2019/04/15

バイト始めました。

フリーランサーのわたくし。

しばらく、だいぶ、かなり、相当暇そうで税金払えなくなりそうで本気でヤバイので、バイト始めました。
バイトと言っても、派遣会社に登録して、自分の希望に沿った現場を紹介してもらうスタイルです。
派遣法の事情があって、そんなにたくさんシフト入れるつもりなかったんですけども、入れないとお仕事もらえないそうなのでやむなく週3ペースで5月いっぱいまでの契約を...。
今行ってる現場固定での、5月いっぱいまでの契約です。
5月は、本業が入る可能性の高い曜日は避けてシフト入れました。
今月は本業もまあまあ普通に入っているので、既にクタクタになっています。
何なんでしょうかこの日雇い禁止法は。
誰得なんでしょうか。
この法律決めた奴ら。
民間の各業種の現場を全部体験してから考えろ。
バカか。
バカだ。

つかれたよ〜。

どーしましょ。

倉庫でのお仕事です。
重たいものは扱わないのだけれど、高いところにも昇らないのだけれど、立ちっぱなし歩きっぱなし。
休憩時間は全員一斉にきっちりかっちり。
これぞ馬車馬。
へとへと...。

けど、同業他社の同様の現場に比べると、だいぶ働きやすい環境らしいです。

倉庫で扱っている商品のバリエーションがとてつもなく豊富で今のところそれなりに楽しいし(つまり倉庫もとてつもなく広い。)登録した会社はベンチャーで、バカみたいに規律がうるさいのですが、それに添える人材しか来ないので、そこらへんのストレスは軽いかもしれません。

現場には他の会社からもたくさん来てます。
アルファベットも読めないっぽい、人の話を全然聞いてない、わけわかんない人もいるにはいますが、私は直接関わる必要がないので、スススス〜。と、離れて逃げています。
そんな人には、直接雇用と思われる常連お母さんたちが

「話を聞きなさ〜い!!」
「なにやってるの〜!!」
「これ持ち込んじゃダメでしょ〜!!なんで持ってきたの!!誰かに言われたの??」
「これさっき説明したよねえ!?日本語わかる??勝手にやらないで!!」

と、バトっています。

私は生来おせっかいなところが多分にあるので、

「命じられていないのであれば面倒に関わるべからず。」

と自戒しております。
私も大人になったなあ〜。
だってミドルフォーティーだも〜ん。

直接雇用以外の人は、行くたびに面子が変わりますが、今のところ、誰かしらが話しかけてきてくれたり、お昼一緒に食べましょ〜と言われたり。
私は、小中は給食やお弁当を食べる席が固定でしたが、高校になると自由になりまして、ちょっと、いや、だいぶ変な子だった私はぼっち飯はしょっちゅうで、それもあまり気にしてませんでした。
高校3年生の時は変わり者が集まるクラスだったので、変な子な私を受け入れてくれるクラスメイトもいて、あっちゃこっちゃ声かけてもらって一緒に食べたり、そういう同級生たちがお昼休みに部活とか進路とかのことで忙しい時はぼっち飯。
というように、徒党を組まないタイプのクラスメイトとしか関わりようがない状況だった、これが私にとって居心地の良い環境だった気がしてきています。

私が年齢相応に見えないからか(そうでもないと思うんだけど、ここでも超驚かれる。)私に子供がいたとしたらその子たちと同世代なスタッフも、いかにも私と同世代な方も、わずかな休憩時間に話しかけにきてくれて、新しい刺激になっています。

毎回、与えられるポジションが違ったり、状況に合わせて振り回されたりもしていますが、

「頼まれたからには、誰よりも正確に早くこなしてやる〜!」

みたいな妙な意地が生まれてしまい、オペレーションに慣れてきたら、処理速度などでの評価は何にもないとはいえチンタラやっていたらモチベーションが保てないので今日も高速歩行をし続けて足が棒です。

はぁ〜。

元号が変わったらそれなりに本業の仕事が入ってくるんじゃないかと思っているので、やっても6月までかなあ。と。
倉庫なので夏はどんだけ厳しいんだろかと、不要な想像をしたりもしますが、環境は悪くないので、暇なときに入れればなあとは思うのですが、日雇い禁止でそれは無理だと言われたらはい終了〜。
ですな。
誰も幸せにならない法律だと思うんですけど〜!!!

ぜえはあ。

数年ぶりにお弁当作りしています。
お披露目するほどのものではないので、そのうち、気が向いたら...

足腰バッキボキ!!!

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2019/04/08

『味奈登庵』で、つけ天そばを食べた。

中華街の近くで仕事があったとき。
仕事先に入るまでの時間に余裕があり、且つ仕事が始まったら次いつ食事ができるかわからない状態。
とりあえず何か食べておかねば。
中華街の中に入っちゃったら、サクッと出てこられる店を知らないので危険。
ハンバーガー系やカフェ系は気分じゃないなあ。
と、Googleマップさんにいろいろ聞いてみたら、お蕎麦屋さんがあるではないですか!
しかもセルフの!!

と、いうことで、『味奈登庵』で、つけ天そばを食べました。


味奈登庵さんは神奈川県に展開するチェーン店のようです。
そして、フルサービスのお店とセルフのお店があるそうです。
私が行ったところはセルフのお店で、屋外に券売機があるスタイルでした。


こういうかんじ。
ノボリの奥の白いのが券売機です。

食券を買おうとお財布をあけていたら、後ろに若い女性たち3人か4人がきて

「ここ、おいしいのかなあ。」
「入ってみる?」
「食券ってはじめて〜!」

え。
食券初めてって、どんなおぜうさま??
なんであれ、結局彼女たち入店。
わたし、まるでサクラになりました〜。

天ぷらは、一枚目の写真にうつってる、見えるところから海老、オクラ(ししとうだった気もしてきた...)、かぼちゃ、そしてイカ。
海老がとろっとろでね。
イカの天ぷらって好んで食べないので、え〜、イカですか〜。
と思って食べてみたら、柔らかくて甘くてびっくりした。
本当にびっくりした。

この日はキッチンはおじさん1人でいろいろまわしてました。
日曜日。
平日とかはどうなのか知りません。
客席はカウンター席だけです。

まさか中華街の近くにこんなにお手軽で美味しい日本そばのお店があるとは。
今後この辺りに来るときはまた利用しようと即決しました。

店内にはテレビがあり、野球中継を流していて、見入ってるお客さんもいました。

頼めばうどんにも対応してくれるみたいです。

いいなぁ〜
もっと近所にあったら、お酒飲みながら天ぷらとおそばをいただきたいなぁ。
と、心の底から思いました。


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2019/04/05

フィンランド土産 ムーミンのコースター

後輩の1人にバックパッカーがいまして、しょっちゅう、主にヨーロッパをウロウロしに行ってます。
英語もよく喋れないのに、英単語さえ通じない国ばっかり好きで身振り手振りとパッションでなんとかしまくっているなんともものすごい人です。
そんな後輩がフィンランドに行った時にもらったお土産。
ムーミンのコースターです♪



素朴でかわいいぃぃぃ〜!!

5枚くらいのセットのうちの1枚だそうです。
機内持ち込みできるリュックサックひとつであっちこっち行ってるので、かさばるものは持ち帰れずなのでこのような小ぶりなお土産を時々もらいます。
旅に行くたびに知り合い全員にお土産配ってらんないですしね。


袋もかわいいんです♪

ムーミンって私が子供の頃から知られてるのに、ここ数年のムーミンブームは何なんでしょうか。
どこに行ってもムーミングッズが溢れていて、スマホゲームもムーミン関係いろいろあって大変です。
物語のことはよく知らないんですけども、結構シュールな感じですよね。
スナフキンとミーとミムラの血縁関係の無茶苦茶具合とか、皮肉を言われ続けて姿が消えちゃったニンニとか、ヘムレンさんのことが大好きなはい虫のサロメちゃんとか、なんつーシュールなキャラたちなんでしょう。

飯能にはついにムーミンのテーマパークができてしまい。

【公式】ムーミンバレーパーク ムーミン一家と出会えるテーマパーク|metsa(メッツァ)

いつか行ってみたいなあ。
そんなに遠くはないんだけど日帰りするには微妙に遠い。


 


これ欲しいっ!!

後輩よ、また楽しい旅を安全に楽しんでおくれ。
そのフットワーク、尊敬する。



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2019/04/03

『万世麺店』で、排骨拉麺を食べた。

新年度を迎え、新年号の発表があった後一発目の更新がラーメンネタです。
はい。
今年度もこんな自由な感じでいくのでしょう、きっと、わたし。

はい。

最近暇なので、このままでは税金も社会保険料も払えなくなって困るので、アルバイトというかなんというかの登録をしてきて、明日早速業務でございます。
新しい派遣法って誰得な法律なんでしょね。
その話は今度にして。

本業が忙しい時、『万世麺店』の有楽町店に何度か行きました。
あそこらへんで仕事帰りにちょっとラーメン食べて帰りたい時、こってりじゃないお店をまだ開拓できていないのです。
ベトナム料理屋に行ってフォーを食べよう!と思って店頭に置いてあるメニューをぺらぺらめくって、しっくりこなくて、コスパ考えてでもやっぱりこっちにしよ。
と、同じフロアにある『万世麺店』へ。


普段だったら排骨拉麺なんて絶対頼まないんです。
けどこのお店は基本メニューが排骨拉麺なんです。
食券制です。
食券機は2台あって、1台は一万円札とかも使えます。

排骨拉麺、850円。
高いか安いか。
というか私、完食できるのだろうか。

と、初めて挑んだ時は思いましたが案外大丈夫でした。
スープがさっぱりしてるし、お肉も薄めのをからっとさくっと揚げてあるので、パクパク食べてしまいました。
ここ以外で排骨拉麺を食べたことがないので比較はできませんが、美味しいです。
お肉屋さんのお肉メニュー、てこともあるのでしょうか。

牛丼屋みたいに、ぐるぐるとしたカウンターだけの席です。
店員さんは私が行った時はおばちゃんたちだけでした。
気さくな感じで居心地いいです。

私はお昼時に行くことはなく、平日の19時とか20時過ぎとかだからか、行列になってるのは見たことないです。
先日行った時は、外国人の男女がラテン語系っぽい言葉でワイワイ喋りながらのんびり食べてました。
私が入った後、ビジネスマンな男性2人、女性2人、そのあと英語を喋る外国人5人が入店しました。
外国人5人には店員さんも驚いていて、たまたま5人並びで座れるところがあったのでそこに案内してました。
奥(どっちを奥というのかはともかく)の方は予約されてるとかで入らせてもらえず。
予約客が何者なのかは分からないまま完食しました。

時々猛烈に食べたくなる味のひとつになりました。
こんどはネギ追加しようかなあ。どうしようかなあ。
このボリュームで私の胃袋一回分Maxなのよね。
時間かければ結構大食いなんだけど、短時間では食べられないし、歳も歳だし。
けどまた食べたい。



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2019/04/01

センチメンタルおばさん 春の始まりに想ったこと

【長文です】

なんか最近気分が悲観的だなあ。なんだろなあ。
来年度の市民税の金額が跳ね上がりそうだからかなあ。
4月と5月に仕事がなさそうなのが気になってるのかなあ。
4月と5月に仕事がないと6月にドカンと来る税金とか国民健康保険料とか払えなくて困るよ〜
(フリーランサーあるある)
よく考えたら、月のものがきましたので、そのせいで悲壮感が出てきたのかもしれません。
今までそういう悩みのなかった私ですが、さすがこの年齢になると少なからず来ますわな。

と、思って、単発バイトに登録、応募してみたりなんかして〜。
十数年ほど前も派遣OLとは違う、軽作業単発バイト系の会社に登録していろいろやったものです。
当時は都内に住んでたので、現場は郊外が多いため交通費がかかったのと、連絡手段が携帯電話だったのでなんだかんだ面倒なところはありましたが、今は全部メールで連絡なんですね〜。
会社への登録もwebからの入力と、本人確認書類提出もスキャン画像送信で終わってしまいました。
今応募してるのは、習い事してる教室がある駅から徒歩で行けるところらしく。
近いのは嬉しい。
便利になりましたね。
良い環境だといいなあ〜。。。
ってかそもそも、採用されますように...。



脈絡なく、先日習い事先で着せていただいた超絶ステキ着物。
もう買えませーん!!!

私はこういう一般の方も登録できる派遣系の仕事場では結構浮いてしまう傾向があるので、地味に黙々とやっていきたいものなのですが、割とネアカであることと、嘘がつけない性格なので、本業を聞かれて「芸能界の裏方で〜」と、つい言ってしまうと、興味を持ってくれる人とやたら叩いてくる人がいるので、今回のバイトが決まったらできるだけ素姓謎のまま過ごしたいのですが、できるだろうか...雑談封印して作業に没頭したい...

ま、週明け連絡が来るでしょう!
本業でも、知人から、新年度から仕事が増えて超絶人不足になってるという会社に紹介してもらってて、そのうち連絡は来ると思うんだけど、待ってるだけではもったいないので、稼ぐ手段を増やすしかない!!
本当は、本業をゴリゴリ頑張りながら習い事で資格を取って...という10年スパンの転職計画中なのですが、それにはお金がかかるのです〜。。。
着物のローンが大変なことになってるので、隙間時間にゴリゴリ働きたいのです〜。
頭使う仕事を副業にするとパンクするので、単純な軽作業を選んでみました。
うまくいくといいなあ。


自分で言うのもなんなんですけど、わたしって、あちこち行った派遣先で、気に入られるか嫌われるかの、どっちかなんです〜。
例を挙げると長いので今度にしますけど、ひとつ挙げさせてください。
こんど月に行くとかいう予定のイケイケ社長んとこに派遣で1ヶ月入ったことがありました。10年経ったかなあ。
まともな会社で働いたことがない我流の若者社員たちばかりで、ビジネスマナーなんかありゃしないし、専門学校だかを卒業したての自信満々礼儀知らずどもがどいつもこいつも上から目線。サークル活動の延長以下。
私が質問したら、蛇のような目で黙って睨みつけてくる若い奴がいた。
無言で睨み続けるので
「私何か気に触ること言いました?」
と尋ねると、首を縦に振ってどっかいった。

ありえん!!
ありえん!!!
ってかお前誰やねん!!!

社長なんか、例のあの社長なんか、我々が作業してる部屋で社員会議するとかで、なんかいきなりマイク持って叫び出した。

「あ〜!これマイク入ってんの?あ〜あ〜!!いえ〜い!!あーあーあーーーっ!!!」」

...おめー、うっるせーんだよ!!!

数分後こいつが社長だと知って、とっとと契約終了しようと心に決めた。
ここでは絶対買い物しねえ。
二度と来るか。


以上、余談でした。

まあ、そんなふうに独身ミドルフォーティーが将来に不安を持ちつつ、今日は本業でちょっと遠い現場に行ってました。
1時間電車乗りっぱなしですので、スマホゲームしてたらすぐ着いちゃうんですけど。
そんな往復中、今日は、Y君のことではなく、A先輩のことを思い出していました。

A先輩は大学の一つ上。
うちの学校は専攻コースで部活状態なところでした。
いろんな個性的な先輩がいる中、A先輩は大勢の前ではおとなしく、小柄で、綺麗な顔をしていました。
華やかではないんだけど、今思えば、純朴な。
青年でした。
私が会った時先輩はまだ二十歳。

さまざまなことを、授業以外に、先輩の実習を手伝うという手段で学んでいくタイプの専攻でした。
お手伝いしていく中で、A先輩が高校時代からお手伝いしているという他所の大学の劇団のお手伝いに呼んでいただき。
そういうときは、大勢の前では寡黙な先輩が、自分が考える理論とかメソッドとかを、よく語ってくれました。
そののち、その他所の大学の劇団については私に丸投げされることになるのですが〜。

私はA先輩のことが大好きでした。
目立たないけど、自分の意思をしっかり持っていて。
誰にも流されず。
言動が安定していて。
いやらしさのない、すっきりした顔立ち。

なにかといろんな現場に声をかけてもらえるのが本当に嬉しくて。
楽しくて。

ですがある日、私が2年生になってから、A先輩から電話があり。
学校を辞める、と。
自分がやりたいことをやってる会社に乗り込んでいったら、採用してくれるって言うから、学校でグダグダやってる時間がもったいないから辞めるんだ〜。
って。
すこーん。
と、私の心に、なにか穴があきました。

「...そうなんですか。。。」
「うん、だから辞めるんだ。」
「...。」
「...。」

『淋しいです、辞めても時々は会ってもらえますか?その会社で人手が必要であったら、こんな私でよかったら呼んでもらえますか?』

と、言いたくて、言いたくて、けど、言えなくて...。
言えなかった理由は、今までも書いている通り、私はこの世の恥であり、誰かに大切にされる資格はないと刷り込まれていたから。
今私がそんなことを言ったら、すぐA先輩を困らせることになる。
けどA先輩の近くにいたい。
電話で沈黙の時間が1秒1秒過ぎていく中、A先輩の方から
「それでも時々声かけてもいいかなあ。」
と、言って欲しくて待っていた。
けど沈黙だけが続いた。
どうやって電話を切ったのか覚えていない。

それから何ヶ月経ったのか。
A先輩から丸投げされた劇団の脚本家さんが自殺未遂をしたと、劇団員から連絡があった。
まだ二十歳だった私は混乱のどん底に行きました。
脚本家さん自身は結構な変わり者で(脚本家ってそういうものでしょうけれども)好きではなかったのですが、わけわかんないけど何か心に打つセリフをぶつけてきて、結局なんだったのか解釈のしにくい本を書く方でした。

A先輩は一応もうその劇団から離れているのですが、私はいてもたってもいられずA先輩に電話しました。
当時はまだ携帯電話がなかったので家電です。
A先輩は実家暮らしだったのですが、どうやって取り次いでもらったのか全く覚えてません。
一回電話したらすぐつながって「あ、家にいたんだ。」と思いながら。

脚本家と連絡があまりにも取れないので劇団員が家に行ったら、トランクス1枚の状態で手首を切って血まみれで倒れていたと。
「ばかやろう!!!」
と言いながら救急車を呼んで、今はICUにいて、命に別状はなかったけど検査したら肝臓かどこかがかなりやられていたと、劇団員に聞いたままをA先輩に伝えました。

A先輩は感情表現がフラットな人で、興奮したり怒ったり落ち込んだり反省したり悩んだり、というのを一定のテンションでこなす不思議な人でした。
私はいちいち喧嘩腰になったり興奮したり落ち込んで地面に穴掘る勢いのタイプなので、正反対のA先輩は憧れでした。
私が脚本家の自殺未遂を伝えても、A先輩は
「そう...」
「悩むところあったんだね...」
「命に別状なくてよかったね。」
と、淡々としていて私はものすごく拍子抜けしました。
『え!それは大変だ!お見舞いといってもICUじゃ会えないし、みんなはどんな様子??』
とか言うと思ってたんだけど。
ずいぶんあっさりしてるなあ。
と話をしているうちに、私の混乱も少し収ってきました。
A先輩の本心だったのか、私が混乱してるのに気づいてあえて淡々としたのか、わかりません。
けど、女の人なら「ぎゃー!」となるんじゃないかと思いますが、今では少し距離のある人の自殺未遂ではそんなにぎゃーぎゃーならないものなのでしょうか、男の人って。
A先輩だから、だったのかなあ。

学校を辞める、と電話をもらった時、私はどうして
『これからも時々は会いたいです』
って、言えなかったんだろう。

他人のせいにしますが、子供を自己否定させるだけで育てるとこうなります。
幸せ逃します。
あ〜あ。これが失敗作です。

この業界は繋がっていて、ぐるっとまわって旧知の知人に再会。
って、よくあることなんですけど、なぜかどうしてA先輩には未だに会えない...。

今の私なら、A先輩にたとえ妻子がいようとそれはそれで、いつか再会できた日には欧米スタイルで
「会いたかったです!!」
と、抱きつくつもりです。

あれから20年以上経って。
ひとつしか年齢の違わない、二十歳のA先輩。

可愛かったなあ。

小柄で、白いシャツを着てて、肌がつるっとしてて。
うんちく語りだすと長くて。

どうして、会いたい人には会えないのかなあ。


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