2021/12/31

おおみそか!!

今年が終わってしまう〜。

コロナ禍で仕事はない、がんが見つかって手術して抗がん剤やってハゲた。
というなかなかに怒涛の年でした。
怒涛と言っても、ほとんど寝転がってたようなものですけどね。

療養にかこつけて、漫画をたくさん読みました。
鬼滅の刃、呪術廻戦。
呪術廻戦には特にハマったなあ。映画はまだ見てないです。
ガシャポンで遊びまくりました。


狗巻がすきなの〜。
別のガシャポンでゲットしたゼウスと。
狗巻の呪言はゼウスにも効くのかな。ギリシャ語じゃなきゃだめ?
狗巻のマッシュルームカットが好きなのに映画ではギザギザアップヘアなんだよな〜。
おかか。

あとFireTVを導入してdアニメチャンネルでキングダムを全部見た。
もうてんが好き。ああいうちゃらんぽらんに見せかけて実は強いキャラ好き。
アルスラーン戦記ではギーヴ派でした。
きょうかいも好き。
キャラの名前を覚えるのが大変。
すぐ忘れるし、読めないし書けない。
吸血鬼すぐ死ぬも見た。
アルマジロのジョンほしい。
しかしキングダムのせいと吸血鬼すぐ死ぬのドラルクが同じ声優さんというギャップがすごい。
小野坂さんが演じてるキャラがトークライブで喋ってそうなリアルな感じで爆笑。

FireTVのアプリでは見れないんだけどブラウザでNHK+が見られるので、高橋一生が演じてる岸辺露伴を見てるところ。妹に勧められて。義弟がジョジョファンなので布教されている。

これから仕事納めに行ってきます。
カウントダウンじゃない、ただの撤収だけだけど、知人と一緒に大晦日を過ごせる!

しかし寒いなあ。

来年もぼちぼち。
いきてゆきましょう。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ
 にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

2021/12/23

ご隠居生活卒業に向けて。動き始めたい。ってか動け。

抗がん剤治療が終わってからもうすぐ1ヶ月になります。
ポワポワ生えていた髪の毛が今更よく抜けています。なんで?
パクリタキセルの効果がまだ体内で動いているのでしょうか。
下の毛はどんどん伸びてます。しかもお腹に近い方から。
キミは頑張らなくてよいですのよ。

まあ結構普通に元気です。仕事が暇なのでまだご隠居生活状態ですけども。
家の中は、いただいた着物とか御見舞とか、自分で買ったものとか日々の郵便物とかチラシとかそういうもので無茶苦茶です。
いつ片付けるんでしょうかこの人は。
あ!保険会社に抗がん剤治療費の請求書出さなきゃ!

先日は、弥生美術館・竹久夢二美術館に行ってきましたよ。
谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 ~事実も小説も奇なり~ を見に行ったのです。
↑クリックでチラシを見られます。

谷崎潤一郎の小説に出てくる人物が着ていそうな着物をアンティーク着物で再現してるのを見に行ったのですが、それはそれとして、谷崎の自由すぎる女性遍歴に呆れもしました。
夢二も奔放だけど、比じゃないな。なに三姉妹に手をつけてるんですか。
おそろしい時代だ。

着物を着て行ったのです。


右の半襟が隠れてしまう症候群はどうしたらいいんでしょね。
あ、右胸はまだティッシュエキスパンダーが入っていて、自前の左胸よりふた回りほど大きいです。胸を潰す補正はもうできないですの。
私はねえ、傷のところ痛くないんですよ。ワイヤー付きのブラジャーは今のところ避けていますがたぶん支障ない。普段ユニクロのワイヤレスブラ リラックスを使ってますが何も痛くないです。痛い方もいるみたいですね。シリコン入れ替え手術後どうなるかわかりませんが。
シリコンはちょうど帯の上に乗っかります。
帯は伯母の形見です。わたしごのみ。羽織は自分のサイズに合うのはこれしか持ってない。

鑑賞中に地震がありました。
ガラスケースに囲まれた場所で地震に遭うのは初めてでした。震度3くらいだったらしいけど、音が結構すごかったです。カチャカチャカチャカチャ。びっくりしますね。

併設の喫茶店でパニーニを食べる気満々だったのに、パニーニ休止中でした。
カレー一択!!
着物を汚さないように気をつけて食べましたよ。



取り立ててどうこういう味ではないけどまあ。
雰囲気が重要。
味覚障害がまだ多少あるのか、そんなことないのか、なんかよくわかりません。味はします。毎日ご飯が美味しい。

アンティーク着物の展示はなるほど見応えがありました。
半襟でずいぶん遊ぶんですねぇ。
細雪の四姉妹の着物が一番楽しみで行きました。
長着と帯まではまあ、そうか。と思うんだけど、そこにそんな半襟もってきちゃうんですか?とか、帯締めそうくる?とか、なんだかよくわからなくなりました。
私は着物は普通に着て楽しみたい人で、和洋折衷コーデとか結ばない帯結びとかベルトで帯締めとかそういうのには興味がない人です。
けど半襟でもう少し遊びたいなとは思っていて。
なのですけども、どうしたらいいのかわからないのですよ。
顔が地味なのでコントラストをはっきりした方がいい気がしてて、この日のターコイズ色の半襟はお気に入りです。
その他にどうしたらいいのか。
遊び感のある刺繍の半襟とかってどこで売ってるの?自分で刺繍するの?
フォーマルとか振袖向きな半襟はたくさん売ってるけど、カジュアルな刺繍や柄のとか。
端切れとか使うにしても、選ぶ上でのとっかかりをどこから取れば楽しいのか分からなかったのが、もっと分からなくなりました。
けど楽しかった。
眼福眼福。



帰りにフレンチトーストも食べちゃった。
こんなに食べられないだろうな。と思ったのだ〜れ。ペロリでしたよ。

右腕は日常生活には支障はないのですが、腕の付け根の後ろ側の筋肉が疲れるのです。
医者に聞いても「そういう人多いよ〜」とか「筋肉を触ってるので手術前とは違ってきますね。」ってそれだけです。
仕事で少し多めに腕を使うと、半日後くらいに右腕が重くなります。
影響が出てくるのに時差があるので、どれくらい頑張っていいのかがわからない...。
まあ今の時期寒いからか、何もしなくてもなんとなく重だるい感じはしてます。

抗がん剤中に月のものは止まって、それきりになってます。
このあと1月末の手術後からホルモン剤を飲んで、このまま閉経するのかなあ。
そういうお年頃だからいいけどね。更年期障害の症状が重いと嫌だなあ。
母の更年期障害が早期から酷くて長くて、おかげでもう無茶苦茶な青春時代を送ったのであんなふうにはなりたくないとつくづく...。

既にぼちぼち仕事してますが、1月末の手術後落ち着いたらドントコイの姿勢で仕事を受けるつもりです。そのためにまずは今年の医療費控除のための領収書の整理と、確定申告の準備と、整理整頓!!掃除!!もうほんと家の中ぐちゃぐちゃにもほどがある!!!
いつやる気出すのわたし!!!
もう元気でしょ!!!

誰か私のやる気スイッチ押してください。
あと燃料とバッテリーとぜんまいと潤滑油といろいろください。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ
 にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

2021/12/11

乳がん 抗がん剤治療終わりました!

 2ヶ月もブログ放置しておりました。

抗がん剤治療終わりました!!
イエイイエイ、イエイ!!!
最後の点滴は11/29でした。

結構元気にしてました。
味覚障害は、たぶんパクリタキセルになってからは「なかった」と言ってもいいくらいなんでも美味しかったです。
お寿司なんか来年にならないと美味しさなんてわからないと思ってたけど、結構味がわかってきてるのを知って父が回転寿司に連れてってくれたところ、あれま〜。なんでもかんでも美味しくて。しかもよく行く回転寿司屋がタッチパネル式になっていて(カウンター内に声をかけるのが苦手で、おまかせ何貫セットとかで済ませちゃうのです。)楽しくてアレコレ注文してったら結構な値段食べちゃってました。二枚貝が嫌いだった私が貝3貫なんて。大人になったものだわ。
ご飯が美味しいと、だいぶ楽です。
パクリタキセルで味覚障害が起きるか起きないかは本当に人によるそうです。私はラッキーでした!

ただもう刺すところない問題が深刻で、7回目の点滴を左の手首でやった後に、手の甲がむちゃくちゃになりました。
血管沿いを中心に紫色の痣状態になってしまいました。
グロいので写真はやめときます。
7回目は手首だったのに、何故、先週以前に刺したところの血管がこんなにボロボロに??
9/6に刺した血管のあたりも、10/15くらいに黒くなってきたんです。
なんで今更??
ありゃりゃりゃこりゃもう左で点滴やめましょ〜!
ということになり、あと5回なのにポートは嫌だよう。どうするのかしら。と思ったら、私はリンパ節切除してますが4つだけなので、あと5回は右でやりましょう!ということになりました。
4個切除ってどんだけなのかよくわからないのですが、センチネルリンパ節含めて4個なんだそうです。センチネルが4個ある人もいるそうで、私の場合センチネルにがん細胞が入っちゃってたので、まだ入ってないと思われる普通のリンパ節も一応取っちゃって、合計4個なんですって。

というわけで先生が看護師さんたちと化学療法室にカルテ上だけでなく口頭でもその旨伝えて、8回目から12回目までは右腕で点滴しました。
採血の後点滴する日は、点滴する腕で採血しちゃうとまた刺すところに困るので左でやってもらったのですが、いつも刺される肘の内側は抗がん剤でカチカチになってる旨伝えると
「そうですねえ。」
と言われてまた延々と血管探しが。
「固くなった血管から採血するとやっぱり支障があるんですか?」
「そもそも針が刺さらないんです。」
あ、そういうことか。
抗がん剤は漏れると危険だからだと解釈してたけど、採血なら内出血とかそんな感じなのかなと思ったら、そもそも刺さらないのか。


こんなんなりました〜。
手の甲は避けたみたいです。
私はパクリタキセルでも血管痛が割とあったので、温めるやつ...保冷剤の逆のやつ、電子レンジで温めて使う湯たんぽみたいなのを借りて、刺してるところから腕の付け根まで温めながら点滴してもらいました。点滴終われば痛くないです。ただやっぱり刺したところの皮膚は引っ張ったりすると痛いのでステロイドのローションを塗ってました。
ボロボロになった左手の甲は、やはりステロイドのローションを塗ってます。皮膚の表面がガサガサになって剥がれて取れて、まだ青くて、ガサガサになって、剥がれて。を繰り返してます。
血管周辺が変色することはよくあるけど、時差が随分あることや、その箇所のみが痣になって他のところは何ともないというのが謎らしいです。化学療法室のベテラン看護師さんたちに「なにがおきてるのぉ〜。」と言われました。知らないよぅ。
まだ色がムラムラで、いかにも病人な感じの手です。
右腕は全然無事です。

あとは爪の付け根が白くなってます。血色ナッシングって感じ。爪の先の、肉とくっついてるところのラインがガタガタになってます。これも副作用だそうです。爪引っ掛けて剥がさないように気をつけるように言われました。
両足の親指の爪が派手に内出血してて、爪が浮いてきちゃって、靴の加減とかによって時々痛いです。パンプスなんか履かない。

鬼の、抗がん剤中のコロナワクチン2回目からの3日置いて抗がん剤というスケジュールですが、コロナワクチン2回目接種の後20時間くらい38℃くらいの発熱がありましたがそれだけでした。
その後の抗がん剤3日間仕事の依頼があったのですが、先方と相談の上大事をとって別の人に依頼してもらったのですが、なんともなかったんです。
仕事、できたじゃん。
元気じゃん。
拍子抜けでした。
あんまり元気で暇なので、亡くなった伯母の形見分けの着物をもらいに親戚宅へドライブに連れてってもらいました。
3日分の稼ぎがぁ。こんなに元気〜。と父と笑ってたら母が「どうなるかちゃんと聞いとかなきゃ!」とまたトンチンカンなことを言いました。
「だから人によって副作用全然違うんだってば。」
ほんとにこの人は、つくづく、ばかなんだろうなあ。
このばかな母にもがんが見つかってしまいました〜。めんどくさい人なので父に任せててその後どうなってるのかまだ聞いてません。膵がんみたいです。今のところ転移はなさそうだそうで、腹腔鏡手術で済むんじゃないかな。父はがん患者送迎するお仕事の人になっちゃいました。

最後の抗がん剤から10日以上過ぎて、白血球の数ももう下限は過ぎただろうから、話のついでにちょっとずつ抗がん剤治療終了の報告をしたり、御見舞御礼の手配をしたりしています。
まだ乳房再建の仕上げ手術があるけどね、年末のお歳暮のタイミングでいったんお礼を出して締めときたくて。乳房再建て別の言い方すれば豊胸手術の仕上げですしね。
いろいろお見舞いの品をどっさり送っていただいたり、動けるようになったら出来る範囲での仕事を振ってくれてる会社には、みんなで集まってワイワイするのがお好きな会社なので、お酒を送りました。お年始にでもみなさんでちょっとずつ飲んでもらえますように。
闘病グッズを送ってくれた友人たちにはお菓子の詰め合わせ。
両親経由で知ってお騒がせした親戚と、飲食店経営している友人にはデパートのカタログギフトをお手紙と一緒に送るつもりで、これから買いに行きます。現物のカタログを見たいので店頭に買いに行きます。お手紙、きれいな字書ける自信ないなあ。自筆じゃないとなんか失礼だからなぁ。



私が抗がん剤治療を受けている間に、昔一緒に仕事をした友人(知人と言うとなんかあれなので友人と書きます。出身高校同じだし。)も乳がんが見つかったと連絡がありました。
彼女はトリプルネガティブでグレードもKi-67も高くて、先に抗がん剤を始めると。
うわ〜。
私の粘液がんは、検索すると予後良好と書かれてますが、検索して予後不良とばかり書いてあると不安だろうな、私とは全然違うタイプだな、と心配です。
余っちゃってた不織布キャップや、開封したけどまだ使ってないサポートキャップやらを送りました。幸い抗がん剤はよく効いているそうで、腫瘍がだいぶ小さくなってきてるそうです。
脱毛してもかつらを楽しんでいるようだし、ごはんがおいしくない〜と嘆きながらおしゃれランチに行ったりして頑張っているようです。友人の投薬は年明けたらパクリタキセルになって体の負担が少しだけ軽くなるのではと思うので、私の手術前に会おうと思ってます。
友人の手術は3月予定。友人は部分摘出の予定なので、再建どうやるのか全然わからないけど。手術の体験談が少しは参考になるかなぁ。友人が通ってる病院と、母が通院する予定の病院が同じなので、母の付き添いは行きたくないけど友人の通院日と重なってる日があったら便乗して行って会えたらいいなとか思ってます。

仕事ちょいちょい再開しています。
ほぼガテン系なのでどーしましょ。と思ってたら想像してたより動けました。
そこらへんの話はまた今度しますね。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ
 にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

2021/10/12

乳がん 抗がん剤治療パクリタキセル 週1回12クール 6回目投与 2日目。

新型コロナワクチン1回目接種の1週間後に、パクリタキセル6回目の投与でした。
ケミカル人間です。

もーね、ほんとにね、刺すところないんです...。
ドクターたちは「どっかあるでしょ」と言い、化学療法室で毎回違う人がやってくれる看護師さんたちは
「いやー大丈夫でしょ、なんとか...あれ?あれ?ここは、あれ?ここでちょっとやってみますね...あっ、当たっちゃうなぁ...やっぱりやめますごめんなさい抜きますね。」
毎回そんな感じ〜。
一度腕でもトライしたけど先が血管の壁で当たっちゃうのでやめました。
下の画像で6回分の刺したところ覚え書き〜。


アレルギー止め30分とパクリタキセル1時間の合計1時間半で終わるので、手を動かさず耐えてます。針の角度が変わるだけで落ちなくなったりするのです...。
不思議なことに、いっぺんルートとれて固定して生理食塩水を落とすも落ちず。袋を手より下に降ろすとちゃんと血液が逆流するので正しく入っているらしいのですが何故かなかなか落ちず。しばらくすると落ちだして、アレルギー止めの間様子見て、まあ順調に落ちてて、パクリタキセルに移るとまた落ちが悪く、えええ?と様子見てるとまたきちんと落ちだす。腫れや痛みも起きてないので大丈夫みたいだけど、な〜ぜ〜だ〜?

という展開が毎回。

今回はそんなめんどくさい患者の私のことを認識してるベテラン看護師さんが対応してくれました。
ナース服の上から不織布割烹着みたいなの着ちゃうのでネームプレートが見えず看護師さんの名前が覚えられなーい。
EC療法で肘の内側を使って血管がカチカチになってたのですがだいぶ柔らかくなった気がするので「肘の内側は?」と聞いたら「けどここでECのとき痛くなっちゃったじゃないですかぁ、やめときましょう、あ〜でも、どこかなぁ〜。う〜ん。」
で、結局一番使いやすいところ〜。
パクリタキセルになって少ししてから痛くなってきたので、痺れ防止の冷却材を外して刺してるあたりを温めてもらったらだいぶ楽になりました。右手首と足は冷やしました。あ、この日は看護師さんが何も聞かずに両足首に冷却材を巻いてくれました。自前の保冷剤はふくらはぎを冷やしてました。意味あるのか不明。

終わって抜いた後も手の甲痛くて...。
帰宅してから、以前処方されたステロイドのローションを塗り塗り。
結構、血管沿いに黒ずんだり変な色になったりしてます。
あと6回!!
今更ポート埋め込みは嫌です。なんとかして〜...。
なんかほんとにものすごい細いらしいです血管。
NICUに入ってる赤ちゃんとかの点滴ってどうやって入れてるんでしょうか。ほんと神業ですよね。
手術の時のルートはドクターが刺してくれるんだっけ。どうだったっけ。
次の手術はインプラント入れ替えだけだから摘出手術の時より痛くないらしいのですが、麻酔と痛み止めと抗生物質点滴の流れは同じだもんなぁ。数日刺しっぱなしだもんなあ。摘出手術の時に使った血管が見えなくなっちゃってるのです。ん〜。

再来週に形成外科の診察があって、その時にインプラント入れ替え手術の日が決まります。
この週の月曜日に新型コロナワクチンの2回目の接種をするのでこの週は抗がん剤お休みするつもりだったのですが、
「形成外科で来てるんだったらこの日にやっちゃいましょ〜、わたし手術室に入っちゃうので朝イチで来て〜。それから形成行って、化学療法室空いてたらやってくれるからお昼まで待たなくても大丈夫だと思うから〜。」
...せんせいその日わたしワクチン2回目接種の3日後なんですけど。わたし大丈夫なんでしょうか。まあ形成には来るつもりでいましたが。
「辛かったらやめてもいいから。来れなそうなら電話くれていいし。キャンセルは簡単だから大丈夫。」
は、はい...。
それで次の週がお休みになりました。
う〜ん、なんか2回目の副反応を脅す人が私の周りに多いので不安なのですがまあその日になってみないとわかりませぬな...。

それにしても外科医ってほんとにどんだけタフなんでしょうか!!!
乳腺科の主治医は週に何回か手術があって、外来も診てるし外来が始まる前に病棟に回診に行ったりしてるし外来終わった後も様子見に来てくれたし、土曜日も私用の後私服で病室にトコトコいらしてくれて「どう〜?」って、先生の1日は40時間くらいあるのでしょうか...。
午前中外来診て病棟に顔だして午後は他の病院にヘルプに入ってる曜日もあるし。ど〜なってんの...。
形成外科の主治医は乳房再建をメインでほかの病院から木曜日だけ来てて、朝イチ7時くらいに手術前に病棟に顔出しに来てくれてから外来の診察して(乳房再建以外の怪我とかも診てるっぽい)手術室から呼ばれたら「ちょっと行ってくる〜」ってトコトコ移動してオペしてまた外来診てるらしい。私の時は少なくとも2人分の同時再建手術を1日でなさいましたからね。外来診ながら。ひええ。

私の右乳房全摘出は、乳輪乳頭温存で、切ったのは胸の膨らみのライン10cmちょっとくらい。自分では傷が見えません。
これだけのところから乳腺丸ごと全部切り抜くってどんな技なんだ...。
乳輪乳頭死守したい!!と言ったので9mmの猶予ギリギリで頑張ってくださったおかげで、胸の膨らみは偽物だけど乳輪乳頭は自前ですから!!誰に見せるわけでなくても大事なところ!!感謝感謝です。
私の手術は5時間くらいかかり、全身麻酔かかってたのが4時間半くらいみたいなのですが、3時間半くらいはセンチネルリンパ節とリンパ節4つ切除と、乳房全摘出だったんだろうなあ。
けどさあ、乳房切除終わった後形成外科の医師にバトンタッチして、ティッシュエキスパンダーは大胸筋と肋骨の間に入れるわけだから、乳腺科の医師が切った10cmちょっとの傷から大胸筋持ち上げてニュニュニュ〜っと挿入...。
どうしてそんなことができるんだ〜。
うん。絶対見たくない。
これだけのことをして出血量は10mlくらいらしい。
なんで?
まあ切腹してないとはいえ血管あるじゃん?どうなってるのかしら...。

先生、次回はどうか、手術終わってオムツ装着されてから起こして。
結構恥ずかしいのよスッポンポンで目覚めるの...。

先々週くらいに、両足の親指の爪の付け根から内出血してるのに気付きました。
仕事でよく足の指に重いもの落として血豆作ってましたが最近そんな仕事してないんだけどなあ。血が挟まってる分で爪が浮いてきて引っ掛けそうなのでテーピングテープで止めて過ごしてました。
医師に見せたら、親指の爪の付け根の体の中心側のあたりに細かい血管がたくさんあって、爪の先を引っ掛けたり反らせたりした刺激で内出血を起こしてこうなるらしいです。写真は自粛。
手の爪が抗がん剤で黒くなるのとは明らかに違う、血の色だなあと思ってたらそういうことか。こうなる前に久々に仕事があったので、立ったりしゃがんだり動いた時にスニーカーの中で指が動いてやっちゃったのかなあ。
明日も仕事なので、テーピングテープで止めておこうと思います。
剥がす時に引っ張らないように気をつけるよう言われました。そうかそうか。

そしてやっぱりアレルギー止めのステロイドによる不眠が私には猛烈に効いてるみたいで今回も全く眠れず火曜日を迎え過ごしています。
明日お仕事なのです。
私のポジションは1人でこなす、シンプルなことしかしない(できない)会場で、仕込む量もホントに大した量ではなくて術後のリハビリに丁度いいので、がん治療に入る前から「指名で依頼しますので来てください!」と言っていただいてたところのお仕事。
緊急事態宣言中はだいぶ規模縮小とかキャンセルとかで飛んじゃってたらしいのですが、やっとこさ少し動き出したそうです。
右腕で重いものを持てなくなったのは両手で持ち上げればいい環境の会場で、右腕があまり上がらなくなったのを左手でなんとかする練習と、長い棹の操作を、右腕があまり上がらない状態でどう工夫すればできるか、模索です。
できなかったらバトン昇降して手元で直せばいいのでなんとかなります!
こういう状態になっても、だったらむしろ来てって感じでお声がけいただけてとても有難いです。体力もちょっとずつ戻していかないとね。

けども〜
仕事の仕方がコロナから変わりました。
飛沫防止のアクリル板の反射を気にしながらとか、配信が入ることが激増なので、肉眼の見た目で決められずカメラさんや映像さんに確認しながら、一回決めたものは本番まで動かさず(いつのまにか映像さんが調整してたりするので明るさ変えると文句言われる)放置!
そして明日の催事は本番中私は操作することなし!!
うん。リハビリに丁度いい。
がんばるぞ。


ちょっと前の月の夜の写真。
うちの近所なんだけど、なんとも幻想的で気に入ってる1枚。
ハロウインチック?



そうそう。
パクリタキセル半分まできたのですが味覚障害がEC療法の時ほどではなく、EC療法の時味噌ラーメン食べたらネギともやしの違いがわからなかったのに先日同じ店で同じもの食べたら、分かったんですよ。もやし。
それで先生に「パクリタキセルって味覚障害あんまり出ないんですか?」と尋ねたら「人による〜。」と言われました。「もやしの味がわかったんです。」と言うと「おお、もやしって元気な時でも特に味がないのにそれがわかったんだ。よかったよかった。」と言われました。
けど脱毛はしっかり。もう眉毛3本ずつくらいしかないです。まつげも。
何故かすね毛はいまだ抜けません。白血球減ってるからカミソリ使いたくないのよ。電気シェーバー持ってないよ。どうせ抗がん剤終わっても右腕はカミソリ使わないほうがいいから、買っとくか。どれがいいんだろ。

100均のつけまつげも慣れればそれなりにいい感じにつけられますね。グルーはいつまでもベタベタして嫌だったので資生堂のを使ってます。
明日仕事でまつげ気にするのめんどくさいけど、ほこり除けにもなるからつけていこうかな。グルーをつける量とかポイントとかがちょっと分かってきた。

さて、ちょっとストレッチして、明日の準備して。
仕事先の皆さんに8ヶ月ぶりくらいで会います!
かつらとつけまつげとマスク。ふふ、誰だかわかんないですよね。喋ればバレるか。
なんだか楽しみ。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ
 にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

2021/10/11

最近観た映画(旧作)7本

このところちょっと体調が落ち着いてるのもあり、レンタルビデオをせっせと観ています。
その覚書。

大統領の料理人 (2013年 フランス)


フランスの片田舎でレストランをしている女性がスカウトを受けてミッテラン大統領の食事を作ることになるお話。
いわゆるオシャレなフルコースとかではなくて家庭料理を召し上がりたいそうで、お気に召していただけるよう奮闘するお話。
日本人には馴染みのない食材があったり、トリュフってそんなにワシワシ使うの?と驚いたりしますが、誰かのためを思って食事を作るってあったかいなぁと。
少し前に、ネットで「天皇の料理番」を観て同じような気持ちになりましたが、「大統領の料理人」では終わり方が切ない。邪魔をするのはいつでもああいう立場の奴らなんだ〜!
とはいえほっこりしました。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 (2014年 フランス)

グレース・ケリー役はニコール・キッドマン。あれ?フランス映画だけど英語だったんだっけ。あ、モナコの人はフランス語で、グレース・ケリーはまだフランス語が上手じゃないという状況か。
ビジュアルはとても綺麗なんだけど、とてもつまらなかった...。
目の保養としては良いです。マリア・カラス(役)も登場して豪華です。


メリー・ポピンズ(1964年 アメリカ)

リターンズも出ていますがオリジナルの方を、今更ですが。
チムチムチェリーとスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは認識してたけど、他にも、ああこれもメリーポピンズだったのか!と思う曲がたくさんありました。今更すみません。
いや〜ディズニーはさすがですね。この時代これどうやって合成したんだろうか〜と技術的なところが気になりつつも音楽と映像と歌の良さに見入ってしまう。
大満足!!
ジュリーアンドリュースは偉大だ!!
リターンズも観ようっと。


アラビアのロレンス 完全版(1962年 イギリス)

これまた名作を今更です...。
長かった!!とても長かった!!
だけど飽きることなく一気に見ちゃいました。
カメラとかスタッフの影が映り込んでないなぁとか、ドローンないのにすごいなぁとか、これキャストやスタッフとかラクダとか馬たちの休憩所とか食事とかどうしたのかなあとか、このシーンワンテイクで撮れないと砂の状態を戻すの大変だろうなぁとか、流砂のシーンどうやって撮ったのかなあとか、テクニカルなところばっかり観てたわけではありません。
美しい映像と、壮絶な闘いと、アラビアの人たちに心寄せて行くロレンスが軍人としての立場との乖離に疲弊してゆく痛々しさに心打たれました。
この映画の製作には当時の社会情勢に絡んだなんやかやが少なからずあったらしく、なるほどと思いつつも、これを作ってくれてありがとうと感謝の気持ちが湧き上がりました。
スピルバーグなど多くの映画監督がこの作品の影響を受けているらしい。なるほどスターウォーズを連想した。
それにしても外国の映画って人種と言語の違いをあまり気にしないのですよね。アラブの人たちも普通に英語喋ってるし。それ気にしてたら話進めるの困難ですわね。


サンドラの週末(2015年 ベルギー フランス イタリア)

これ映画館で予告見て気になってたのです。
病気(うつ病?)で休職してたサンドラが復職しようとしたんだけど、会社に「クビ!もしくは全員のボーナスカット!おまえらで投票して決めろ!」と言われ、復職したいから悪いけどボーナスは諦めてくれと16人の同僚を説得しまくるお話。
なんじゃそりゃ。そんなクソな会社とっとと辞めちまえよ。と思ってましたが、サンドラの心情と彼女を支える旦那さん、それぞれの立場から彼女に協力したり断ったり悩んだりする心情にとても惹きつけられました。
結末は書かないでおきます。モヤモヤした内容ですが鑑賞後はなんとも清々しい気持ちになりました。


悪童日記(2014年 ドイツ ハンガリー)

あの名作が映画になってた。いつの間に。
アゴタ・クリストフの小説の映画化です。できるんかい!どんなんや!
すごかったです。暗いですが。
双子の演技が凄かった。この子たち普段は健全に生きているだろうかと心配になるくらいです。おばあちゃん、超ムカつくんだけどなんだか嫌いにはなれないのは何故だろう。小説読んだときは胸糞悪さしかなかったのです。
なんかもう凄かったです。完成度の高さってばもう。
とても暗くて残虐なのでエンタメ目的で観るのには向きませんがオススメします!!

カメラを止めるな!(2018年 日本)

これまた今更すみません。テレビ放送を録画してあったのをやっと観ました。
最初、ワンカット37分だっけ、のシーンが終わって、は??ってなりましたがそのあとが!!
面白かった!!
いやこれ誰が大変ってカメラさんでしょ、と思いました。まあ何回か回したら段取り覚えるかな。とはいえ体力もいるし大変だ〜!
ネタバラシ的な部分では、劇中作品に映らない部分で奔走する裏方スタッフさんたちの動きに親近感!!
私の仕事は映像ではなくて舞台なのですが、お客さんから見えないところで走り回ってたりササっと隠れたりするのはあんな感じです。
そしてアクシデントだらけなのに各自の判断で次々と対応して結果的にクライアントのおばちゃんを大満足させて、えっと...。みたいな感じが面白かった〜!
これは2回以上見て楽しんでいる人も多いみたいですね。
話題になるの納得です。
ただ一つだけ気になるのは、ハンディカメラの映像を生中継するって、ケーブルつないでられる環境ではなかったのでワイヤレスだと思うのですが、屋内のあちこち、屋外もあちこち走り回るので中継途切れないように電波確保するのどうやったんだろう...。
ま、いっか!
面白かったです!



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代一人暮らしへ