2015/06/25

広瀬すずちゃんの発言。裏方サンは全然気にしませんよ。

広瀬すずちゃんが、照明や音声スタッフが何故その仕事に就いたのか不思議。的な発言をしたということで大バッシングになってるみたいですが。

私は映像じゃなくて舞台の裏方ですけども。
17歳の子に「なんで照明さんなの?楽しいの?」と言われても、あはははは。つまんなそうに思うでしょ。結構楽しいんだなこれが。って答えるくらいです。
この業界じゃない大人にもむっちゃ言われますしね。

「なんで女優さんにならずに照明さんなの?」

私じゃ女優目指したところで絶対売れないもん!

「照明さんって何してるの?スイッチつけたり消したりスポットライトをぐるぐる回したりしてるだけで誰でもできるんでしょ?そんなことやってて何が楽しいの?」

…と、思うのも無理は無いが、全然簡単じゃないのである。

「やりがいとかあるの?

ありますともさ!

大の大人にこういうこと言われるとイラッとすることもありますが、まだ17歳の子が、よくわからない仕事をしてる人が何故その職業に就こうと思ったのか疑問に思うのは普通だと思います。だって17歳って、将来の自分の職業について具体的に考え始めてる頃でしょ。そこで、まわりの大人たちがその職に就いたのは何故なんだろう〜?と思って、どうして照明さんになったのか、どうして音声さんになったのか、ディレクターとプロデューサーは何についてどういう権限を持っているのか。
などの疑問をひとつひとつ解いてあげればいいだけの話で。
「スタッフ軽視だ!」
と大騒ぎしなくとも、裏方の人間ってこんなふうに不思議に思われるのは慣れてるし、「何してんだか、面白いんだか、わかんないだろ〜?知りたいならおじさん、語っちゃうよ?ふふふ。聞きたい?」って具合ですよ。

私はよくバレエなどの発表会で舞台袖にいる時に、バレエ教室の先生の1人と思われます(- -;;)。
体型は割とそれに近いんですけども、私は1番さえできませんよ!

で、よく小学生以下の人懐っこい子とかが聞きにきます。たまに中学生も来ます。

「ねえ、あなたは何をやっているの?」

みんなの踊りがもっとステキに見えるように、照明の明るさや色を、踊りや衣裳にあわせて変えているんだよ。

「それはなあに?」

光に色を付けるための道具だよ。みんなの踊りや衣裳がもっとステキに見えるようにって、チーフのおじさんが決めた色に変えるのが今日の私の役割なの。

「ステキに見えるの?」

そうだよ(^ ^)

「じゃあ私ももっとステキに踊れるように頑張らなくっちゃ!」

つまりはこういうことです。
すずちゃんは、そういう話をスタッフさんとする機会が無いまま番組内で言っちゃった。
軽視してるわけじゃなくて、ただの疑問でしょ。
私は全くムカつきませんよ。
いちいち、スタッフ軽視だ!とか騒いでる人は、裏方業界の人じゃないでしょ。

これを機会に、すずちゃんが収録現場のお仕事紹介をする番組を作ればいいと思います。

「これはなんですか?」
「何故こんなにたくさん照明を当てているのですか?」
「何故マイクがここにもあっちにもあるんですか?」
「たくさんのモニターがありますけど、ここでは何をしているんですか?」

って、インタビューするの。
制作費すっごい安く済むでしょ、すずちゃんと、ガイドする大人1人か2人つけて、スタジオ内とか、ロケの外側から取材するの。

ほんとに、バッシングするような発言じゃありません。
教えてあげればいいだけです。


にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ
 

0 件のコメント :