2015/04/14

メンタル#15…大学以降

メンタルタグのうち
幼少期から大学入学前くらいまでの話は#1から#13でしています。
その続きです。
大学以降は#14から始まっています。


入りたかった部活を諦め…
どうしようかなと思っていると、私の専攻コースは代々、それだけで部活動みたいな活動をする歴史のあるところでした。
新入生歓迎会は専攻コースの先輩方やOB、先生方によって盛大に行われました。
あれれ…

いろいろお話を聞いてみると、私たちの専攻分野は授業での座学や実習だけでは学びきれないのと、実習でもいろいろ人手が必要なので先輩方の実習を手伝いつつ経験を重ねてゆく活動があるとのこと。
強制ではないですし、私はこの専門分野がやりたくて入った訳ではなく、ここしか受からなかったから来たんだけど…
せっかく入ったんだから、しっかり勉強しよう。
そう決めて、2年生に進級する時に試験を受けて転科する方法もあったのですが、途中参入するより4年間きっちり勉強しようと思って転科はやめました。



学校は通えない距離ではなかったのですが、家にいたくなくて一人暮らしをしました。
親にお金を払ってもらう訳ですが…
九州のド田舎出身のせいか、都内で女の子が一人暮らしをする家賃相場を無茶苦茶安く見積もっていて、5万円以内のところ!と、学生に部屋を仲介するなんとかっていうところに母に連れて行かれました。
5万円以内ということは4万円代ということで、普通のワンルームマンションはあるわけがなく、女子専用の風呂トイレ共同アパートに住むことになりました。
エアコン無し。キッチンとベッドがついてます。
お金払ってもらうんだからあまり文句も言えないし(殴られる)我慢しました…が、エアコンがなくて夏暑すぎて(窓を開けておくにも1階だったから怖かったので)お風呂も決められた時間しか入れないし、夏はゴキブリ大量発生で、バルサンして帰ってくると死骸がゴロゴロゴロゴロ…耐えられず、3年生になる時に、こぼれる分はバイト代で頑張ろう、と、引っ越しをしました。しかし3年生時に持病の喘息が酷くなり、毎晩発作を起こすようになり、このままでは孤独死するかもしれない…と、4年生の時に実家に戻りました。
実家はやっぱり地獄でした。

はじめて一人暮らしするとき、電話を引いてもらえませんでした。
当時はまだ電話の加入権なんてものが必要で、7万円くらいかかりました。
「用があったら大家さんに電話して呼んでもらうから、いらないでしょ〜。そっちから用があったら公衆電話でかけてくればいいのよ。」

…おい。昭和何年代だよそれ。

電話がないのでバイトに応募しても全然採用してもらえなくて困って困って、どうにか説得しつつ自分でもお小遣いを切り崩して半年以上経った頃やっと電話を手に入れました。
今でもそうですが、私の健康状態や近況を心配して電話がかかってきたことは一度もありません。
一度も、です。
他のお友達は「学校どう?」とか「ごはんちゃんと食べてる?」と毎日のように電話がかかってきてるようなことを言ってましたが、私は未だかつて一度もそういう電話を受けたことありません。
…一度、サリン事件の時に留守電が入ってました。そんだけだな。
とことん私に関心ないんだなと思います。



仕送りの金額も、他のお友達に比べるとだいぶ少なくて。
うちの学校はセレブという自覚のないセレブの子女と、母子家庭で奨学金を受けながらバイトもしつつ授業料を払ってる人とが混在している珍しい学校です。
実習などの都合でなかなか定期的なバイトができないので、奨学金を申し込んでみたことがあるのですが、親の収入が充分すぎるってことで却下されました…
喘息持ちで、今思えば酷い神経症だったので深夜バイトとかできる体力がないので、ホントにお金には困りました。
先輩やOBから単発バイトを頼まれることがあるので、慣れてきたらそれでだいぶ稼げましたが、私は当時現場で機転の利く動きが全然できなかったので精神的にも辛かったし、呼ばれる回数も少なめでした。


と、いっても。
親から解放された生活は天国でした。
いきなり怒鳴られたり殴られたりしない!
わーい!

同時に悩みとして実感しだしたのは、他人との距離のとり方が全然分からないなあ…というところでした。
出会った瞬間お友達!って感じの同級生が多い中、たとえばお友達の家に行ったら、どう動けばいいんだろう…
カーテン開けたり窓開けたり、私がやってもいいのか?
冷蔵庫からジュースをもらうとき、自分で開けていいのか?
逆に、お友達をうちに呼んだとき、自由に伸び伸びとしてくれる態度が不快ではないんだけど、なんか、そんなに私との距離を近くとってくれているのか…?
と、ほんとうにどうしていいのか分かりませんでした。
お友達の家にお泊まりをそれまで全くしたことがなかったからだと思います。
おばあちゃんちや親戚の家とかに行っても、かりてきた猫みたいに座ってることしか許されませんでしたし。

いちど、友人の一人に
「Namiはどうして心を開いてくれないの?私に本音を言ったことないよね?」
とかなんとか説教されたことがありました。
お酒も入っていましたが…
どうすればいいんだ…?
と本気で悩みました。

続きます。


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