2016/06/11

スペイン旅行8 ミハス

スペイン旅行7 アルハンブラ宮殿 の続きです。

アルハンブラ宮殿見学のあとは、約172km移動して、ミハスへ。
ミハスって何なの?何処なの?と、連れて行かれただけでしたが、これがまーとってもステキな町でした!
アンダルシア州マラガ県にあり、「白い町」の中心的な町として国内有数の観光地だそうです。


南向きの斜面に作られた町。
高台にあるため、一般観光客のバスなどはここに停車して、この建物にあるエレベーターか階段で登ります。
住民の方は町の中まで車で入れる。


ジブラルタル海峡の近くなので、お天気がよければアフリカ大陸が見えるそう!


この右奥の方にアフリカ大陸があるらしい。映ってるかどうか自信無いです。

町の中は馬車でまわることもできます。
ですが、ここでの自由時間は各自食事時間も含めて1時間ちょいしかないという超タイトなスケジュールなので徒歩散策しました。


なんていうか、オシャレな尾道ってイメージを持ったのは私だけでしょうか。


建物が全て白いのは、あまりにも陽射しが強いので、建物内が暑くならないように光を反射させるためだそうです。
さっきまでいたグラナダには雪が残っていたのに、ミハスは初夏の陽気でした。


まぶしい〜!


ミハスの町の壁にある植木鉢はみなブルーです。
何故かというと、ミハスの旗が上から緑、白、ブルーの3色で(白のところに紋章がある)白い壁にブルーの植木鉢とグリーンで、ミハス旗カラーになるから、だとか。

この日は日曜日で、多くの人がカトリック教徒のスペインではほとんどの店がお休みになるそうです。
そのため、あまりお店散策はできませんでしたが、時間が短いから却ってよかったかもしれません。



ピカソとダリと、ゴヤだったかな。の観られる美術館があり。上の写真はその美術館の窓に描かれたピカソです。
3€くらいだし、まあたいしたことないでしょう、というのと、とにかく時間がないのでスルー。


2月の暖かい日でこの明るさだから、夏はすごいんだろうなあ〜。


商店などは、観光客用エリアと、住人用エリアとが完全に分けられているそうです。
お肉屋さんとか、金物屋さんとか、住人向けのお店はほとんどお休みでした。


裏通り的なところかしら。


闘牛場もあります。
やってなかったけど。


黒にゃんこさん。


近くの住人のおじいちゃまが何か話しかけてくれるんだけど、何言ってるのか全く分からず…。
カメラ向けて、映り込んじゃうよ〜。と思ってもどかず、別れ際「通じなかったなあ…」的な表情をしてらしたのが気になったのですが、翌日になって急に
「『一緒に写真撮らないかい?』って言ってたんじゃないかしら!うわぁ〜!しまったぁ!もっと堂々とツーショット撮ってもらえば良かったぁ〜!!」
と、悶えることになりました。


ランチは各自で。
で、スペイン語メニューのところで頑張ろうかと思ったのですが、時間の無いなかで選ぶのは無茶すぎる!
ということで、日本語メニューのあるところに行ったら、参加者のご夫婦が入ったばかりとのことで、ガイドさんが相席できるようにお店の方に伝えてくださったので、ご一緒させていただきました。
私はMENU 2 のお魚タパスセット。


左上から時計回りに、ロシアンサラダ、スイート&サワーエビフライ、イモ入り卵焼き(スパニッシュオムレツってことか?)、ガーリックマッシュルーム、アンチョビのビネガー漬け。
これでドリンク付き€12.50は安いよなあ〜。


ちなみに、アルハンブラ宮殿側のお土産屋さんでは、グラナダ焼きの器を購入。


ミハスでは、何焼きっていうんだろう。小鉢とワインコルクを購入。
葡萄柄の2つとコルク1個は妹にあげました。

ミハスはホント全然時間が足りなかったです。
お土産屋さんでオリーブオイルグッズとか買ったら、レジに、速水もこみちと店員さんのツーショット写真がありました。
「わあ。もこみちだ。」
と日本語で言ったら
「ヤー。もこみちナントカカントカ。」
「いつ来たの?」
「何年か前よ。」
「へ〜!!」
さすがオリーブオイル王子。ミハスもチェック済みか。

ああ〜
ミハス、また来たい!!来たい!!!
なにもかもがカワイイ!!

そしてまたヒュ〜ンと240kmくらい移動して、セビージャへ。


なんだかですね、アンダルシアとかカスティーリャとかそのあたりだったかって、アルファベットの読み方が違うんですよ。
ミハスはMijasと書くのですが、JをHの発音するのでミジャスではなくミハス。
不勉強で、セビージャとセビリアは違うところかと思ってたのですが、Sevillaと書いて、LLはJの発音になるのでセビリアではなくセビージャ。

日本でも最近流行りのお料理、アヒージョはAjilloと書いてアヒージョなんですよ。
難しいわい!!

セビージャに着いたらホテルでごはん。


いつものどっさりサラダ。
ツナ缶が美味しいんだな。マグロの味がしっかりしてるの。


イカにアレルギーを起こすかもしれないネエさんにお魚をあげたのでなんか雑な盛りつけになったシーフード。
えっと…イカリングにレモンかけたいんですけど…せめて塩を…
ここの食事が一番イマイチだったかも。
全部揚げ物だしぃ〜。


懐かしさを感じる、昭和の小学生がホームパーティーするときお母さんがフルーツ缶とサイダーで作ってくれたフルーツポンチのようなデザート。
たまにはこういうのもいいね。



450スモールピース パズルの達人 ミハスの白い街並み-スペイン(26x38cm)


海のある世界の美しい街たち



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2016/06/10

スペイン旅行7 アルハンブラ宮殿

スペイン旅行6 グラナダ フラメンコ鑑賞 の続きです。

この日は朝イチからアルハンブラ宮殿に行きました。
もともとイスラムのお城で、「アル」が"The"みたいなもので、「ハンブラ」は「赤」を意味していて『赤い城』という意味だそうです。
見た目はまあ赤いところもありますが、夕陽に当たると真っ赤に見えるからという説もあるとか。

スペインの歴史は私にはホントにややこしくて、いろんな人種やいろんな宗教やいろんな勢力がゴタゴタ!
そんな中でアルハンブラ宮殿はイスラムなお城なのだそうです。
お城から街を見下ろすとこんなかんじ。


グラナダの高台に位置しています。
前日の夜になんと雪が降り、私たちが観光する時には止みました!
晴女、晴男、万歳!!


なんかもう何処もかしこもすごくって、口あんぐりのままハイペースで駆け抜けた感じです。
現地の日本人ガイドさんの進むペースが早くて早くてついていくのが大変でしたが、そのペースで行かないと次のツアー行程に間に合わないということらしく。


初っぱなから「ドラクエのお城!」と思ったてっぺんギザギザの塔があっちこちに。


雪のアルハンブラ宮殿なんて、貴重な風景を観ることができました。


ドラクエ〜(それしかないんかいワレ)。


タイル装飾が、イスラム建築の特徴なのだそうです。
可愛いんだなこれが。


天井までタイルにすると重くなってしまうので、寄木細工が施されているところもあるそうです。
箱根の寄木細工もそもそもこちらで発祥したものが、何らかの流れで日本に伝わったのだそうです。


これは壁だったかな。
タイル、カワイイ♪


上の写真は、寄木細工の天井。
アホか!なんじゃこりゃ!ここまでやるか!!
ってくらい緻密です。


中庭(パティオ)を囲む作り方も、イスラム建築の特徴だそうです。
夏とても暑いので、風通しが良くて、日陰はひんやりするようにしているとか。
この日は曇り空でしたのでこんな感じですが、明るい陽射しの時には空と建物と澄んだ水と水に映った建物のコントラストがさぞ美しいことでしょう。


柱もステキ。


上の写真は、ライオンの噴水なんだそうですが、ライオンと言うか猫と言うか…
参加者のお母様方と「…狛犬?」と言ってました。笑。


これまたものすごい天井装飾。
漆喰だったっけ?
ドイツのレジデンツと競えるのではなかろうか。
まるでレースのように可憐で優雅です。


壁もすごい。
この部屋だけで30分は過ごせそうな繊細な美しさですが、駆け足で次の部屋へ〜。


陽射しの強い日はきっと外の緑がキラキラと眩しく、室内は優しい日陰となり、装飾がふんわりと室内を彩るのでしょう。
ふあああ。ステキだなあ…。


この天井には、誰だったかの名前と奥さんの名前が刻まれているそうです。
指輪とかに名前を彫るのは今でもよくあるけど、天井に刻むのははじめて見たかもしれない。
それにしても、こんな雰囲気の天井って、日本のお寺にもあるなあ。
四角いマスがたくさんあって、そこにいろんな動物とかお花の絵がそれぞれに描かれているようなのが。



水路だっけ。
ドラクエみたい(まだ言うか)。


庭には野外劇場もあって、音楽の演奏やダンスが行われるそうです。
奥の黒っぽいところが舞台。
見てみたいなあ〜。


糸杉をみっちり植えて、刈り込んで作った生垣。
迷路みたいになってました。


噴水は、たしか、最近になって作られたと言ってたような。


私はヨーロッパはイギリスとドイツしか行ったことがなかったので、全然違うお城の作りと、ものすごい規模と、美しさに呆然としっぱなしでした。


まだ雪の残っている風景。
珍しいことだと思います。

スペインって、行ったことある人の多くがハマると聞きますが、本当にその通りです。
歴史的にも文化的にも奥が深くて、まだまだ観たいもの、知りたいこと、たくさん出てきます。

アルハンブラ宮殿については駆け足で、以上。
また来たいなあ。

続きます。


アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)


アルハンブラの思い出~ギター名曲集


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