2016/06/24

スペイン旅行10 コルドバ メスキータ

スペイン旅行9 セビージャ の続きです。

セビージャをさくっと観光したあとは、コルドバに向けて移動。
137kmくらいらしいです。


コルドバって、何となく勝手に、薄暗くて荒涼とした感じのところだと思い込んでました。根拠はなく。
なんだここは、明るいし暑いし、なんか、すごいぞ。
そらそーか。スペインの南の方だもんなあ。あったかいよなあ。


今回のコルドバ観光は、ローマ橋、メスキータ、ユダヤ人街見学です。
位置関係はこんな感じ。


ローマ橋(上の写真はメスキータ側から撮ったものだと思う)は、正式名称は「バハーダ・デル・プエンテ橋」というらしい。
バルセロナとかにもいましたが、機関銃だかライフルだかを抱えた2人組の警察官がトコトコ歩いてます。
カーキ色の上下に帽子をかぶっていて、女性も結構います。
背がとても高くがっしりした体格で、日本ではそうそう見られない本物のでっかい銃を抱えてるので最初はすっごいビビりましたが、普通の人や普通の観光客にガン飛ばしてるわけでもなく、2人でお喋りしながらトコトコ歩いてたり、立って監視しています。
彼らの写真を撮ろうとしたら速攻捕まるそうですのでお気をつけ下さい。
こんなに武装した警察官がウロウロしてると物騒な気もしますが、却ってスリとかの犯罪が減って、観光客が来やすくなって良い傾向となっているそうです。


メスキータは、モスクという意味。
もともとイスラム教のモスクとして作られたものが、レコンキスタのあとにカトリックのカテドラルに改造されて、増築したり壊したりなんやがんやで今に至るそうです。


コルドバでの現地ガイドさんはスペイン人さんでしたが、ものすごく日本語がお上手で、私よりも丁寧で正確な日本語を話してるんではなかろうかと思いました。
発音もアクセントもとても奇麗で。
独学で習得したそうです。すごい。
上の写真は、入口を入ってすぐにある、オレンジの樹のある中庭。
左側の塔は鐘楼だそうです。
ガイドさんは普通に「鐘楼」と説明してました。
しょうろう、って、私たち普段使わない日本語なので、音を脳内で漢字に変換して「ああ、鐘があるのね!」と理解して「日本語上手すぎる…」と、他の参加者さんたちと驚いておりました。


どなたかのブログで見たことある、しましまアーチのところ。
ここかあ!
しましま、しましま。


もともとあったしましま部分と、増築した時に作ったしましま部分があるらしくて、どれがどれだかもうわかりません。
もともとは赤い石と白い石を組み合わせてしましまにしているそうですが、増築部分はめんどくさかったのか予算の都合なのか、白い石に赤い色塗ってしましまにしてるそうです。


この中には2万5000人が収容できるそうです。
ガイドさんは3万人と言ってた気がしたけど、まあとにかくでかいです。


上の写真は、ミヒラーブ。の、上の方。
光の差し込みが奇麗だなーと思ってたら、こんな映し方になっておりました。
現地で配布された日本語パンフレットにはミヒラーブと書いていますが、ガイドブックにはミフラーブと書いてます。
ミヒラーブとは、モスクの礼拝室の最奥に設けられた、窪みのある、豪華な装飾を施された壁のことで、この方向にメッカがあるそうです。


なんかいろいろものすごいものを見続けている日々で、この頃には本当にアタマがバーストしてきて、わけわかんなくなってました。


このあたりのエリアはカトリックのところですね。


上の写真は、聖体顕示台というもので(ガイドさんは「聖体顕示台」と漢字で書いたカードを持って説明してくれました。おお、これこそ「せいたいけんじだい」と音で聞いてもピンと来ない。このガイドさんすごい優秀だわ。)神輿のようなもので、お祭りだったかなにかの時には担いでどこかを練り歩くようなことをガイドさんが言ってました。


メスキータは単なる観光地ではなくて、今でも礼拝に訪れる人がいる現役の教会だそうです。
こんなものすごいところに通ってると、なんか、すごそうだなあ(何が言いたいのか自分でもよく分からない…)


しましま〜。
このあたりだったかなあ。柱のひとつひとつに、よーく見ると、マークと言うかサインと言うか、何かが掘られています。
これは、この柱を作った人の名前で、「オレはこれとこれとこれをちゃんと作ったぞ〜。ギャラしっかり払ってくれよな〜」という目印なんだそうです。
こういうことはガイドさんに教えてもらわないと一人で観てるだけじゃ知らないままだっただろうなあ。


上の写真は、中央礼拝堂。またの名をマヨール礼拝堂。たぶん。


上の写真は、中央礼拝堂の向かい側にあるところです。
人がいたので映しませんでしたが、この下には礼拝堂に向かって座るベンチがあり、そこを囲い込むようにぐるりと聖歌隊席があります。
席といってもどっしり座るのではなく、立ったままちょっと寄りかかるような高さ。
マホガニー製で、ひとつひとつに緻密な装飾がほどこされています。


左右に、すっごいでっかいパイプオルガンがありました。
水平方向に管が突き出ているパイプオルガンは初めてみました。
音を聞いてみたいぃぃぃぃ〜!!

またまたアタマが更にバーストしてしまいました。
なんだこの国は、なんだこのものすごさは〜!!

続きます。



コルドバの殉教者たち―イスラム・スペインのキリスト教徒 


Villeroy&Boch スイッチ3 コルドバ  プレート 27cm


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2016/06/17

スペイン旅行9 セビージャ

スペイン旅行8 ミハス の続きです。

日本ではセビリアと呼んでいますが、ツアー中はずっと現地の発音でセビージャと呼んでいましたので、セビージャと書きます。

セビージャがセビリアだとは思ってなかったのと、セビリアの理髪師はまあ知ってるけどだからほかに何があるんだ、とかは全然知りませんでした。
この日はスペイン人ガイドさんに案内していただきました。
たどたどしい日本語でしたが通じます(^^)。

マエストランサ劇場のところに、モーツァルト像があります。
ロッシーニの『セビリアの理髪師』の続編が、モーツァルト作曲の『フィガロの結婚』なんですって。



モダンなデザインの像ですね。

そして、スペイン広場へ!


ここは1929年に開催されたイベロ・アメリカ博覧会の会場として作られたもので、現在でも警察とかの施設として使用されているので、屋内見学はできないのだそうです。
この日は早朝からの見学となりましたので、太陽がまだ低く、日陰の多い中の見学となりましたが、私たち以外人がいなくて、ゆったりと見学することができました。


馬車で見学することもできるそうです。
そんなに長い自由時間はないので乗りませんでしたが、事前に値段を確認しておかないとあとでぼったくられるという情報もありました〜。
気をつけよう〜。


こんなステキな建物が官公庁だなんて。
なんてステキ環境なの。


まだ陽が当たっていないので分かりづらいですが、橋の欄干も細かいタイル細工で、可愛すぎます。


池ではボート遊びもできるそうです。
いいなぁ〜。


これらは、スペイン各県の特徴や歴史的場面をタイルであらわしたもので、58あるそうです。
ひとつひとつを堪能している時間はない〜…


眼福。眼福。


オレンジの花です。


これがどこだったのか全然覚えてないので、画像検索したら、『救済病院』だそうです。
ドン・ファンのモデルとされるセビージャの貴族ミゲル・デ・マニャーラが17世紀半ばに、貧しい人や身寄りのない人を救うために創設したんですって。
ドン・ファンって!!
ただの女たらしじゃなかったのですね!!
びっくりした!!
中もステキらしいです。いつか見てみたい。

このへんからカテドラルです。たぶん。
わたしたち、TM NETWORKのファンですので

♪セビリア〜 路地から路地に響く〜 祈りの声〜 カテドラルの鐘 君は今何を
むふふふふ
カテドラルの鐘は思ったよりギンゴンうるさくなくて、空気にとけ込んでいました。




上の写真の右の方のがヒラルダの塔。
カテドラルは、サン・ピエトロ寺院、セント・ポールの次に大きいんですって。
ここもイスラム教のモスクがあった跡地に建てられたので、あちこちにその面影が残っているそう。


この、鍵穴みたいな形がまさにイスラム様式なんですって。


サンタ・クルス街はユダヤ人街ですが、その後スペインの貴族達が住むようになったそうです。
迷路のように入り組んでいるので、すぐ迷子になりそうです。
白い壁と、タイル張りのベンチ。オレンジの木陰。


この頃になるともうどこが何だか完全についていけなくなりました。
この写真は何なんだ。と画像検索したら、アルカサルのようです。
アルカサルとは、イスラムのお城をレコンキスタ後にキリスト教徒の王達が改築したんだそうです。
昔のスペインの偉い人って、すごいですね。他所の文化のものなんかぶっつぶしてしまえ〜!ってならずに、ありものの上からオレたち独自の改装増築していくの。
おおらかというか、なんというか。


これも何だか分からなくなってしまったので画像検索したら、アルカサルとインディアス古文書館の間にあるマリア像らしいです。

このあと、コルドバに向かいます。


レコンキスタ―中世スペインの国土回復運動 (刀水歴史全書)


モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》英国ロイヤル・オペラ2006 [DVD]



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