「ボリショイ・バビロン」を見てきました。
2013年にロシアで起きた、芸術監督がソリストに硫酸をかけられた事件のドキュメンタリー。
なんと、イギリスのBBCが製作したんだそうだ。
ほぉぉ。
『ダンサー』と、『スタッフ』との確執や、スタッフ同士、ダンサー同士のドロドロした確執は、ロシアにおいてもやはり壮絶なんだなあと感じました…
特にボリショイにおいては人事などに国が干渉してきますので、想像しただけでおっそろしい…
バレリーナに憧れてる若い子たちや、バレエの美しさだけを鑑賞したい方にはお勧めしがたいです。。怪我の苦しみ、キャスティングされない焦り、ソリストの責任と重圧、避けられない妬み、などなど、ドロドロとしたものが渦巻いています。
舞台上では、そんなこと知りませんヨ〜。てなくらい美しく素晴らしいところだけを見せているのです。
私は舞台の裏方をしていますが、中枢部分には居りませんので、舞台袖や楽屋で垣間見えるドロドロと燃え上がるいろんなものに背筋を凍らせながら任務を遂行しておりますのです…
とはいえ、ボリショイの舞台袖やお稽古風景が見られて、ソリストや芸術監督たちの本音トークが聞けるのは大変貴重なものです。よくBBCをここまで入れてくれたなあ…英露関係ってどうなってるんだっけか。
そして、部分的にしか見られませんがいろいろなバレエ作品をちょこちょこ見ることができます。日本では全幕やるのは白鳥の湖くらいで、抜粋でバヤデールを見ることはありますが、ほかのは見たことないです…
それにしても、衣裳もメイクもキレイだなあ…
日本の発表会レベルと比べちゃいけないのはわかってるけども〜。
すごい作品でした。
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