2021/10/11

最近観た映画(旧作)7本

このところちょっと体調が落ち着いてるのもあり、レンタルビデオをせっせと観ています。
その覚書。

大統領の料理人 (2013年 フランス)


フランスの片田舎でレストランをしている女性がスカウトを受けてミッテラン大統領の食事を作ることになるお話。
いわゆるオシャレなフルコースとかではなくて家庭料理を召し上がりたいそうで、お気に召していただけるよう奮闘するお話。
日本人には馴染みのない食材があったり、トリュフってそんなにワシワシ使うの?と驚いたりしますが、誰かのためを思って食事を作るってあったかいなぁと。
少し前に、ネットで「天皇の料理番」を観て同じような気持ちになりましたが、「大統領の料理人」では終わり方が切ない。邪魔をするのはいつでもああいう立場の奴らなんだ〜!
とはいえほっこりしました。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 (2014年 フランス)

グレース・ケリー役はニコール・キッドマン。あれ?フランス映画だけど英語だったんだっけ。あ、モナコの人はフランス語で、グレース・ケリーはまだフランス語が上手じゃないという状況か。
ビジュアルはとても綺麗なんだけど、とてもつまらなかった...。
目の保養としては良いです。マリア・カラス(役)も登場して豪華です。


メリー・ポピンズ(1964年 アメリカ)

リターンズも出ていますがオリジナルの方を、今更ですが。
チムチムチェリーとスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは認識してたけど、他にも、ああこれもメリーポピンズだったのか!と思う曲がたくさんありました。今更すみません。
いや〜ディズニーはさすがですね。この時代これどうやって合成したんだろうか〜と技術的なところが気になりつつも音楽と映像と歌の良さに見入ってしまう。
大満足!!
ジュリーアンドリュースは偉大だ!!
リターンズも観ようっと。


アラビアのロレンス 完全版(1962年 イギリス)

これまた名作を今更です...。
長かった!!とても長かった!!
だけど飽きることなく一気に見ちゃいました。
カメラとかスタッフの影が映り込んでないなぁとか、ドローンないのにすごいなぁとか、これキャストやスタッフとかラクダとか馬たちの休憩所とか食事とかどうしたのかなあとか、このシーンワンテイクで撮れないと砂の状態を戻すの大変だろうなぁとか、流砂のシーンどうやって撮ったのかなあとか、テクニカルなところばっかり観てたわけではありません。
美しい映像と、壮絶な闘いと、アラビアの人たちに心寄せて行くロレンスが軍人としての立場との乖離に疲弊してゆく痛々しさに心打たれました。
この映画の製作には当時の社会情勢に絡んだなんやかやが少なからずあったらしく、なるほどと思いつつも、これを作ってくれてありがとうと感謝の気持ちが湧き上がりました。
スピルバーグなど多くの映画監督がこの作品の影響を受けているらしい。なるほどスターウォーズを連想した。
それにしても外国の映画って人種と言語の違いをあまり気にしないのですよね。アラブの人たちも普通に英語喋ってるし。それ気にしてたら話進めるの困難ですわね。


サンドラの週末(2015年 ベルギー フランス イタリア)

これ映画館で予告見て気になってたのです。
病気(うつ病?)で休職してたサンドラが復職しようとしたんだけど、会社に「クビ!もしくは全員のボーナスカット!おまえらで投票して決めろ!」と言われ、復職したいから悪いけどボーナスは諦めてくれと16人の同僚を説得しまくるお話。
なんじゃそりゃ。そんなクソな会社とっとと辞めちまえよ。と思ってましたが、サンドラの心情と彼女を支える旦那さん、それぞれの立場から彼女に協力したり断ったり悩んだりする心情にとても惹きつけられました。
結末は書かないでおきます。モヤモヤした内容ですが鑑賞後はなんとも清々しい気持ちになりました。


悪童日記(2014年 ドイツ ハンガリー)

あの名作が映画になってた。いつの間に。
アゴタ・クリストフの小説の映画化です。できるんかい!どんなんや!
すごかったです。暗いですが。
双子の演技が凄かった。この子たち普段は健全に生きているだろうかと心配になるくらいです。おばあちゃん、超ムカつくんだけどなんだか嫌いにはなれないのは何故だろう。小説読んだときは胸糞悪さしかなかったのです。
なんかもう凄かったです。完成度の高さってばもう。
とても暗くて残虐なのでエンタメ目的で観るのには向きませんがオススメします!!

カメラを止めるな!(2018年 日本)

これまた今更すみません。テレビ放送を録画してあったのをやっと観ました。
最初、ワンカット37分だっけ、のシーンが終わって、は??ってなりましたがそのあとが!!
面白かった!!
いやこれ誰が大変ってカメラさんでしょ、と思いました。まあ何回か回したら段取り覚えるかな。とはいえ体力もいるし大変だ〜!
ネタバラシ的な部分では、劇中作品に映らない部分で奔走する裏方スタッフさんたちの動きに親近感!!
私の仕事は映像ではなくて舞台なのですが、お客さんから見えないところで走り回ってたりササっと隠れたりするのはあんな感じです。
そしてアクシデントだらけなのに各自の判断で次々と対応して結果的にクライアントのおばちゃんを大満足させて、えっと...。みたいな感じが面白かった〜!
これは2回以上見て楽しんでいる人も多いみたいですね。
話題になるの納得です。
ただ一つだけ気になるのは、ハンディカメラの映像を生中継するって、ケーブルつないでられる環境ではなかったのでワイヤレスだと思うのですが、屋内のあちこち、屋外もあちこち走り回るので中継途切れないように電波確保するのどうやったんだろう...。
ま、いっか!
面白かったです!



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