日曜日と月曜日、私はお仕事でした。
この業界は、稼ぎ時でございました。
全然人が足りなくて、どうしたんだろか…。
私はちょっと遠くの現場に飛ばされました。
それも、内容はなんてことない仕事なんだけど、そこんちのチーフがやたらめったメンドクサイ人なので、シフト組むのが超絶大変な案件。
外注を配置するにも
「あそこは断固お断り!!」
な外注さんが何人もいて、逆にそのメンドクサい人が
「外注のアイツは絶対こっちによこすな!」
と言われてるメンツも多くいるとかで…
知らんがな(- -;;)
普段はそことは別部署にいる、私がよくお世話になっている社員さんで、スルー能力が高いというのか、おそろしく鈍感というのか、ある人に言わせれば「神!!」って呼ばれるほど、怒ったりブチ切れたり逆ギレしたりは"絶対に"しない方がおられまして。
…逆に言えば、気が利かないと言うか、鈍感と言うか、言われたことしかやらないと言うか、誰かに理不尽なこと言われても絶対に怒ったりイライラしたりしない、けど、今ある情報でできることはきちんとこなす。
その社員さんが一緒なので、だったらクッション材になってもらって私も頑張れるかな?と思って引き受けた現場でした。
あのバカ社員の暴言に、なんで何にも言い返さないんだろう…
私は外注だし、シフトさんたちに、このやたらメンドクサイ案件に行かせるにあたり
「言動行動気をつけてね!私語は控えてね!!スマホとかも堂々といじらないでね!!」
等々言われてて。
つまり何を気をつければいいねん!!めんどくせーなー!!
って状況で依頼され、行ってみたら実際、インカムから聞こえてくるそのバカ社員の愚の骨頂言動に、殴り込みに行きたいのを堪えて堪えて耐えて耐えて頑張りました…
これ、わたしが社員同士だったら、むっちゃ反撃してますよ…
誰かは反撃してるんだろうけど、効果がないから、攻撃ターゲットになった人がどんどん辞めちゃうんだろうな。
しかも、自分がたくさん社員を辞めさせていることを、誇りに思ってるらしく
「オレは今まで何人辞めさせてやったんだ!v(^ ^)v」
と、豪語しているらしいです。
そのくせ、自分のせいでそこの現場の増員に入れられる人材を潰してるくせに、
「オレの休日が全然消化できてない!!シフターは何考えてるんだ!!オレを殺す気か!」
とか言ってて、私は完全にブチ切れました。
何も言わずに我慢しましたがね…
そんな現場なので、数日前から気が重く…
新幹線のチケットは前日に買って…
泊まり道具は用意したし〜。
…って、油断してたら、出かけてから、肝心の新幹線のチケットを家に忘れたことに気付き。
慌てて取りに帰ってダッシュでバスに乗ったら、あれ??今度は財布が無い。
で、すぐ降りて道ばたを探すも、ない。
ぎゃああ。
新幹線のチケットとSuicaはあるし、タクシー代の現金は家に置いてた現金で足りるのでそれをひっつかんでとりあえず出直し!!
出直ししながら、バス会社と警察に連絡。
バスの中には無かったらしい。
早朝なのに、警察は丁寧に遺失物届けの対応をしてくださいました。
拾われるとしたら団地内か、慌てて混乱してて、もしかしたら家の中のどこかに放り投げているのかもしれません。
いろんなカード止めるにも、番号が分からないし、仕事で電話する暇ないし、家にあったってオチだと無駄になるし…
こんなふうに、ただでさえその会社で断トツピカイチのメンドクサイチーフがいる現場なのに、財布の行方が気になってほとんど上の空でした…
仕込んでしまえば本番中の仕事はむっちゃ簡単だったんですけどね。
メンドクサイ社員の話は今日は置いといて、結果からお伝えしますと、財布、
見つかりました!!
帰宅するとドアの隙間にメモが挟まっていて
「おサイフの件、ドアポケットに入れた手紙を読んでください。」
……ふぉ?
「バス停のところでおサイフ拾って、預かっています。連絡ください。」
と、同じ団地の方からのお手紙が。
うおおお〜〜
うおおおおおお〜!!
うちの団地は、総世帯数400ちょっとの、やや小規模な団地です。
早朝だったので、犬の散歩とかしてる方が拾ってくださってることを期待していました。
実際は、ジョギング中の旦那さまが拾ってくださっていて、財布の中の免許証で私だと分かって、警察に届けず直接連絡してくださってました。
私は泊まり仕事だったので、拾っていただいた翌日の夕方にやっとそれを知り、うちの近くには気の利いたものを売ってるお店がな〜んにも無いので、ひとまず自販機で綾鷹一本買って、なかば無理矢理受け取っていただきました。
これね、交番に届けられてなくて、よかったです。
うちは市境近くにあるので、届けられた交番によっては隣の市警の管轄になってしまうのです。
うちの市の交番に届けられたとしても、管轄の警察に取りに行かないといけなかったのが、近所の方のお気遣いのおかげで手間無く安全に手元に戻ってきました。
この日は、新幹線で帰ってきて、在来線に乗り継いだとき微妙に座れなかったのですが、二駅過ぎたところで、席を立つおばさまが後ろから私の肩をトントンと叩いて
「そこ空くから、お座りなさいな。」
と、伝えてくださいました。
私は妊婦っぽい格好でも、身体が不自由に見える様子でもない、ただの大荷物な中年オバサンだったのですが、おばさまがそんな気を利かして声をかけてくれるなんて初体験で、嬉しくて、ありがたく座って目的地まで帰りました。
そして帰宅したら、落した財布を預かってくださっているというお手紙が届いており。
この日ほど、見知らぬ人の優しさが心に沁みた日が、あったでしょうか。
焦ると、いいこと何にもないですね。
心はショゲっぱなしの2日間でしたが、結果的には優しい方々のおかげですべて解決。
自分のドジでバス会社や警察や、拾ってくださった方に大変ご面倒をおかけしてしまいました。
心から反省しております…
わたし、不安神経症なので、貴重品をはじめ、持ち物チェック、鍵締めチェックなどは無駄に何度も何度も確認するんですけど、慌てると、全部ブッ飛びますね…。
ガスのチェックと鍵締めは、調子が悪いと、4回くらい確認に戻ります。
いまだに…。
そのロスタイムも入れて時間配分してるんだけど、今回は失敗した…
(T _ T)
今回は特に、気の重い現場に行くために注意力が散漫になってました。
気分より何より、自分の行動はもっと丁寧に行わなくてはならないな、と、改めて自覚しました。
警察にも、発見の連絡をしました。
書類上も「発見」で落着するようですので、警察に届けた遺失物届けは、解決したら連絡した方がいいと思います。
ただの110番じゃなくて、市外局番から始まって最後の4桁が"0110"の所轄警察の番号に電話すれば、大緊急事態じゃない連絡や相談ができるようです。
もう、なるべくお世話になりたくはないですが…
btw.
110番した経験は、空巣被害に遭った時と、交通事故現場に居ちゃった時と、元彼が「死ぬ。」と言って財布と携帯電話をうちのドアポストに突っ込んで失踪した時と(すぐ見つかって警察署でこっぴどくお説教されてました。私は急きょ仕事をひとつ断り、OB会を欠席しました。すっげー迷惑。)。結構多い気がします...(; _ ;)...
そしてまたまた元彼が「死ぬ。」と言ってどこかに消えて、さすがにもうメンドクサくなってとりあえず元彼の幼なじみさんに連絡して「もー、私知らないですからね。」と言ったものの結局幼なじみさんが警察呼んで私も事情聴取されて「またですか。こういう人は口ばっかりで、絶対死なないですから。構ってほしいだけですから。心配しなくていいと思いますよ。とりあえず探しますけど、あなた、この人にはもう関わらない方がいいですよ。」と言われて、やっぱりまたすぐに発見され。
そしてその翌週くらいに何故だか唐突に元彼が「○○警察め!オレをバカにしやがって!!ナメンナよ!!オレはホントに死んでやるんだから!!」と、意味不明な逆切れをしてまた消えたのです。
元彼のお母さんの連絡先が、先の騒動で分かっていたので
「あのですねー、もう私これ以上無理なんで〜。死ぬって言ってますけど、私もう探しませんから。警察にも連絡しませんから。死んでも私には一切関係ありませんから。ご心配でしたら○○警察に連絡してください。遺書とかいっぱいうちに突っ込まれたんですけど、迷惑千万なので全部お母さんとこに送ります。住所教えてください。」
で、済ませました。
元彼のお母さんは、とんでもなくいい人で。
あいつ、誰から産まれたんだ…ってくらい。
『Namiさんに何度も迷惑ばかりかけて本当にごめんなさいね、本人にも、警察にも、私から連絡しますから。もう、Namiさんは、Namiさんの生活をしてください。息子にはよく言って聞かせますから。本当に、ごめんなさいね。』
…という会話を電話でお母さんとした30分だか1時間後には、どこかの駅でおちあって
お母さん「いちいち大騒ぎしないで、冷静になりなさい。なんとかかんとか。」
元彼「…うん。ボク、ガンバル。」
って、なったらしいです。
なんだかんだあって、私の広い心にも限界がきて、デモデモダッテでいちいちいちいちいちいちいちいち号泣する元彼に愛想尽かして、うちの両親に紹介した一週間後に
「すんません。やっぱあの人、無理です。わたし、お嫁に、いきません。」
と、全部おしまいにしました。
もともとうちの親から全く信頼されてなかったのを、勢いで許してもらおうと思っていたのですが、顔合わせして一週間経つか経たない間に、バツイチ子有りの男とは思えないくだらない言動で大騒ぎをして、ヤツは自ら全てを終わらせました。
「おめーな、自分がどんだけ信用に値しない男だったか、自覚ネエだろ。子有りバツイチという点は、【経験値の高さ】と解釈してうちの父が受け入れようとしてくれたのに、私がアンタのお母さん的行動をしないことにギャアギャア泣き喚いたり、一応、デキ婚じゃないんだから、結納、結婚式、披露宴、入籍、同居。という順番をとってほしいといううちの父の意向もあるのに、同居、ささやかな結婚式、ささやかな披露宴、入籍。という自分勝手な段取りで妄想進められても困りますよ??」
ってやりとりをしてたら、
「ボクいまお金なくて、アパートの更新料払えないのに、Namiがちっとも同居してくれないから、ボクもう実家に帰る。ばいばい。」
(あのアパートの更新料、5万円でどっさりお釣りがきます。)
…3万円ちょっとの更新料が払えないの??
あんた、バツイチで養育費払ってる身なのに、なんでそんなことでいちいち号泣するの??
泣き虫男にもいつかは慣れて、平和になる日が来るかと思ってたけど。
無理でした。
戸籍にダメージがつく前にお別れできたのがラッキーです。
で、連絡手段を全部断って、半年くらいは、ストレスで食べたら吐く、食べたら下す、水飲んでも吐く。という無茶苦茶になりましたが。
今の私は。
結構、元気です。
財布を落した話から激しく脱線した長文になってスミマセン。
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