2019/10/14

記録的な巨大台風が来るのに、催事中止にならなかったおはなし。

このたびの台風19号におきまして、いまだ被害状況が把握されてない中、辛い思いをなさっている方々へ心よりお見舞い申し上げます。

私の出身地が2017年の九州北部豪雨で猛烈な被害を受けまして、その際は、あまり関東地方では知られていない(旅行好きさん、歴史好きさん、温泉好きさんはご存知だった)生まれ故郷に、チャリティーTシャツを作って販売し、10万円の寄付金を私の戸籍地に送金しました。

10万円なんて...
現場の方の食事代で一瞬で消えます。
...ここんとこ誤解する人がいるのですが、復興作業はボランティアもある程度はいますが(それでもド素人が「腹減った〜。飯は〜?」「えーそんなことまでやらされるのぉ〜?やだよやんないよぉ。」と言うので叔父が「お前らもうここにはいらん。どっかいけ。」と追い出したそうな。)重機を扱う方々は特に、特別なスキルと経験値と、地盤がグチャグチャななかほとんど命がけでやってくださってるのです。
被災した一般住民が復興現場に行くのは危険なので、直接渡しに行くのではなく、比較的安全な場所にある事務所の方にお預けするのがいいのではないかと思います。

復興のために重機手配したり、その重機を扱える(しかもグチャグチャな環境で)人を確保するのは相当大変です。
こういう部分、全部ボランティアでやってくれるとか、

最終的には国が補填するから職人は早く来い。あんたの飯の心配してる余裕があたしらにあると思うのかよ。こっちは被災者だぞ!救援はお前らの仕事だろ、タダでやれ。』

と、思ってる被災者は実は少なくないと思います。

救援隊も人間なんですよ。
ものすごいパワーを使って救助活動してるんですよ。
おなかすくに決まってるでしょ。

それを耐えてでも、自分の家族の心配をしながら活動してくださっているのです。

こういう時には、数年後になってもいいから特別手当を出してあげて欲しいです。



さて我々ですが。
未曾有の規模の台風で「とにかく身の安全を確保しろ」レベル。
私が受けていた仕事も、台風接近する前に中止したものが複数。
おかげさまでいくつかの仕事が飛びましたが、エンタメというのは人の命を守るためには最も不要なものです。

な・の・に!!

土曜設営日曜本番の催事が中止にしてくれず。
どうしようかなあ、自分の身の安全を守るために辞退しようかなあ。
とも思っていたら。

決行の連絡。

ばかなの?

この人たちばかなの???

台風の予想進路と、電車が計画運休始める時間を考え、そして本番日に時間通りに到着できる保証は皆無なので、宿手配。
(私の雇い主に手配してもらいました。宿代は、こんな未曾有の状態なのに設営をさせるなら、宿泊せざるをえませんでしたということで、1人1泊2万円くらいのとこに泊まった設定で請求しちゃいましょうよ!と言ってあります)

タクシーが動かなそうなので「辞退しろ」という心を込めてチーフに連絡しましたが、音響さんが送迎してくれるというし、チーフも、できるところまではやりましょうという姿勢になり。

信じられるか...
命がけでやってる設営に、主催者来ないんだぜ...

設営終わって音響さんに宿まで送ってもらってたら、道、ガラッガラ。

台風が都内を通り過ぎる間は宿で引きこもっていられました。

13日は、朝から晴れましたね。
なんでも、その地域のお祭りの一環のホール催事だったので、キャンセルしたくなかったとか??

けど都内暴風になるタイミングが3時間ずれてたら、我々、空の塵になってましたよ。

本番日は、2人の主催が1日でやっちゃう系。

台風で来られなかったお客様も多くいたらしいですが、そして

「昨日のお天気が非常に強くてどうしようかと思いました〜!」
「いらっしゃれたみなさま、ありがとう〜!!」

あのな。
日本中が12日は動くなって言ってる中大変な思いをして設営したのはオレたちだぜ??
たまたま無事だったけど、普通中止案件だぜ?
祭りに乗ってるから?
知らんがな。

お金持ちの夢見がちさんは苦手です。
ぶっちゃけ、嫌いです。
夢見がちで、現実を伝えても糠に釘。
自分の妄想を具現化できないと勝手に切れる。

この手の催事には、あまり関わりたくないものです。

けっ。

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