2020/10/30

大手町の将門塚

先日、お散歩がてら、大手町にある「将門塚」を見に行きました。
その昔、帝都物語を読んであっけにとられた時からずっと気になっていたのですが、なかなか場所がわからなくて...
今や、スマホであらゆる情報を得ることができる時代です!!
GoogleMAPに案内されてきたところは、三井不動産のビルの一角。
目の前は皇居です。


「将門塚」と案内されていますが、「将門首塚」としての認知度の方が高いのではないでしょうか。
京都で晒し首にされた将門の首がここまで飛んできたと。
その首をもって首塚とし、祀られてきたこの場所に手を入れたり区画整理したり移転させようとしたら、役人の不審死や奇怪な事故が相次ぎ、これはやはり将門の力である。ということで、この場所に祀ったままになったとな。



塚の敷地内に入ってすぐに見えるのはこの石碑。


手前には、由来を示す看板があります。
私は帝都物語でこのことを知ったのですが、こういうことに詳しい知人によると、まあ、ここに書いてることより容赦ない無茶苦茶な出来事が続いて、占ったところ将門の力のせいだと判明し、ここを崩したり移転せず守ることになったのだそうです。
帝都物語に書いてることはオカルトフィクションに思えるでしょうけれども、相当、事実らしいです。


首塚の碑はこれで。


その奥にある五輪塔。
周辺工事の際この五輪塔を守るためにガラスケースに収められたそうです。
工事は終わってると思うのですが、まだケースの中にあり、中の蝋燭は灯されていました。
こちらがいわゆる「首塚」なのかな?

ど平日の真昼間に訪れましたが、私の前にも後にも参拝する方が続き、花は美しく生けられ、蝋燭の火が絶えることないように丁寧に保存されている様が伺えました。

三井グループの土地のなかにありまして、三井物産本店が隣接しています。
むかし、三井物産の若王子さんという方が誘拐されました。
指を切断されたと思われる写真などがテレビでも報道され、子供心にもショッキングな事件でした。
その後若王子さんは解放され、帰国しましたが癌のためわずか55歳で逝去されました。
その際、「無事帰る」の意味を込めて、この首塚の周囲にはカエルの置物が多数奉納されているそうです。

科学では説明できない、そのことに権威やらなんやかやは全く相手にならない強くて見えない力があるのだと思い知らされる、都会の不思議スポットです。






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