2019/10/01

懐かしい曲を聴いて爪を磨く中年独女。

もう10月なんだぜ...

消費税10%なんだぜ...

そんな感じで今年があと3ヶ月しかないってどういうことなんでしょうか。
意味がわかりません。
消費税が上がってまだ1日しか過ごしていませんけれども、フリーランスの独身一人暮らしというのはたぶん調整をきかせやすいのではないかしらと思っており。
...というのも、フリーランスなので、繁忙期は受けたくない仕事も受けて身を粉にして働けばまあちょっとは稼げる。
ココロが荒むのを受け入れてな。
そして毎月払わなければならないものは、家賃(父の持ち家なので激安家賃を実父に払ってるんだけど、実娘に酒と珍味代以外一切奢る気のない人で、のちのち嫌味を言われるので払ってる。もう買い取り価格くらいになってるので名義変更を考えてるらしいが実行の意思は感じられない)、国民健康保険、国民年金、住民税(一括で支払い済み)、水道光熱費(たいしたことない)、通信料、そして着物のローン!!!
ローン!!!
今後の生業にするための必要な出費ではあるけれど。
これを取り戻す以上の働きをしないと意味がない。
早く、正しく、学ばねば...。

そーすっと。
いそがしい。
いそがしくはたらかなければ、払えない。

仕事に行けばほぼほぼ食事を出していただける。
が、都心近郊だと交通費が一部しか出ない。もしくは全然出ない(あまりにも遠いと請求します)。そのうえ仕事先があっちこっちなので定期を買う意味がない。

こんな感じなので、家で飲むビールを発泡酒にするとか、スタバやタリーズに行かないとか、衣料品もブランドに拘らず今後はPB衣料品に質の良いのがあったら買おうとか。
そんなかんじ。

あっちこっちでポイントカードとポイントアプリが湧いていて、更にあらゆるキャッシュレス決済がウヨウヨしててもうおばちゃんわかんない。
もう、実母が多分更年期障害でしっちゃかめっちゃかで私に罵詈雑言の殴る蹴るをしつつ、そうしてないときはただ寝てる。私たちが台所を使うと一瞬で起きてきて台所から蹴り出して彼女の聖域を守ってた(タバコ吸ってたのみんな知ってたし。)あの年代に私がもういるんだなあ。
と、思い。
私には夫も子供もいませんから、誰のためもなく、ただ自分の面倒だけ見てればよいのであって。
それはそれで生き甲斐皆無で。

ゾンビ。

信じられないくらい家の中ぐっちゃぐちゃ。

『ぐっちゃぐちゃで、片付けないとという自覚があるならそれは病気じゃないわよ。疲れてるだけ。虫がわかない程度でいいのよ。』
と、主治医はのたまう。

月のものは驚くほど定期的。
暑がり。汗っかき。
暑くて汗かいてるのか、ホットフラッシュなのか、わからない。

イライラは、することもあるけど。
しょっちゅうあるけど。
誰かに話すと

「それははっきりした理由があるイライラじゃない?更年期のイライラって、もっとわけわかんないんじゃないの?」

と、言われる。

自分の面倒以外見てない、というか自分の面倒もきちんとできてないんだから、夫や子供のいる中年女性とは違うと言われれば、何も言い返せない...。


そして、更年期とは別だろうけど、しつこくもY君のことを想う。
考えてみたら、私が小学校の出戻り転校のクラスで一緒になった1年とちょっと。
ずっと別のクラスだった中学校の3年間。
11歳くらいから、15歳までの、たった4年間。
もう離れろや。
現実見ろや、オレ。

だけど、幸せを感じるために目標があったあの頃と今は、全然違う。

わかってもらえないと思うけどね、恋ではあったと思うけどね。
ちょっと違うの。
いまここに生きている自分を、肉親から全否定され、この世の恥だと罵倒され。
父からは身体中を触られて気持ち悪くて拒絶すると

「可愛い娘を触って何が悪い?」
「気持ち悪いんだよ!!セクハラだよ!!!」
「娘なのに!!」
「だからって思春期の娘の胸やお尻をまさぐる親がどこにいるんだ!!」
「娘じゃないか!!」
「なんなの!?他所の父親がこんな気持ち悪いことしてるかどうか誰かに聞いてきたら??」
「うちはうちだ!お前は口ばっかり達者で親の気持ちがわかってない!」
「分かる気ねえわ!!!」

って感じで私はその頃、家では母からのネグレクトと罵詈雑言と暴力。
父からのセクハラ。
教師からの無茶苦茶。
重い喘息。
それを実親から「うるさいんだよ!!!!」と罵倒される日々。

学校に行けばY君がいるから、学校には、這っていける日は行った。
それだけが幸せだったから。

今はもうY君がいないから。

もう私には30年、Y君がいないから。

もう、つかれちゃった。

Y君との4年くらいは、実質、なんにもなかった。
ただ、私の知らないところで、私がY君を好きだということになっていたらしい。
誰にも何にも言ってないんだけど。
そして、実親から
「生きている価値がないから今すぐ死ね」
と言われまくってた私には、優秀で人気者のY君に好意を示す資格がないと思い込むしかなく。
すべての想いを自分の中で封印して。
なのに、振り返ってくれるY君がいて。
私が通院で遅刻する日、私の部屋の窓を見ながら学校に向かってたY君のこと。
(私がY君が通るのを知っててブラインドから外を見ながら待ってたのを、知ってたのかもしれない。)

Y君の顔を見に行くために生きてた頃。
テレビのチャンネル権は私にはなく、勝手にチャンネルを変えたら必ず殴られてたので、今思えばなぜ見られてたのか全く覚えてないけど見てたシティーハンター。

アニメ「劇場版シティーハンター 」公式サイト

当時はTM NETWORKさえいれば幸せだったので、ほかのミュージシャンのOP.EDはつまんない〜。と思っていました。
けど今回の劇場版シティーハンターでいきなり流れたPSY'SのAngel Night。




ボーカルコレクション。
幸せになれます。
PSY'Sはこの曲しか知りませんが。



最初に好きになったのは 声

それから背中と整えられた指先

このフレーズが当時からグザグザきていました。

改めてこの曲を聴いて。
あまりにも整えられてない己の指先を見て悲しくなり....。

職業柄と性格上、ジェルネイルは続けられない自信があるので、爪磨きと、割れたり二枚爪になりやすい爪用のコートを新調。

まだ甘皮の処理と、磨きが甘いなあ。

と思いつつも、ちょっと満足している半端な中年。

指って、見るよね。

染めなかったら3割は白髪になっているであろう髮と、汗で崩れたままのほぼスッピン顔。
そして職業を言い訳に荒れ放題の指先では。

いつかY君に再会した時、すぐに去られちゃう。

なんて、叶わない空想を作っては咀嚼して。

荒れた部屋。
荒れた庭。
老いてゆくだけの身体。

「朝が来ればY君に会える。」
「夏休みが終わればY君に会える。」
「通院で授業を毎週遅刻するのは嫌だけど、学校に行けば昇降口でY君の顔が見られる。」

ただそれだけのために生きていた私。

思い出は、古くカビたVHSのように荒くなってゆく。
プレイヤーであるところの私の記憶も、もう、崩れ始めている。

15歳の私たちはもういない。
戻ってくることもない。

あのころの曲を聴いて。
整えられた指先をせめて。

もう、つかれたなぁ。。。

 
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