2015/06/23

メンタル#16 心の拠り所

だいぶ間が開いてしまいましたが、私のグチャグチャメンタルヘルスが現在に至るまでのシリーズです。

メンタルタグのうち
幼少期から大学入学前くらいまでの話は#1から#13でしています。
その続きです。
大学以降は#14から始まっています。

#15のラストに書きました。
友人に言われた言葉。

「Namiはどうして本音を言ってくれないの?」

本音…
私の言葉はいつも鋭い刃となっていて、そのつもりがないのに誰かを傷つけていて、非難され…
他人との距離のとり方が全く分かりませんでした。
入学した大学は、とても個性溢れる人々ばかりで、あらゆる分野に没頭している、いわゆるオタクがたくさんで、私は音楽が分からないし絵を描くのは好きだけど基礎デッサンができてないし、本は沢山読んだけど、かなりオタクの域に入るくらい読んでたつもりだったけど、そんな読書量はカスと思えるほどの超多読同期もいるし、アングラとして社会的には表立っていない文化に明るい同期もいる。

私は何にもできないし何にも知らないのに、とんでもない人ばっかりのところに入ってしまった〜。。

そんな想いで、なんにもできない自分がここでどうやって生きていこうかしら…と考えていました。
私はみんなよりものを知らないので、みんなの考えや、日々のことを聞きたかったんです。
それでちょっとおとなしくしてたら「心開いてよ!」と言われてしまいました…

私にはなんにもないし、今までの人生辛かったことばっかりだし、親のことは大嫌いだし、一般常識も経験もなさすぎて、これから外の世界にはじめて触れるようなもので…

その時の友人は、二人でいる時はできるだけ私のことを聞いてくれるようになりました。

「これから知って、これから経験すればいいんだよ!とりあえず、今自分がどう感じてるか、どうしたいのかを自覚するところからじゃない〜?」

当時は軽くイラッとしましたが、まあ、その通りで…。


そして、メンドクサかったのが、恋愛関係です。
私は女子高出身で、そもそも男に興味がなかったので学外に彼氏を作る気もなく。
大学に入ったら、なんか、一部で私は「カワイイ」部類に入れられてたようでした。
女の子たちも、レズじゃないんだけども「Namiちゃん今日もカワイイ〜♡」と抱きついてきたり…
吹き出物がひとつでもできたら「カワイイ顔が!もったいない!早く治しなさい!」と怒られ…

男の人も、結構モーションかけてきたみたいですが、とんでもなく鈍感な私は、遠回しに言われても気付かず。

私にとって理想の男性は、中学卒業で遠くに行ってしまったYくんのまま、止まってしまっているのです。
40代になった今でも…。


担任が無茶苦茶な人で、クラス中が毎日臨戦態勢だった6年生のとき。
口だけ達者で怖いもの知らずの私は担任に売られた喧嘩を買ったりなんかして。
そのあとのクラスの雰囲気をもとにもどすため、Yくんは遠回しに動いてくれていました。

中学ではずっとクラスが違ったけど、クラスを越えた学年全体の出し物をするとき、いつものように私が仕切り役になってしまい、わーわーやってる私に、指示出される側として黙って他のメンバーを誘導してくれたり。
Yくんがそう動いてくれれば、みんなそれについていくから、安泰!
やんちゃくんもいるんだけど、Yくんの動きについていきながらこの出し物の意図を察してくれたやんちゃくんが
「おっけーNamiちゃん、オレらこのあとこっちに行くのね!アイシーアイシー!!」
と、Yくんに加えてやんちゃくんもついてきてくれればもう私は段取りを決めるだけ〜。
ほんとに助かりました。

私が求めていたのは、大学に入ってからも、語らずとも応えてくれる、そばにいなくても見ていてくれる人の存在でした。

けど実際は、二股三股をもくろんでる性欲爆裂男とか、なんかそういう、私の心の中のグチャグチャを知ろうともせず寝たがるのばっかりがいて、本当にウンザリでした。

1人だけ。
寡黙でマイペースで、あんまり男男してない先輩がいました。
この先輩にいくつか学外の劇団を紹介されて、何度か活動に参加させていただきました。
私はこの先輩が本当に大好きでした。
告白したいんだけど、自己評価がとんでもなく低い私。
とてもとても言い出せない。
その葛藤に、同期女子4人くらいと友人の部屋で飲んだとき、私にしては最初で最後。その先輩のことを想って酒の勢いもあり泣いてしまいました。
そのすこしあと。
先輩は、現場に出た方が実戦で学べる。と言って、中退してしまいました。
電話でそのことを連絡してきてくれました。
電話の苦手な私。
普段寡黙な先輩。
淋しいです。学校を辞めても、時間がある時に時々会ってもらえませんか?

と。
どうしても、言えませんでした。
その先輩は今でも、中退して入った会社で活躍しているようです。
私の活動範囲とは違うので、劇場のメモなどでお名前を見つけるくらいで。



そんなことがあっても今なお。
情けないほどに。
私はYくんに会いたい。
私には最早、私が最後に会ったYくんの年齢の子供がいてもおかしくないくらいです。
というか、いるべきです。
自分の息子ほどの年齢だった、少年時代のYくんへ想いはせ生きている自分。
情けない…

mixiでもFacebookでもGoogle+でも、みつけられません。
彼は、誰かと繋がっていたいと思っていないのかな。
はるか遠くの高校に行く事情さえ、とっても仲良しの幼なじみにさえ話さなかったと聞いてます。
旧友に、自分の話をしたくないのかな。
単に、SNSに興味が無いのかな。

私はいま、歪んだ形ではあるけれど、あの頃より明るく元気で、素直になったから。
あのときもらいにいかなかった制服のボタンを、ください。って、言いに行きたいのに。

あの頃私の心が健康だったら。
こんな悩みなんて無いけどね。
けど、狂った少女時代を過ごさなかった私がどんな大人になってたか。
今の私が嫌いなタイプの女になってたかもしれません。

続きます。

にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ 

0 件のコメント :