2019/03/24

アニメ「劇場版シティーハンター」を観た。

【長文です!!】

中年ホイホイのひとつ。
漫画「シティーハンター」

 

テレビアニメ「シティーハンター」





少年ジャンプに連載されていて、私がたしか中学生の頃にゴールデンタイムにテレビアニメが放送されていた「シティーハンター」。
何度か劇場版もあったらしいですが当時は知らず。
超久々の劇場版の噂からしばらく。

ついに...!!

私はTM NETWORKの緩いファンですが、中年あるある。
シティーハンターのエンディングテーマのGet Wild の格好良さからTMにはまりましたよっと。

 

(しばらく余談が続きます)

私は隠れ虐待児だったので、みんなが見てるテレビは見せてもらえてなかったのですが、なんか時々シティーハンターは見てました。
チャンネル権はすべて母にあったので、よく覚えてません。
そんでもアニメのシティーハンターは基本的に一話完結型だったので、飛び飛びに見ても理解に問題ない構成だったからなんでしょうね。

録画しておいた(母は録画機能を扱えないので自分で設定するしかなかった)アニメじゃなくても、歌舞伎やら宝塚やらを自力で録画したのを再生しても、結果的にテレビの主権を母から奪うと

「何様のつもりだ!!」

と殴られ蹴られして

「今すぐ死ね!!!」

と日常的に言われて育ったわたくしが今このように生きてる奇跡は、やはり私がおそろしく鈍感でおそろしくマイペースだった結果なのかもしれません。
誰に話しても私の生い立ちは異常だそうで。

そんな異常環境で生きてるなか、うちの両親は週間ポストなどのエロ週刊誌や、エロ小説、濡れ場ありのテレビサスペンスドラマは毎週積極的に私に見せてまして、わけがわかりません。
宿題やってるのに「テレビ見ましょう!」と強制的に呼ばれたらほぼ全部エロエロサスペンスだった少女時代でありました。
うんざりして自室に戻ると引き戻される。
勉強で苦手なところがあって、両親の得意分野なので教えてもらおうとすると

「そんなもん教科書読んでなんでわからないか!!」
「わからないから聞いてるんですけど。」
「教科書よく読め!教えるのめんどくさい!!(グーパンチ)」

今思うと完全にネグレクトですねぃ。

私は性的に鈍感な方だったので、(小・中学生にとっては)エロ(を含む)小説の意味がわからず嫌悪感ばかりでしたし。
小説の濡れ場描写は完全に訳がわからず。
テレビのサスペンスの濡れ場(当時はおっぱいぽろりとかアンアンギコギコ普通でしたね)の意味がわからず、そして実の娘の貧相なおっぱいを
「えぐれてるね。揉んだら大きくなるかね。」
と揉みしだく父を蹴飛ばしまくり殴りまくり罵倒しまくったかわいそうな中学生だった、わたくし。

性的に開放的な親だと思うでしょ?
中学生の時に、遠足で行くはずだったアスレチックが雨で中止になって水族館見学になってしまったので、学校が休みの日にリベンジで男の同級生も含む友人たちと一緒にアスレチックに行くと言ったら

「男の子と出かけるなんて絶対許しません!!」

と、交通費さえ出してくれないのでことわざるをえなかった環境。
今は知らんが、フィールドアスレチックで泥まみれになるつもりの中学生の男女にやましいことが起きると思い込んでるうちの親が完全におかしい。
且つ、性的に鈍感なうえクラスを代表する真面目ちゃんな私に、やんちゃどもが手を出したら私がこてんぱんにするに決まっておろう。
体格的に、これから一気に成長期がくるタイプの男子に抜かれる直前でしたし、私は言葉が強いので、万が一勝手に強気モードになった男子がいたところで言葉でぶっつぶす自身はたっぷりありましたし、そこにヤンチャなOBが乱入してくる隙のない友人関係のなかでしたの。
...でね、書きながら思ったんだけど、中学生同士で県内とはいえちょっとした遠出をするなら誰かしらの親がついてくると思うんですよね。
乗り換え案内アプリなんかないし、スイカもパスモもないですし。
男の子だらけの遠出に私が参加するのが心配だったら、今思うと、うちの親が帯同するか引率すればよかったんですよ。

...ま、学校に行ってる間に土砂降りの雨が降っても、傘を学校に持ってきてくれたことなんか一度もない親です。
高校以降は学校どころか最寄駅(JRの駅から自転車で15分か私鉄の駅から徒歩15分)で土砂降りに遭って、さすがに風邪引く(私は喘息持ち、妹はクラスいち小柄)と思って「傘持ってきて〜」と電話しても「めんどくさ〜い。濡れて帰って来れば〜。お風呂入っちゃたもん〜」
で、いちども
「雨雨降れ降れ母さんが蛇の目でお迎え嬉しいな」
を経験してません。
全く一度も。
皆無です。

そして、私をそんなに清廉潔白に育てたいなら、エロエロサスペンスとか週刊誌のヌードグラビアを見せるな、お前ら大バカか!!

そんな環境で育ちまして。

以上、激しく長い余談でした。

そんなわたくしが、親からの邪魔もなく見ることができていたシティーハンター。

もっこりの意味を知ったのは、数年後のことでした。
男の生理現象を知ったのは、ほぼ成人になってからでしたの。
女子校に行っちゃったし。

リョウはエロバカだけどカッコイイし、楽曲もみんないい曲使ってるし。
ここぞという時に人間業を超えた技量でやっつけるかっこよさと、ギャグパートのバランスが良くて。
高校生の時に友人にコミックスを全巻借りて読みました。
が。
まだ当時は下ネタの意味がわからず...
ハーレムから帰ってきてフラフラなのは何故??
というレベルのピュアさでございましたのよ。

40代半ばになって完全に自由を得たわたくし。
コミックス全巻買って。

いってきました「劇場版シティーハンター」
!!!

アニメ「劇場版シティーハンター 」公式サイト

神谷さんは、自分の事務所を立ち上げるにあたり「冴羽商事」という屋号を、原作の北条さんの許可を得てつけちゃったほど、リョウ役が大好きなお方。

初見は、新宿バルト9に行きました。
歌舞伎町がベストなんだろうけど、なんかも〜歌舞伎町に行くのって結構疲れるので。


結果、大正解!!
大暴れしてる舞台がすぐそばですからね。
あれま〜バスタが大変なことに〜!
とかとか、とっても興奮しました!!


そして4DXを見逃して普通のを観に行ったら、 もう配布終了のはずのトレーディングカードをもらえました!!


わーいわーい。
今回リョウはタキシード着てないはずだけどまあいいや。
全部キラキラしてるのはなんなんでしょう。
トレカを楽しむ世代ではないのでよくわかりませんが、時々取り出してニヤニヤ眺めたいと思います。


裏は全部これ。

リョウって、私の嫌いなエロエロ星人だけど、芯があまりにも強いから、やっぱり結局カッコイイんです。
物心ついたかついてない時に、自分のフルネームもわからないままゲリラの村で育てられて、日本に密航してきて、着いたときはたどたどしかったらしい日本語をマスターして、ゴールデン街と歌舞伎町と警視庁を手玉にとるというのは、人間性が高くないと無理だと思います。
(ツケはためすぎだけど)

なんてゆーんでしょ。。。
私事ですが、私に寄ってくる男どもは、

「Namiちゃん優しそうだし可愛いし(そうでもないが)美人だし(そんなことないが)いい人そうだし(相手によっては立ち直れなくさせるほどぶっつぶすが、夢見るバカ男は夢見た時点で現実を見ないので話にならないのでまあとりあえず完全にぶっつぶす)だから一緒にいたいの〜」

系の文言で寄ってくるのが多いのですが、わたし実は全然優しくないし、潰したい相手は再起不能のトラウマを抱えるまで追い込むので、ないんです。

その点リョウは、今回の映画とは別の話で、香が心配なあまり冷静さを失ってミスしまくったり、香に迫って夜這いを企むミックの邪魔をするという、リョウの推定年齢をとっくに越えてるおばちゃんには可愛らしいとしか言いようのない素直な態度がいじらしく。

私に寄ってくる男どもは、何かあってなんかすると

『Namiが一番大事だから最初にNamiの安全確認をしたの、そんなボクかっこいいでしょ、惚れるでしょ、チューしてよ。』

というバカばっかなので。。。
思い通りにいかなかったら号泣したり

『俺のこと好きなくせになんでそういう態度なの!!』

と、わけのわからないブチ切れをする男ばかりでありましたのです...
(そんな発言した瞬間に100年の恋は冷めるぜ。100年お前に恋してないけどな。)

だから、この年齢になってもやっぱり、仕事上のパートナーという関係が大前提で、細かい意味でのパートナー関係がどこまでなのかは突っ込むのが野暮なわけで。
男女関係の寝ただの濡れただのやっただの、よりも、対人間としての信頼関係がたまたま男女の組み合わせで、肉親がいない同士、家族のように、言葉にせずとも仕事はもちろん、家での食事とか、お風呂とか(ゲストがいない時の普通の日々の入浴)、コーヒータームとか晩酌タイムとかを和やかに過ごし、香は洗濯や掃除や炊事を苦もない雰囲気で毎日こなしてる。
そんな距離感のパートナーがいるって、羨ましい。
だって家族みたいだもん。

私の肉親は健在です。
けど一緒に生活していると不快感しかなく、わけのわからないトリガーが引かれて私はこの世に生きて呼吸をしていることを

「死んでこの世のすべてに詫びてもお前が生まれてきた罪は深い。きちがいは今すぐ死ね。」

...と、言われ続けて数十年。
なのに

「あんたは奇跡的な美人。」

発狂してない自分が不思議です。

私は運動神経が鈍いので、両腕をインシュロックで縛られた状態でヘリの猿梯子につかまるとか絶対できませんが、もっと健康で、運動神経が人並み以上にあったらなあ。

なんて。
ミドルフォーティーがなに戯言言ってるんでしょう。
情けない。

ライブビューイングは仕事の都合上行けませんでしたが。
今年最大に興奮してるイベントです。

新宿。

若い頃、自宅にいると母がわけわかんないし殴られるしでもう完全にノイローゼになってて、何かと新宿に逃げてました。
あてもないのに。
学校の関係では拠点は池袋だったのですが、私は新宿にいたかった。
マイシティを眺めて。
歌舞伎町をさまよって、スカウトとか、買春ジジイに値段聞かれたりしながらも(今はもうおババなので平穏に歌舞伎町を闊歩できます)ピリピリした気持ちを維持しつつ、たぶんそれこそ
「チープなスリルに身を任せ」
「明日に怯え」
ながら
私は誰かのために生きなかったけど
「1人では解けない愛のパズルを抱いて 優しさに甘えていたくはない」
思いを抱きつつ。
どこで生きていけばいいのか、
優しさに甘えず生きて行くにはどうしたらいいのか...

「シティーハンター」と「Get Wild」に出会えなかったら、私は今頃どこにいたでしょうね。

感謝。
感謝ばかりです。



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