去年までは本当に細々としていて、呼ばれた現場に当日行って説明聞いてやるべきことをやる。
ってだけで生活していくためのカツカツ状態で、スケジュールはスカスカでした。
あ、去年自分仕事もあったけど、一緒に舞台を作りたいと思い続けて20年の先輩からの嬉しい依頼でしたので、完全に赤字でやりました。
今後につながることを信じて。
(で、今年もやります。)
赤字を補うために、紹介されて行ったとこの人の性格が嫌いで嫌いでどーしましょ、お金は欲しいから我慢するか、それにしたって我慢の限界があるぜ?どーなのよ、こいつ、いいかげんにしろって怒ってもいいかなあ。
おめー誰に向かって口聞いてんだ。
と、何度も喉まで出ては飲み込みましたよ。
そうやって我慢してみてたら、今度は、聞いたことない額の中間搾取をしているとしか思えない事実が判明し、説明を求めたら拒否られたので、縁を切りました。
数十万単位のギャラはもらってたのですが、本来であればもっともらえるはずの相場ですし、無責任すぎる投げ方なので、こんなの大事にする必要ないっ!と思って。
そしたら今年は夏に自分仕事が毎月きてしまい。
更に、新しいご縁が激増してあっちこっち呼ばれたり。
自分の仕事の時は、打ち合わせとか下見とか稽古見とか、基本的に1人ではできないので知人や会社に依頼して手を借りたり機材を借りたりの手配と支払い。
当日資料をまとめる時間と、資料印刷代。
経費がとてつもないことになってきたので、諸々の領収書をもらうようにしたら、処理が全然追いつかな〜い!!
んでもって自分にはあまり手取りが入らない現実〜。
今年になって私多分、自炊してない。
今年はこのまんま突っ走る年なのかなあと思っています。
この業界でなんとかかんとか20年以上やってきたので、技術とパワーの不足部分は「人間力」で乗り越えてるような気がしてます。
わからなかったらすぐ聞く。
優先順位を考えて提案する。
状況を読んで先に対応策を頭の中で練っておく。
あと大切なのは、明るく立ち振る舞う。
ミスは認めてすぐ謝る。
不可避だった失敗は笑い飛ばす。
他人の失敗は、怪我などに繋がらない限りは「まー、まー、しょうがないっ!」とスルー態度を積極的に示す。
みたいな。
自分より若い人たちとの仕事が増えたからかなあ。
知人に言われるのは
「Namiさん怖くないから頼みやすい♪」
まあこれ言ってる子自体がお調子者なんですけどね。
今現在悩ましいのは、自分が一番偉いと思ってる妙な同業者たち。。。
私がペーペーだった頃は、舞台の裏方は男の仕事で、しかも気難しいおっさんたちが各セクションぎゃーぎゃー怒鳴りあってました。
私たちペーペーも、何やっても怒鳴られる理不尽な業界でした。
まだそういう人いるけどね。
言われた通りやっても怒られるのが普通というね。
もう、そういう人は減ってきてるけど、皆無ではない。
いろいろしがらみがあって、そういうめんどくさい人と一緒に仕事しないといけないことも多々あるわけです。
私はフリーランスなので、そういうめんどくさい人とず〜〜っと一緒にいるわけではないですので、その現場が終わってしまえば解放されるわけですが。
世の中には色んなお仕事があるわけですが。
時給制って、すごい設定だよな〜。と最近思います。
1時間にそれだけのお給料を払えるだけの売り上げ以上を会社は出さないといけないわけです。
販売業とかなら、接客の仕方とか売り込みの工夫とかで本人が会社の売り上げに直接貢献するのでしょうが、よく聞くのが「誰でもできる簡単な事務で高い時給が欲しい。」的な。要望。
巨大企業ならそういうセクションもあるのでしょうけれども、それを稼いで来てくれるのは営業さんたちなんですよ。
現場の人たちなんですよ。
まあ事務の方がいないと大きな企業はまわりませんけれども、経理とか人事とか福利厚生とかそういう専門知識が不要な、《誰でもできるセクション》だとしても、まあ、頭使って働かないとできない《専門知識不要だけど自分で効率考えてこなす仕事》もたくさんありますよね。
そういうこと考えずに、残業代欲しさにグダグダやってる人って、わからん。
まあ、派遣のお仕事しなくなってだいぶ経つのでもうそういう人は身近にはいないんだけど。
自分の力で稼ぐって、大変です。
更に人を雇うって、ものすごく大変です。
人の人生を預かるようなものですから。
私はこのままフリーランスのまま、大きい仕事を取ってきちゃったら出入りしてる会社に人や機材を発注する姿勢で、いけるところまでいきます。
はあ、タスクリストが、こなしてもこなしても増えてゆく...
なんて変化なんだろう。
とはいえこの忙しさがずっと続く保証は皆無です。
常に新たなネットワークを意識しつつ進んで行かねば。
つかれた。。。
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