2021/05/10

抗がん剤治療に向けてのわちゃわちゃ

病理検査結果を聞いたのがゴールデンウイーク前日。


私の患ったのは粘液がんという大人しいタイプではありますが浸潤がんです。
だいぶほったらかしてたので、だいぶ大きくなっていたので、全摘出。
「もしかしたら抗がん剤」と言われていて、もしかしないだろうと決めつけてましたがそんなことありませんでした〜。
リンパ節2つに少し転移していたので、リンパ節を4つ摘出したそうです。全部でいくつあるんだろ。全部取ったわけではないけどリンパ浮腫の可能性があるのであれこれ指導されました。
リンパ管や血管からの若干の浸潤があり、女性ホルモンを食べて成長するタイプのがんであり、閉経前だと遠隔転移になりやすいということで、抗がん剤治療。となりました。
これでもっと早期に発見しててまだ浸潤してなかったら抗がん剤いらなかったのかなあと思えど、どのみち浸潤がんという種類なのだし、今回もし抗がん剤を使わなかったとしてもまたどこかでがんが発生するかもしれないわけだし、生きてる間にどこかのタイミングで抗がん剤のお世話にならなければいけないと思われる家系の血を受け継いでしまったのだから、しょ〜がない!!

しょ〜がないんです!!


「いつから始める?好きなタイミングでいいよ。」
と言われても、言われても...。
同席した父は
「ゴールデンウイーク明けからやっちゃえ」
と言いましたが(父は前立腺がんを患いましたが摘出手術も抗がん剤もなく、放射線を出す石を体内に埋め込む治療をしました。あとホルモン剤か何かを飲んでるらしい。)医師が
「ゴールデンウイーク明けはさすがに混んでます...」
ですよね〜、ですよね〜、私も心の準備ができません。ということで、ゴールデンウイークプラス1週間でいろんな覚悟を決めたり準備をしたりすることにしました。

ですが、まあ。
実際のところ1週間はほとんど何もしませんでした。
凹んでました。
仕事がちょっとだけありました。
あまりネットで乳がんのことは調べてなくて、手術が決まってからも体験ブログとかは読んでなかったのですが、今になっていろんな方の体験ブログとかを読んでみたりしてました。
私と同じような状況の人って全然いないのね〜...
病院によって人によって本当に全然違うんですね。
ドレーン1本残ったまま退院させられる病院があることには驚きました。
抗がん剤の副作用は本当に人によるみたいなので、今の時点では他人の話を聞いても、医師や看護師や薬剤師から言われてることが起きてるか起きてないかだけで...
手術でも、私は麻酔のキレがとても良く気分爽快頭スッキリ術部が痛いただそれだけ!!!で目覚め、痛み止めの点滴が効きにくく、痛み止めの服用薬の副作用の吐き気や便秘が全く出ずに痛みはスーッと引いて、ひたすら眠たかっただけ。というラクチン例なので私の体験談は全然参考にならないと思います...。あ、あと点滴ルートとるのが大変な腕ってところ。点滴されることより点滴ルートを探したり刺されて失敗されたり修正されたりの時間の方が地味に辛かった...。

そしてやっと重い腰を上げて、保険会社に請求書と診断書を送りました!
どうせゴールデンウイーク中には処理は進まないだろうから、明けてからでいいや!えいっ!
私が行ってる病院では、患者にステージいくつとかいう説明のしかたをしないみたいなので特に聞かなかったのですが、診断書にTMNの項目があり、それから調べるとⅡBのようです。

そして、同業者に背中を押されて一時支援金の申請のために書類を揃えて商工会議所に予約して事前確認へ。会員じゃないフリーランサーの相手もしていただいてありがとうございます。
その帰りに帽子を探して街を徘徊。百貨店はオシャレで高い!結局イトーヨーカドーでアジャスター付きの黒のキャスケット、しまむらで後ろがゴムになってるベージュのキャスケットと、アジャスター付きの麦わら帽子みたいなのを買ってみました。
うむ。イトーヨーカドーに行けばだいたい何でもお手頃価格で揃うものだ。今回も納得。



かつらは、病院や薬局でカタログいろいろもらったけど、結局検索して見つけたリネアストリアというところで一式ポチりました。うぶ毛カットというのを頼んでみたので届くまでもう暫くかかるようです。とりあえずお安めの人工毛にしました。人工毛だと3〜4ヶ月くらいなんですね耐久性というかあれが。まあ美容院代よりも安いくらいで買えるし、気が向いたら高いの買うのもありなのかな。今後一生生えてこないわけではない予定ですからね。

それと、カタログもらってたグンゼのメディキュアというブランドのサポートキャップを一気に4枚まとめ買いポチり。家にいる時間の方が長くなると思われるので、頭皮を守るために。家の中なら手ぬぐいでもいいかなとも思ったけど。禿げきってしまう前に、あったほうがいいかもしれないものは早めに手元に置いておきたい...。

そして、禿げに向かう髪を短くしておくべく、美容院に予約。
角刈りにしちゃう勇気はないんだよなあ...。全盛期の小室哲哉みたいな、前髪を左右に分けて耳の下くらいで切っておでこ出して、その長さで後ろも切って、襟足までは段をつけるかんじ、かな〜。どうせ抜けちゃう髪型を悩むのもあほらしいと思いつつもここ大事なところですから。

まゆげとまつげが抜けちゃうのは眼鏡してこなすらしいので、ブルーライトカット眼鏡で対応。まつエクサロンを経営してる友人が、つけまつげあげるから落ち着いたら来なさい、眉毛の描き方も教えるから!と言ってくれてます。ありがたい。まつげもまゆげもない自分の顔って見たことないし。どんな気持ちになるんだろう。って今から想像しなくていいか。

禿げ以外の副作用がねえ...
味覚障害がどのくらい出るのか...
ゼリー飲料と、日持ちするゼリーと、フルーツの缶詰を今後買いに行きます。
手足のしびれとかもなぁ...どうにもならないなぁ....
抗がん剤治療しながら仕事してる人もいるそうですがすごいよね。私も状況によっては現場に行けるかもしれないから連絡してもらうように頼んでいます。まあその仕事そのものが飛んじゃってる業界ですが。


あとは、だるくて動けなくなっても家の中を這って回れるように片付けをして、体力維持のため普通に生活するように言われてるけど仕事がないので家庭菜園するための準備です。
今現在とっても元気なのに、具合悪くなるための準備って...
それもこれも、見えないがんさんを倒すためよ...

でも憂鬱だわ〜
うわぁ〜ん。


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