この日は朝イチからアルハンブラ宮殿に行きました。
もともとイスラムのお城で、「アル」が"The"みたいなもので、「ハンブラ」は「赤」を意味していて『赤い城』という意味だそうです。
見た目はまあ赤いところもありますが、夕陽に当たると真っ赤に見えるからという説もあるとか。
スペインの歴史は私にはホントにややこしくて、いろんな人種やいろんな宗教やいろんな勢力がゴタゴタ!
そんな中でアルハンブラ宮殿はイスラムなお城なのだそうです。
お城から街を見下ろすとこんなかんじ。
グラナダの高台に位置しています。
前日の夜になんと雪が降り、私たちが観光する時には止みました!
晴女、晴男、万歳!!
なんかもう何処もかしこもすごくって、口あんぐりのままハイペースで駆け抜けた感じです。
現地の日本人ガイドさんの進むペースが早くて早くてついていくのが大変でしたが、そのペースで行かないと次のツアー行程に間に合わないということらしく。
初っぱなから「ドラクエのお城!」と思ったてっぺんギザギザの塔があっちこちに。
雪のアルハンブラ宮殿なんて、貴重な風景を観ることができました。
ドラクエ〜(それしかないんかいワレ)。
タイル装飾が、イスラム建築の特徴なのだそうです。
可愛いんだなこれが。
天井までタイルにすると重くなってしまうので、寄木細工が施されているところもあるそうです。
箱根の寄木細工もそもそもこちらで発祥したものが、何らかの流れで日本に伝わったのだそうです。
これは壁だったかな。
タイル、カワイイ♪
上の写真は、寄木細工の天井。
アホか!なんじゃこりゃ!ここまでやるか!!
ってくらい緻密です。
中庭(パティオ)を囲む作り方も、イスラム建築の特徴だそうです。
夏とても暑いので、風通しが良くて、日陰はひんやりするようにしているとか。
この日は曇り空でしたのでこんな感じですが、明るい陽射しの時には空と建物と澄んだ水と水に映った建物のコントラストがさぞ美しいことでしょう。
柱もステキ。
上の写真は、ライオンの噴水なんだそうですが、ライオンと言うか猫と言うか…
参加者のお母様方と「…狛犬?」と言ってました。笑。
これまたものすごい天井装飾。
漆喰だったっけ?
ドイツのレジデンツと競えるのではなかろうか。
まるでレースのように可憐で優雅です。
壁もすごい。
この部屋だけで30分は過ごせそうな繊細な美しさですが、駆け足で次の部屋へ〜。
陽射しの強い日はきっと外の緑がキラキラと眩しく、室内は優しい日陰となり、装飾がふんわりと室内を彩るのでしょう。
ふあああ。ステキだなあ…。
この天井には、誰だったかの名前と奥さんの名前が刻まれているそうです。
指輪とかに名前を彫るのは今でもよくあるけど、天井に刻むのははじめて見たかもしれない。
それにしても、こんな雰囲気の天井って、日本のお寺にもあるなあ。
四角いマスがたくさんあって、そこにいろんな動物とかお花の絵がそれぞれに描かれているようなのが。
水路だっけ。
ドラクエみたい(まだ言うか)。
庭には野外劇場もあって、音楽の演奏やダンスが行われるそうです。
奥の黒っぽいところが舞台。
見てみたいなあ〜。
糸杉をみっちり植えて、刈り込んで作った生垣。
迷路みたいになってました。
噴水は、たしか、最近になって作られたと言ってたような。
私はヨーロッパはイギリスとドイツしか行ったことがなかったので、全然違うお城の作りと、ものすごい規模と、美しさに呆然としっぱなしでした。
まだ雪の残っている風景。
珍しいことだと思います。
スペインって、行ったことある人の多くがハマると聞きますが、本当にその通りです。
歴史的にも文化的にも奥が深くて、まだまだ観たいもの、知りたいこと、たくさん出てきます。
アルハンブラ宮殿については駆け足で、以上。
また来たいなあ。
続きます。
アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)
アルハンブラの思い出~ギター名曲集
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