今日から習い事を始めました。
その話はまた今度。
帰りのバスの中で悲しい話を聞いてしまいました。
おばちゃん同士の会話。
まあ、おばちゃんの会話には必ず人の噂話はありますよね。
「〇〇さんお元気なのかしら。」
「△△さん、入院してたけどねえ、退院したみたいでねえ、このあいだどこそこで見かけたの。話しかけられなかったんだけど。」
etc.のなか。
「□□さん、息子さん亡くなったのよね。」
「えっ!あ、そうだったわね...けどだいぶ前のことよね。体弱かったんでしたっけ。」
「それがね、ある日、『体調が悪いから明日病院に行くね。』と言った後、『お母さん、今日、一緒に寝てもいい?』と言ってきたそうなの。あんな大きな男の子がよ!(何歳だったのかはわからないけど働いてはいたらしい)そして、朝になったら亡くなってたんだって。同じお部屋で一緒に寝てたのにどうして気づかなかったんだろうって奥さん傷ついて傷ついてねえ、ほんとに自分を責めてねえ、大変だったのよ。」
驚きました。
誰か知らないけどたぶん近所のご家庭でそんなに悲しいことがあったのかと。
男の人って、突然死が多いですよね。
大学の時は一つ上の先輩、社会人になってからはフリーランスとしての先輩のお兄さん、大学の研究室にいた先輩が、ポクっと亡くなってしまい。
5個上の先輩が「男の突然死が多い40代を早く抜けたい!」と怯えています。
先述のお母さんの悲しみはどれほどだったでしょうか。
自分が産んで、乳を与え、添い寝をし、慈しみ育ててきた息子が、すっかり大きくなっているのに体調不良で不安だったのか「一緒に寝てもいい?」と言い、母親に寄り添いながらそっと息をひきとるなんて。
息子さんとしては、お母さんのそばで眠りながら召されて、安らかだったのではないでしょうか。
けど、悲しいですね。
とても悲しいことですね。
そんな悲しみを乗り越えるのは、どれほど大変なことでしょうか。
けど。
親に心から愛されていること。
親を心から愛している子供。
私にはないものなので。
お母さんのそばで召されたことを幸せに思っているとしたら。
不謹慎かもしれませんが、私には絶対に起こりえないことなので。
少しだけ羨ましいのです。
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