メンタル#2…幼少期〜小学生時のこと
メンタル#3…小学生時のこと
メンタル#4…小学生時のこと
メンタル#5…小学生〜中学生時のこと
メンタル#6…中学生時のこと
メンタル#7…中学生時のこと
メンタル#8…中学生時のこと
の、続きです。
高校に入ったら、私より優秀な人がドカドカたくさんいてびっくりしました。
まあ、合格の目安となる点数のギリギリだったので、あたりまえかぁ…。
それを自覚する以前に、授業の進み具合の容赦なさに唖然としました。
予習して、その日の授業内容を予め理解してから復習的に授業を受けるのが皆さん当たり前のようでした。
なんじゃこりゃ!!!
私は中学まで、ちょっとだけ勉強ができる方でしたが、ただなんとなく分かってただけでした。
勉強ができる子は、授業ではそれを悟らせず、どうにも授業が進まなくなった時に、塾とか英才教育を受けてる子が指されて答えるくらいでした。
それがまあ!
高校では、みんな前に出る出る!!
なんのこっちゃ?と思ってる間に授業は先に進む。
何の話してるのか分かんない。。。
分からないまま、授業が終わる…
成績も、実際、ほぼ最下位でした…ははは…
赤点とって追試受けても赤点でした。
特に理系。数学物理化学。
父が化学の専門家なので、この三つはできて当たり前とされていましたが、全く分からない。
何の話をしているのか全く分からない。
公式の意味が分からない。
だからなんなのか分からない。
何で分からないのと言われても何の話をしてるのか分からないので「何も分からない」しか言えないという…
わたし、ほんとに、よく卒業できたなあ…
地学と生物だけは教科書を読んだだけで理解できて、毎回ほぼ満点取れてたのですが、これは選択希望者が少なくて1年きりしか授業が受けられなかったのと、数学が分からないのでは理系に行きようがありませんでした。
なので、3年生になって進学希望先にあわせてクラスを選ぶときは、数学のない芸術系、短大・専門学校希望者向けのクラスを選びました。
完全に言訳ですが、その頃私は家で実のある勉強をする精神的余裕が皆無でした。
高校に入り、母から殴られるのは毎日になりました。
勉強のため、有意義なテレビ番組を録画して家で見ると必ず殴られました。
「教養としてこれは見ておくべきな番組なの!!」
なんて言葉は通じません。
母にとっては、濡れ場つきサスペンスドラマのほうが大事なのです。
というか、私が自由にテレビを使うのは許されないことだったのです。
学校の勉強は完全について行けなくなっても、せめて一般教養くらいついて行きたかったのですが、テレビという方法は、殴られるので無理になりました。
お友達と、興味深いとある番組の話題になり「録画してるの見たらまた話そうね!」と言っても、私は見ようとしたら殴られまして。
「…録画はしてあるんだけどね。見ようとすると殴られるの。」
「…え?えええ??なんで??」
「お母さんがテレビ見たいのに私が使ってると見れないから?みたい。」
「じゃあお母さんが見たい番組がない時に見ればいいんじゃないの??」
「そうしたんだけど、今お母さん見たい番組ないでしょ、だからビデオ見るねって言っても殴られるの。」
「…なんで…??」
わけがわかりませんでした。
妹や父は好きな時間に好きな番組を見ても絶対怒られないし、好きな時間にテレビゲームをしても全く怒られませんでしたが、私は何しても殴られました。
ずっとのちに神経科に罹るようになり、主治医に言われたこと。
「現実の生活があまりにも辛かったから、無意識のうちに非現実の世界を生きられる、お芝居とかそういった世界に逃げて行ったのかもしれないね。自分を守るためにね。」
…そうなのかもしれません。
女子校の演劇部なので、男役もありまして。
何度かやらせてもらったのですが、華奢で背がちょっと低めで、声の高い私にはいくら女子校演劇部の世界でも限界があるなあと思いました。
そして、身体能力も低く、音楽の素養も、演劇の知識も全く無い自分を自覚し、私はいったい今まで何をして生きてきたんだろうかと呆然となりました。
そもそも、生のお芝居を見たことがなかったんです。
…いや、あるにはあったか。
中学生のとき学校の体育館で演劇鑑賞会をする劇団がまわってきて、何か見ました。
モンテ・クリスト伯だったと思います。うちの中学校には舞台面がないので仮設し、イントレ移動で情景を抽象描写したものでした。
…面白くなかったんだな〜これが。。
一応現在はそっち側の業界にいますが、客観的に回想してもあれは面白くなかったなあ〜。。。
中学生の時と同様、口が悪いので部活の仲間を何度も怒らせました。
家で毎日殴られながら死ね死ね言われてると、誰が何に傷つくかとかもう全く分からなくなってました。
みんなはそんな生温く、おうちで過ごせるのね。羨ましいわ。
それでも、うちの高校は、いじめとかはなかったです。たぶん。
こんな私でも、親しくしてくれる部活のお友達はいました。
ただ、日々理不尽に殴られてる私の悲壮感がオーラに出てたのか
「なんか背中に孤高な雰囲気がにじみ出てるよ!だいじょうぶ??」
と言われたことがあります。
全然大丈夫じゃなかったです。。
続きます。
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