「論破力」(西村博之著)を読みました。
討論番組は疲れるので普段観ませんが、議論というものは私は何故か小中高校生時代に学校でやたら訓練させられました。
何故かずーっと学級委員やってましたので、学級会の議長なんか年がら年中やってましたし、中学校の時は学年とか全校のクラス委員長が集まって何かについて議論するというのを毎週やってました。
具体的になに議論してたのかは全然覚えてません...。
高校の時はディスカッションの訓練で泊まりがけの研修に連れていかれました。
なんで私なんだ~。
そのせいなのか、大学生になったり社会人になったりして、何かについて話し合うと、なんだか知らんが相手にぶち切れられることが増えてとても困ったものでした。
提示されてる案のメリットとデメリット、効果と損失、など考えられることを提示すると
「なんで人の意見をなし潰しにするんだ!」
と、切れられる切れられる。感情的にならずにその相手の意見の深いところを聞きたくて言ってるのに会話にならね~。
そういうとことがあるからか、私は結構性格がひろゆきと似てるかもしんない...。と、すごーく思いました。
...いやそれにしてもムカつくなこいつー。私みたいだ。なるほどだからムカつかれるのか。
ホリエモンの著書は読んだことないけど、テレビで見るとすごくイライラします。基本的に他人をバカにしてるような態度で。
先日仕事先でホリエモンのトークを聞く機会があったのですが、やっぱりすげーイライラしました。
間違ったことは言ってないんだろうけど他人の意見をぜーんぶぶっ潰し続けて言いたいこと言いまくっててあーイライラする。
と思ったのですが、時々他人の意見を取り入れて
「あ、それいいな。それやろ。メモしとこう、うん、これはやる。うん。」
というシーンがあって、なんだホリエモンも人の子じゃん。と一瞬思いましたがそこ以外は、自分自身が議論してる訳じゃないから、けんもほろろに意見をぶっ潰されてる相手の方のリアクションが面白くて腹抱えて笑ったりして。
ひろゆきの、会話における態度はとても共感しました。聞くに徹すると、相手によるけど、自分が全く知らないジャンルの話を事細かにしてくれるのでとても勉強になるのです。
20代の頃は、Apple製品の熱心なユーザーさんは、聞いてもいない機能を次から次に教えてくれました。
その場では全く覚えられないので「へー」と言うばかりですが、のちのちその機能を使いたくなったとき尋ねるとまた事細かに教えてくれます。
ここ十数年くらいでは、知人からQueenについて膨大なエピソード等々を聞かせてもらっていますがもちろん覚えきれません。
けどお陰さまで、私はQueen世代ではないのですがある程度のことを聞いているので、映画「ボヘミアン・ラプソディー」を楽しむことができました。
その知人は、エピソードをはしょってることが納得できないらしくなんだかプンスカしていますが、そりゃ全部やってたらスターウォーズ並になるでしょ〜っての。
私は割と口数が多い方でよく喋るのですが「興味ないし」と一蹴されることもよくあり...。
まあ相手がそもそも私のことを好きじゃないパターンもあると思いますが、私には、自分も興味のある内容の話しかしたくないという態度の人が理解できないのです。
私の今の働き方は人間関係を固定してないので、もういいや~。と開き直れます。そして誰かを論破する必要は全くない生活をしていますので、論破力を養える本であったかというとそういうことはなく。
うんうん、そうだよねー。
と共感したのでした。
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