2014/07/08

むかしばなし。

こんにちは。

あいかわらずグルグルと底の底まで沈んで行ってます。
金曜日に仕事があるのでそれまでには気分も体力も戻さねば…
胃腸炎のため食べる量を抑えていたら本格的に食欲がなくなり、2日くらい何も食べてません。けど、胃にも腸にも無駄なものが残ってない感じが快適です。



昨夜、ふっ、と思い出したことがあります。
Yくんとのことです。
誰も知らない2人だけの愉快で幼い無言のやり取りがあったの。
学校でのお掃除の時間のことです。
中学では同じクラスになったことが無いのですが、2、3年のときは隣のクラスだったので、たぶん3年生のとき…だったかなあ。
教室や廊下以外にも、クラスによって、特別教室とか昇降口とかの割当てがありますよね。
うちのクラスは体育館もやってました。一年間だったか半年だったか忘れました…
メンバー固定制で、体育館内チームはフロアと2階ギャラリーのモップがけとかしてたのかなあ?広いけどでっかいモップでさっさとやるのでさほど大変でもなかったらしいです。
校舎から体育館までは渡り廊下でつながっていて、私はその渡り廊下を黙々と掃き掃除する担当でした。
一人で。
みんな楽しそうにお掃除してるのに、私だけ孤独に廊下掃除です。
たしか先生が決めたんだったと思います。
やたらとまじめちゃんだったので、一人で放っといてもちゃんとやるだろう。やんちゃな連中はグループにしてやらせなくては。という魂胆だったっぽいです。

コンクリート打ちっぱなしの廊下に、半透明の、トタン?だったかの簡単な壁と屋根がついているので、砂埃は外に掃き出しちゃうだけでかんたん。
葉っぱとかゴミとか、角の方とかに溜まってる綿埃を回収したり、クモの巣を破壊するくらい。
お喋りする相手も無く、結構すぐ終わってしまうので時間潰すのが大変だなあ…

と思っていましたらば。
Yくんのクラスは、その渡り廊下から校舎側(あそこ何があったんだっけなあ、昇降口かなあ…忘れた…)のエリアが担当で。
何故か!
私の担当エリアの隣、渡り廊下の校舎側の一角の担当がYくんだったのです!
偶然だと思いますよ、クラス違うし、自分で希望出してやるわけじゃないし、決まって行ってみたらあらま!って感じでした。

なので、結構お掃除の時間は楽しみでした。一人でも。
お互い一人だし近くに話し相手がいないのでたまには何か雑談でも…
……。
と、思うのですが、どうにも話題が無く。
ほんとに話題が無く。
家は近所だけどそういう近所としての交流は無いし、今更小学生時代のネタ話すのもしょうもないし、なにかないのか!ってかあなただって何か話しかけてくれればいいのに!話題が無いか!そうだよね!
と考えながらクモの巣と格闘してたら、いつのまにかYくんはさっさと終わらせて教室に戻ってるようで、いませんでした。
あら。
ちょっと早くね?
私も終わりにしようっと〜。
と掃除用具をしまって教室に戻ろうとしたら。

お互いの担当エリアの境界線のギリギリこっち側に、こんもりとゴミの山。

……お〜い。

また箒とちりとりを持ってそいつを回収して、と最後にまた忙しく…

Yくんは私ほどドクソマジメではありませんが要領よく立ち回るちゃんとした子なので、これが「わざと」なのは明確です。
…ちょっと嬉しかったのでした。無言で構ってもらえて。

私は真面目でしたがいちいち先生に言いつけるタイプではないし、まあそれはそれでちょっと楽しいので誰にも言いませんでした。

次の日、どうしようかな〜。と…。
昨日ごみこっちに押し込んで行ったでしょ!ぷんぷん!
と言うべきか…言ったところで
テへ。
で終了するのは目に見えてるので(Yくんはそういうタイプでした。エへ。って笑ってスルスル〜っと逃げちゃう。中学生男子あるあるかしら?)ぷんぷん!となったあとの自分の態度の持っていき方に悩み、答えが出ないまま翌日のお掃除の時間。

掃除場所に行くと、いたずらしたあとの反応が楽しみでしょうがないという表情でこっちをチラ見しながら今日は箒でごみをバッサバッサ放り込んでくれています。
クランク状態になっている廊下の向こう側でYくんがそれをやっていて、こっち側で私は箒を握りしめ、どうしたろか。と…
や〜め〜て〜よ〜!自分とこのゴミこっちに入れないでっ!
という反応を期待してるんだろうなと思うし、それしか言いようがないのですが、それを言ってしまうとこの愉快な攻防戦が終了してしまうような気がして、言えず…

数日後思い立って、早めに担当場所に行き、Yくんが来る前にある程度の大きさのゴミ…葉っぱとかヘアピンとか紙くずとかをだーっと集めてYくんの担当エリアに入れときました。
先手必勝!ふっふっふ。
と勝ち誇った気でいたら、私が入れといたゴミは片付けられていたのですが、代わりに細かい砂埃の小さな山が私のエリアに築かれていました。

…ささやかな抵抗か…ふっ。
こんなものは…えいっ!
と、屋外にすっ飛ばしちゃいました。

楽しかったなあ〜。

ほかにもいろいろ楽しいことがあった気がする。
忘れちゃったけど。


そんなことを思い出したら、気持ちが少し上を向きました。

もうすぐYくんのお誕生日です。
私より一足先におじさんね。すぐまたおないどしになるよ。

私は本当に、自分がこんな年齢まで生き延びると思っていなかったので、何の将来設計もありません。
いつかまたYくんに会えるのを夢見て…今は…


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