絶賛失業中のイベント系フリーランサーの私です。
延期したいろいろなイベントのスケジュールで動くためには、このタイミングでは転職はできないんです。
日雇いも禁止法でひっかかるし。
もし無理して登録できても「やっぱり来なくていいや〜」と言われたら暴れるしかないので。
海外の様子を見ていると
「もう夏くらいまで社会動かしてる場合じゃないや、国民は金やるから家でじっとしてろ!」
という感じですが、日本は
「金なんかやらねえよ、外出もするなよ、うちの妻がレストランで食事して何が悪い、仕事がない?金もない?あっそ。だから何?私は全力を尽くします。和牛券、魚介券、旅行券〜?」
ですから。
なんなの?この国。
自粛要請から1ヶ月たっても政府は我々に対する補償はするつもりは皆目ない様子で、やさぐれてるのにも飽きて、ああもう!と今度は家中で暴れだすフェーズに突入するかと思ってた時にテレビの速報が入って知った、志村けんさんの訃報。
こんな形で亡くなってしまうなんて...
物心ついた時から、「8時だョ!全員集合」は見せてもらえてて、そのあとのGメンのオープニングを見たら寝るという子供時代を、私の同世代は過ごしたと思います。
うちの場合「ドリフの大爆笑」は、おっぱいぽろりとかは当たり前で、エロネタが多くて子供ながらに気分が悪くて見たくなかったものあるし、チャンネルを変えられたのもあると思います。
うちは「ひょうきん族」は下品だからと見せてもらえず、学校でみんなの話についていけなかった家の子でした。
志村さんのことが好きだったかというと、全員集合の時の志村さんは面白いけど(ヒゲダンスとか、早口言葉とか)それ以外の番組では下品なおじさんだなぁ。
くらいでした。
けどなんだろなあ、全員集合で沢田研二と絡むことがよくあったと思うのですが、沢田研二は嘘みたいに綺麗な顔で面白いことやってました、それと志村さんは並んでも、やってることがコメディ専門家だから、沢田さんよりコミカルな顔に見えるけど、元の顔立ちは同等くらいに綺麗なのではないかしらと、小学生ながらに思っていました。
本当に、志村さんのおかげで、全国の志村さんは「うしろうしろ!!」と言われたと思いますし、「だっふんだ!」「あいーん!」などなど、志村さんが作った文化は膨大だと思います。
それも、ドリフターズあってこそのことですね。
入院と聞き、人工呼吸器が、と聞き、それでもきっと「だいじょうぶだぁ!」と言ってくれるだろうと思ってました。
それがこの困難を乗り越えるための光だと願っていました。
それが、想像以上に早すぎる訃報。
自分でも驚いています。
一つの時代が終わったのだ、と感じていることに。
私の幼少時代の、笑顔の象徴だった志村さんが。
コロナに。
多くの人を笑顔で包み、業界内でもとてもお優しい方だったという志村さんが。
コロナに。
結果論を言っても何も解決しないのはわかっていますが、今は言いたいです。
もっと早く、コロナの危険性を警告する専門家の声を聞いて、国が対応してくれていたら。
もっと慎重な検疫をしてから帰国者を帰宅させていたら。
そしてそのウイルスは、私はただ症状が出てないだけで罹患しているのかもしれないという恐ろしさ。
私は一人暮らしなので、移す家族もおりません。
仕事もないので引きこもっています。
志村さんより少し年上の両親が気にかかりますが、もし私が自覚なく罹患していて、それを罹患していない両親に移したらそれこそ余計なことしてくれたなって話ですので、顔は見に行きません。
父はともかく母は正しい情報を集めたり状況を客観的に理解したりすることができない人なので、電話するのも止めておくことにしました。
志村さん...
あちらで、いかりやさんと
「お前なんでここにいるんだ?」
「...あれ?」
なんてお話ししながら、ゆっくりできていたらいいなと思います。
悔しいです。
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