2019/08/01

虐待児だったわたし。幸福感を知らないままグレずに大人になる弊害。

今までも何度か書いていますが、わたしは虐待児でした。

わたしは知能の成長がかなり早かったそうで、1歳の時には普通に日本語を話していて、赤ちゃん言葉で相手をしてくれる大人にダメ出しをしていたそうです。

んまあ、小生意気な。

わたしには子供がいないのでわかりませんが、わたし自身、1歳前後だと思われる時の記憶がおぼろげにあります。
幼稚園に入る前と思われる頃に
「Namiちゃんは賢いねえ!」
と、言われまくってたのも覚えています。

女の子はそんなもんらしいですけどね。

小学校に入る時の知能テストでは、4クラス分のうち1位だったらしいです。
幼児教育はなにひとつ受けていません。

今思えば、父が出張や転勤が多く家に全然いなかったことと。
母が故郷を離れて知らない土地で、ひとりで子育てしないといけない辛さ故なのか、そもそも子育てを放棄していたのか知らんけど、なにも教えてもらったことはありません。
お料理も、家事も、おかたづけのコツも。
日々のお掃除の習慣も。
たまに帰ってくる父には身体中をまさぐられまくる地獄。

そしてわたしは、ひどい喘息で体が弱かったのもあってアルバイトには不利でしたが、結局親が認めてくれないので全くバイトできず。
かといってお小遣いが多いわけではない。
友人たちのお小遣いの7割以下でした。
うちは当時たぶんそれなりに裕福でしたが、親たちが諸々の相場価格やなんやを調べずに自分たちがそれくらいの年齢だった頃と物価が同じだと思い込んでるし、現実を言うと殴られまくるので諦めるしかありませんでした。

そのうえ、わたしは
「この世の恥」
だから、外には出せないできそこないだからということで、お友達の家へのお泊まりも禁止。
学校帰りにお友達とご飯食べて帰るのも完全に禁止。
まあお小遣い足りないからどのみち行けなかったけどね。

挙げ句の果てには
「外出すると交通事故に巻き込まれたり変な人に絡まれたりするから家にいろ。」
...そんなことを言われながら
「この穀潰し!誰のおかげで学校に行けて飯食ってると思ってるんだ。家賃と生活費払え!何様のつもりだ!!!」
と殴られまくるという〜。
「じゃあバイトする。」
「お前みたいなこの世の恥を社会に出すなんてそんなことできるわけないだろ!!!何様のつもりだ!!家賃払え!!!」

はい、もう無茶苦茶。

中学生の時に行った、校外学習という名の修学旅行がとても楽しかったので、帰宅後いろいろ聞いて欲しくて喋りまくってたら

「うるさい!!私はお前の話を聞くために生きてるわけじゃないんだ!聞きたくもないし面白くもない!!!黙れこの穀潰し!!」

...私はいったい誰の子なんだろか。
こんなん、孤児院にでも行った方がマシじゃないのか?
お風呂にはいつも一緒に入りたがるのに(触られまくるので心底嫌だった)、楽しかった話はひとつも聞いてくれない。
自室で勉強してたら、サスペンスドラマを一緒に見ようと邪魔してくる。
当時は大概女優さんがおっぱいポロリする。
濡場は当たり前のようにある。
とんねるずのバラエティを「いかがわしい」と言って見せてくれないのに、エロエロ2時間サスペンスは強制的に見せられる。
それどころじゃない、テストやばいから勉強しないと。
と言うと殴られる。

そして試験結果が悪いとまた怒られる。

大学入学と同時に家を出ました。
私は、お友達と一緒に食事をするとか、お友達の家に泊まるということを全くしたことがなかったので、積極的に友好関係を作ろうとしてくれる友人先輩後輩たちとの距離が全くわからず、とても苦労しました。

そんな苦労も、25年経ったら慣れましたけどね〜。

私は20代後半の時に、育った環境が劣悪すぎるが故の、パニック障害とか抑うつとかになって、大変でした。
リストカットもしてました。

それから数年経って、実家とたまには交流できるようになったのですが、酒の勢いだかなんだかで父が
「リストカットの跡わかんないじゃん!」
と言ったのにはブチ切れました。
わかるとかわからないじゃなくて、お前らのせいでリストカットしてたんだよ!!
こりゃ反省してないってこったな。
と思って、今後は実家に飲み会誘われても行かないことにしました。

今の私は、昔を知らない人から見ると、幸せいっぱいに育ったように思えるそうです。

全然違うのにね。

虐げられて生きてきたから、ムカつくこと言われたら、相手を完全にぶっ潰すまで言葉選びませんよ。
「人の心がわからない人非人!!!」
と、何十回言われたかわかりません。

だって、今まで誰も私の願いを叶えてくれたり相談に乗ってくれたり、雨の日に傘を持ってきてくれたり、怪我を心配して迎えに来てくれたり、体調不良で病院に行くのに付き添ってもらったことなんかないんですもの。

習い事は何にもさせてもらえませんでした。
だけど、オリンピックで金メダルを取った若い子たちや、各分野で活躍する有名人の出演するテレビを見ては

「うちの子はなーんにもできない。私だって子供に金メダル取ってきてほしいわ〜!ほんとうちの子たちは情けなくて死にたいわ。」

とかのたもうので、

「なにもさせてくれずに閉じ込めてるくせに何言ってんの??あの子達がメダルとるほど練習するために親や大人たちがどれだけ頑張ってくれてたと思うの??そんなこと言うなら習い事くらいさせてよ!!」

...と言ったら当然殴られました。

高校3年生になってからは、拳が飛んできたらとっ捕まえてひねり上げて自室に逃げてましたけどね、自室の襖につっかえ棒してもそれ破壊して殴りに来てましたね。
蹴り飛ばして追い出してましたけどね。

何故かグレずに大人になりましたが。
他人との距離感がわからず。
「自分」というものがないので。
他人に合わせると嘘がすぐバレる。
通常運転の自分のままだと「冷たい」とか言われる。

ほんとに、私は失敗作なんです。
結婚したい、それ以前に彼氏がほしい。
と全く思わないのは、自己評価が低い、それ以前にこの世に生きててごめんなさいな人間であることと、それが故に誰かが私と結婚しても、絶対に幸せにはなれないと思うからです。
幼少時から叩き込まれ続けた「生きてる価値がない、今すぐ死ぬべき」私が、誰かの妻になんかなれません。

そんな子供の頃のことを根に持たなくても。
と思う方もおられましょうが。

頼るべき人間が肉親しかいない時期に、その肉親から罵詈雑言を受けて、生きてることさえこの世の恥と言われ続けたら。

無理です。



子育てにシクハクしている人に、失敗例を語ってなんの得がある??
不安を増長させるだけです。

私は失敗作なんです。

けど、まだ生きてるから。

死に際まで自分で自分のケアができるようにしておきたい。

けどとりあえず貯金が少なすぎる。

家族がいて幸せってね。

私にとっては完全に他人事。


にほんブログ村 その他日記ブログ 40代女性日記へ
 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ 

0 件のコメント :