教授は強がりを言わない方なので、このところは本当にお辛いのだろうとは思っていました。
順番は忘れましたが、ユキヒロさんが亡くなって、教授は日本に帰ってきてて。楽器も収録環境も全然ダメ〜とじたばたなさってて。
RSSリーダーで読んでる広田レオナさんのブログのタイトルで「え?」と思って確認して、私の心は悲しみに溢れました。
ただのファンとして、覚悟はしてました。相応お辛いのだろうとは思ってました。
だけどこんなに、ユキヒロさんを追いかけるように、そんな、私まだ聴けると思ってた。
ソースを確認していませんが、あまりの辛さに「逝かせてくれ」とおっしゃったという記事も。
私もがん患者ですが、部位が全然違いますし、ステージも私は一応まだ2bかな?病院がステージを説明しない方針なのか私がまだ軽いから言わないのか知りませんが、診断書の内容確認したら分かります。
私のがんなんて、とりあえず全摘出して、いちおう抗がん剤やって、ホルモン治療なうで、今とっても元気です。だけど摘出手術は痛かった。再建のエキスパンダー入れなければそんなに痛くないし、私の場合、お酒が強いから痛み止めが効きにくいというのもあり痛かった。(関係あるのか知らんけど、おかげさまで麻酔酔いは皆無だった)おなか切ってないからなんでも食べていいしで。再発や転移は怖いけど、今やるべき治療はやってるから、ホルモン治療が終わることになってる9年後くらいまでにはどうなってるか分からないけど。
私の抗がん剤は、血管が痛かったこと、点滴に使った静脈が崩壊しちゃって血行悪くなったこと、最早採血でさえ使える血管が限られてしまって検査のたびに四苦八苦される以外は元気で。
だけど、お腹切ってなくても痛いものは痛かったし、私は痛み止めが効きにくいらしくて(たぶんお酒強いから。大事なことだから何度も言う。)摘出手術の時は本当に痛かったけど、食事が普通食だったから、食事で気晴らしできた。結構美味しかったから。
摘出手術後に痛くて痛くて、強い痛み止めの点滴過ぎたらロキソニン効かなくて、カロナールなんて何このサプリみたいなの!効いてる気が全くしない!カプセルの中身入ってるの??ってくらい効かなくて、トアラセット出してもらってやっとホッとした。
教授ほどのステージになってしまうと、ほんとに、どこもかしこも痛くて辛かったと思います…。それでもギリギリまで演奏を配信してくださり、東京都へ意見書を出してくださって、命かけて音楽を愛し、命かけて日本を守るメッセージを発信してくださった、そのことも含めて涙が止まらなくて、訃報を聞いてずっと泣き暮らしています。
私程度のファンでもこんなに悲しいのですから、どれほど多くの方々が悲しんでいることでしょう。
私は20代後半から結構派手に精神を病んで、育ちの悪さのせいなのでまだ治ってはいませんが、教授の音楽にかなり救われています。
不眠症が今より酷かった時は、Aromascapeを子守唄代わりに聴いてないと寝付けない時期がかなり長くありました。
中谷美紀が「砂の果実」坂本美雨が「The Other Side Of Love」を出した頃には私は完全に壊れていて、この曲たちが私の傷に染み入って、ドラマ「永遠の仔」でもメインテーマを教授が作ってて、そのエンディングテーマをやってたイクシードにハマりました。
わたしは教授の音楽がなかったら狂ったままで、どこかで死体になってました。
教授の音楽があったから、今も生きてて、あっけらかんと生きてて、がんを患っても「かつらを誉めて!シリコン乳触ってみて!!ムニュムニュでしょ!!」と陽気に過ごすことができました。
抱えてる悲しみはもちろんまだあります。
だけどもうこれらはしょうがないです。今を生きちゃてるのだから。
Yくんが突然遠くに行ってしまった謎。何も言わずにお別れした後悔。
だってね。Yくんが私を好きだというのが本当なのかただの噂なのか分からなかったけど、私に会いたいのなら、いつか会いに来てくれるはず。と、ずっと待っていたのです。
全然来てくれないから、Yくんがいるであろう地方に行ったこともあります。具体的にどこにいるのか分からなかったので、徘徊しただけです。10代の頃。
成人してから、狂おしいほどに会いたくて、Yくんの実家に電話した。お母様が出た。私の本名も何者なのかも、連絡先も伝えて、伝言をお願いした。電話口の雰囲気から、たぶん伝言してくれないなと思った。なぜそんなに動揺するの?ってほどお母様はオロオロしていた。事情があるのだろう。
そんな悲しみを、教授の音楽で癒してもらってた。
A Day in the Park,美貌の青空、シェルタリングスカイ、中谷美紀に提供した楽曲、美雨ちゃんが歌った楽曲、たくさんのインストゥルメンタル、今は全てが寂しくて私は何にも手がつかない。
そろそろ、活動に戻りたい。このままでは泣いたまま廃人になっちゃう。
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