2021/05/18

乳がん 抗がん剤治療EC療法 1回目投与。

昨日、初回の抗がん剤投与がありました。

いろんなサイトで「ケモ」という単語を見てて、何のことだろうと思ってたら、化学療法の意味のChemotherapyの略だそうです。 外来通院で化学療法をするときに、外来ケモなどという風に使うそうです。化学療法室の看護師さんが内線電話で話してることや、受付に渡す薬剤書類にケモなんとかということが書かれていたのでやっとこさ〜。

EC療法というのは、エピルビシンという薬と、シクロホスファミド(商品名はエンドキサン)という2つの抗がん剤を使用するやり方です。私は3ヶ月後にはタキサン療法というのに移る予定らしいです。

前の投稿に書いた通り、もうビビってビビって寝られずでした。
「血管炎」「血管外に漏れた場合、炎症や壊死、皮膚潰瘍」とか書かれたらビビらないわけないでしょう、新生児並みの血管の太さの私...。
しかもエピルピシンというのは毒々しい赤色の薬剤なのです。
キャアアア...

と、ネットで拾った画像を見て悲鳴をあげていたら、LINEで妹が

「キレイな色ねえ。」

と、言ってきました。
気を使って言ってるのか、天然なのか。彼女の場合天然なのではなかろうかと思います。
主治医も化学療法室の薬剤師さんもこの毒々しさを説明してくれたので、妹の表現を伝えると

「ものは考えようですね!」

と爆笑してました。
実際に点滴が繋がれると、看護師さんも同じことを言ったので、ぱっとひらめいて
「うん、でもね、ルビー色!」
光に透けて、液体ルビーみたいだなと思いました。



輸血じゃないよ。抗がん剤だよ。


一応院内での写真撮影やネットでのアップは禁止されてるのですがこのくらいなら許して。
入院病棟では電話使用可能区域でビデオチャットが許可されてるんだし、自分が注入された薬の記録くらいいいよねっ。

この日も送迎をしてくれた父はこの赤い薬剤を見たくて、チラ見させてもらう許可は得たのですがこの時化学治療室はてんてこまいで、ウィキペディアには「毒薬」と書かれているこの薬を保管庫から取り出すのにも手順があると思われ、まだ出てきてなくて、先に吐き気止めの点滴をするし、で父は追い出されました。
この赤いのは2〜3日尿に出てくるので、赤い尿になると言われましたが、尿色とルビー色が混ざってオレンジ色でした(^ ^;;
膀胱炎を起こす場合もあるので、3日以上経っても赤かったら連絡するように言われました。
水分たくさん摂ってます。

手術入院時には、手首か手の甲にしかルートを取れなかったことを看護師さんに伝えると、そういう端っこの方では、硬直だったかな、固まっちゃうからよくないらしく。
肘の内側にされました。2時間ちょっとで終わるからじっとしてられます。

あんまり腕動かして針がずれるのがとてもとても怖いので、左腕は伸ばしたまま、Kindleで鬼滅の刃を読んでました。本当は入院中に読破して、呪術廻戦の2回目を読むつもりだったのですが、鬼滅、噂通り絵が...うまくなくて...アクションシーンは特に、何が描いているのか理解するのが大変で...いまどういう状況?これ誰?これ誰のセリフ?ってのが続いて。やっと遊郭編を読み終わったのですが、ラストにある、鬼の兄妹の回想シーンでの2コマの意味が全然わからなくて。
妹が背中にしがみついてる、兄の腕と妹の脚。
次のコマでは、兄が妹を受け入れて、おんぶするために膝の下に腕を入れてる。
これ理解するのに5分かかりました。
あと電子書籍だと見開きページが見られないので、いったりきたりして状況を理解しないといけないのはちょっと不便ですね。
だけど呪術廻戦はあっという間に読破しちゃったんだけどな〜。

話がズレすぎました。
点滴は、それぞれの時間は計ってなかったのでわかりませんが全部で2時間近くかかりました。あらかじめ処方されている吐き気止めの服薬をして、更に吐き気止めの点滴をしました。明細には、デキサートとグラニセロトンと書いてあります。それからエピルビシン135mg、エンドキサン(シクロホスファミド)910mgと書いてあります。最後に生理食塩水を少し入れて、針を入れたあたりの薬剤を流して終了。
処置の最中に、4回くらいだったかなあ。酸素濃度測定と血圧測定がありました。
私は右腕のリンパを少し取っているのでもう右では血圧を測れません。点滴してる腕でやるわけにはいかないからどうするんだろう。と思ったら足首でやりました。
ところで、よくある自動血圧計って、右側に腕入れて左手でボタン操作するじゃないですか。
わたし右でやっちゃいけなくなったから左手入れて、肘の位置を決めると右手で左側のボタンが押せない...。左肘をまだ入れきらない状態でボタン押して瞬時に肘の位置を決める。これでイケる。ゲームになっちゃいましたわ。

点滴中の違和感は、取り立てて言うほどのこともなかったです。
針を刺しているあたりが、痛いってわけじゃないけど、なんか入ってきてる〜。という軽いピリピリ感。一応看護師さんに伝えましたが、まあ実際、薬が入ってるので。笑。
生理食塩水と違って抗がん剤は体液とph値が全然違うので刺激を感じることもあるそうです。温めながら入れる人もいるそうです。私が受ける間は夏だから大丈夫かな?
その話を父にしたら、父は化学屋さんなので「phどっちに違うの?」と聞いてきました。
薬によるんじゃない〜?わたしわかんない〜。
帰ってから化学記号が乗ってるページを伝えたので、それ見ればわかるおじーさんです。
この日使用した抗がん剤を書いたシールを渡されるので、それをお薬手帳に貼ります。


投与直後、お会計を待つ間。なんともなかったです。
いったいこれからどの副作用がどんな感じで来るんだ。薬投与したのに!この後気分爽快にならないという!!ジレンマとの闘い!!!

帰りの車の中で、喉から胸にかけて違和感。
心臓かなあ。私すこし不整脈があるので。けど、ん?違うな。
お茶を一口飲んで、ん。飲み込みにくい。いったん口の中にまとめて、食道開いて(イメージ)喉の奥を開く...開け...呼吸は鼻でできてる...ごっくん。
ん〜。
この感じは時々出てきてます。もしかしたらだけど、激しい嘔吐感を激しい薬で抑えてるからそのせめぎ合いになってるのかしら〜。普段自然にやってるはずの唾液を飲み込むのが時々しにくくなるような。と、思ってたら違いました。
さっき院外薬局の薬剤師さんから投与翌日の状況確認の電話があって(なんて手厚いサポート...友人のお姉さん...ありがたい...)ひゃっくりが出る副作用のある薬があるので、ひゃっくりが出切ってなくて喉の奥で止まってる状態だと思われるとのこと。眠れないくらいひゃっくり酷くなるようだったらそれを抑える薬もあるそうです。う〜ん。薬いらない、で済んでほしいっ。

帰宅してから、手足の指先に軽い痺れ感。苦痛ってほどではない。
舌の先が少しイガイガする。
少し息苦しくなった。喘息の予兆とは違うやつ。
喘息が酷かった時に習得した腹式呼吸でこなしたら、寝る頃には治ってて、起きてももう大丈夫でした。
だけど今(もうすぐお昼)ちょっと苦しくなってきたかも。
結構すぐ治ったけど、これは必ず医師に言うように言われました。空咳みたいなのも2発くらいあったし。肺炎の副作用もあり。わたし喘息で呼吸器系やられた経験があるのでもう肺炎とかやだ〜!!
明日、白血球の数を上げる薬院内薬剤師さんは「抗がん剤が白血球の生成を抑えているのでその力を抑える薬」という言い方をしていました。医学ってなんてややこしいことしてるんでしょうか。)を打ちに行くのでその時に伝えます。

明日はお注射チックンで終わっちゃうから公共交通機関で自分で行きますよと言ったんだけど、父は外出する理由が欲しいのかしら。(あの母の相手からは1分でも長く逃れていたいよね、うん。おとうさん、気付くの45年遅かったです。)明日も送ってくれるって。まあ自分の兄と姉で亡くなってるのはがんか戦死か夭逝か、という家系で、娘が自分より大変ながん治療になってる上に、伯父さんの1人が毎日「Namiちゃんは大丈夫かいの。」と連絡してくれてるそうなので、どれくらい大丈夫か確認して伝えたいんだろうな?抗がん剤が終わって落ち着かないとしばらくバトルですからね。ハガキ書こうかな。脱毛しきって、気持ちが落ち着いた頃にでも。

あ〜。あと何が出るのお〜!
脱毛は確実。便秘も確実らしい。液体の下剤もらってます。


昨日の一連のことを妹にLINEで伝えました。
「液体ルビーを体内に注入した!毒薬!」
「これとは別に、劇薬も注入!」
と書いたら

「魔法使えるようになりそうだね〜。MP上がりそう。」

...この子は、天然だな。

「何の魔法覚えよう...メガンテ!あっ」
「あっ」

まあHPが下がるのは確定だからな〜。
ベホマを覚えたい。キアリーとキアリクと。



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