしアホな後輩のせいでもっと下の後輩が困ってるので、力を振り絞って今日も働いてきました。

とても楽でした。

怪我したというバカは結局今回もバカでした。

私の今月のお小遣い増えたけどさあ。。。

馬鹿すぎて書く気になれません。

明日は寝よう。。

週末は乳がん仲間と温泉よ！！

　　　　

数年ぶりの飛行機

仕事で熊本に行きます。

私には珍しく、仕事で飛行機移動。空港が久しぶりすぎて手荷物の預け方とかわかんなくてワタワタしました。

一応二十代の頃からヴァン経由のゴールドカード所有者なのに、ラウンジを使ったことがなかったので今回初めて利用してみた。

窓側の席があいてた〜。

これ、カード所有者以外は有料だからか、そもそも一人で使う向け設定なのかわからないけど、連れがいたら席の確保が難しいかも？席と席との間隔が広くてお喋りはしにくい。

ひとりなら、Wi-Fi繋がるし、充電できるし、飲み物無料だし。今回はラウンジに近い搭乗口だから移動も楽。

他のメンバーさんたちそろそろ搭乗口についてるっぽいんだけど、まだいいかぁ。私がここにいることは伝えたし。ちゃんと乗れば良いのだ。

わざわざ来るほどのところでもないけど、該当カード持ってるなら、時間に余裕があるなら利用すると良いのかも。アラフィフになって今更何を言ってるのか。

さて今回のお仕事は普通の劇場やイベントホールではない場所での催事なので、何がどうなるやらヒヤヒヤです。昔ほど電源とったりが面倒でないとはいえね〜。ちゃんと電源あると良いなあ。

食事は全部自腹なのだ。美味しいもの食べたいなあ。ホテル以外店があるんだろうか謎なエリア。

そろそろトイレに行ってからメンバーと合流します。

いってきますー。

　　　　

がん患者の家族の心労

私はがん家系なので、がんになると思ってたし、それが乳がんだったから、全摘出しても命に影響ない部位ですので「がんになっちゃった〜」と両親に伝え、生まれて初めて父が病院の付き添いと送迎を全部してくれました。

わたし、子供の頃病弱で、夜間救急行ったり学校も休みがちだったり原因不明の症状で無茶苦茶だったんですけども、まあ、今思えば虐待児でしたので。雨が降って傘持ってなくて迎えに来てほしくても「めんどくさいから濡れて帰ってこい」でしたし、喘息の発作で死ぬかもと思ってる時に「うるさいんだよ！自分で何とかしろ！」でしたし、怪我して足引きずってるから迎えを頼んだら「めんどくさい、びっこひいて帰ってくれば？」という環境で育ちましたので、今更毎回の付き添いをされても正直めんどくさかったです。なので、ホルモン療法が落ち着いてきたところで実家と連絡とるのをやめました。会うのも避けてます。

実際、父は前立腺がん、母は腎臓がんと副腎がん、私は乳がんで。抗がん剤やったのは私だけです。温度差もあるんだけども、今まで散々虐待してきたくせにここにきて心配しただの何だの言われると○したくなるので。

仕事でよく会う、12歳くらい年下の男子の家もがん家系で、私が手術日程など公表した時たぶんいちばん衝撃を受けていました。

おじさんおばさんをがんで亡くしている上、お父さんも亡くなっていて、お兄ちゃん、私も会ったことあるお兄ちゃんはたぶん30才になるかならないかで大腸がんを患い、結構大変だったそうです。

お兄ちゃんは今は安定しているっぽいですが、コロナワクチン接種について、基礎疾患あるから受けた方がいいかやっぱりやめとくか、弟である彼が心配してて「namiさんワクチンどうするんですか？」「わたし普通に生活しててインフルエンザにも罹ったことないからコロナワクチンはもういい〜」なんて話をしています。

うちの妹は完全に他人事ですね。お見舞いなんてひとつももらってない。良いけど笑。次はあなたよと脅してますがあまり効いてないっぽい。

わたしは家族愛に乏しい育ちなので、やっぱりこんなもんか。と思ってます。

家族のことが何よりも大事、世界が滅亡する時は家族と一緒にいたい。というような方々は、家族ががんになったらとても辛いんだろうなあ。

私にとっては、抗がん剤やることになったと知ったらすぐに大量の美味しいものをお見舞いに送ってくれた会社や、肌触りの良い部屋着を送ってくれた友人や、手術前後に励ましの連絡をくれた乳がん仲間の友人や、仕事復帰後体調を気にしながらシフト組んでくれた皆さまへ感謝の気持ちがいっぱいです。家族はべつに、保証人関係があるからしょうがない程度だなと感じました。

家族大好きな人の、がんの家族への心配の気持ちは私には結局わかりませんでした。

幸楽苑で餃子半チャーハン。たまには良いよね炭水化物祭り。

何だか最近虚しいの。たぶん、手術を乗り越えようとか抗がん剤の不安との戦いや、仕事復帰どれだけできるかの葛藤を越えちゃったから、目標が何にも無くなったせいだと思うの。何か推し活とかしたいなあ。