2015/07/17

「海街diary」

ちょっと前の話ですが、映画「海街diary」を見てきました。


映画『海街diary』公式サイト

小学館の漫画雑誌「flowers」に連載されている作品です。
以前は私も購読していたのですが、仕事が忙しくなって漫画雑誌どころではなくなって、買いそびれて、もういいや…と、数年前から買ってません。。。
私が読んでいるときに「海街diary」の連載が始まりました。

鎌倉に住む三姉妹と、腹違いの妹が4人で一緒に暮らすお話。
父親は三姉妹と母親を捨てて出て行って、亡くなり。
三姉妹の母親は遠くに住んでいて。
腹違いの妹の母親は既に亡くなっていて。

長い連載で、単行本は2014年7月の時点で6巻まで刊行されているそうです。
それを2時間くらいにはしょっていますので、あのエピソードはないのか。と思ったりもしましたが。
はしょってるというか、はじまりのエピソードだけ。と言った方がいいかな。



そりゃそうだ。全部のエピソードはおさまらないわな。
続編希望!!

キャスティングが、最初聞いた時は、広瀬すずちゃんはともかく、3姉妹は、んんん?
と思っていました。
長女の幸(さち)は、いわゆる長女キャラで。真面目で固くて…
それが綾瀬はるかかぁ。天然ちゃんというイメージがあるので、大丈夫なのかな?と思ってましたが、見くびってましたごめんなさい。この方、俳優さんとしての技量は相当のものなのでした。母親役の大竹しのぶと喧嘩するシーンでは、我慢しようとする気持ちと押さえられない感情と溢れ出す本音でぐあああ。っとなっている演技にズシンとしたものを感じました。

綾瀬はるかは、座頭市を女性版にした「ICHI」で、素晴らしい演技をしていたのでした。
立ち廻りは一手ごとにカットが変わるので、立ち廻りシーンにツッコミを入れる人にはアレかもしれませんが、迫力がものすごかったです。
未見の方は是非是非。




次女の佳乃の長澤まさみ。
すみません。わたし、彼女苦手です。
けど、なんか、ああ、佳乃って、こうだよねえ、うん。とすんなり受け入れられる演技でした。
俳優さんはそれでいいと思います。『佳乃を演じた長澤まさみ』は好きです。
それにしても、長澤まさみって、あんなに細かったっけ!?足が〜。膝が〜。骨が〜。

三女の千佳役は夏帆。
この人全然知らなかったです。
千佳ちゃんはなんかもっと、見た目イケテナイ、我が道を行く感じじゃないかな〜、可愛すぎないかなあ〜。と思ってましたが、見ていくうちに、千佳ちゃんに見えてきました。
話すテンポとか動きとかで、少し変わった性格であるところがよく表現されていると感じました。
千佳ちゃんがまだ小さいときに父親が出て行ったので、妹のすずのほうが父親のことをよく知っているため「お父さんのこと、話してね。」って言うあのシーンが、あったかいなあ〜。と感じました。

映画では、4人が一緒に暮らすことになったことと、幸の不倫と、母親との確執と、梅酒作りと、何気ない生活の様子を描いているだけなので、原作を読んでない人は、「…で?」と思わないかなあ…?と勝手な心配をしたりもしましたが、たくさんの人がこれを見て、続編制作に繋がったらいいなあと感じました。

邦画も、いいね。


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2015/07/14

7月が半分過ぎちゃった。ブラック企業がザックザク。

こんにちわ。

あああ。

なんか、今月は怒濤の忙しさで…

もう、14日ですよ。あらら。

今日はちょっとした地方へ泊まりで仕事に来ているのですが、作業が夜からなので、時間まで暇つぶしに久々の更新を試みています。

いや〜。暑い。暑い。
暑いです。

この半月、いろいろありました。
何について書こうかな。


先月くらいから、知人の紹介で、某所での常駐業務の補佐のようなことをする仕事に時々行っています。
うちの業界は人脈第一で動いているようなもので、私のようなフリーランスは、知り合いを作り、その知り合いからもらった現場で知り合いを作り、そのコネクションが蜘蛛の巣状になっていて、ぐるっとまわって戻ってきちゃったりします。
人見知りをしている場合ではないのです…

人見知りはしなくても、相性とかあるし、誰とでも仲良しって訳ではありません。
端からは仲良く見えても、仕事をスムーズに進めるために繕ってるだけだったりもします。会社勤めと違って、とりあえずその現場が終わってしまえば当分会わない、はず、なので。
で、仕事がもらえるからとあまり我慢をしていると、こき使われるだけで何のやりがいもなく、頑張って気を使って最善を尽くして貢献をしたところで、「こき使える便利屋」として無茶苦茶な扱いを受けるハメになるので、気をつけねばならないのです…。

そうやって無茶苦茶にこき使って無礼でムカつく人と仕事を続けていると、心が病んでいくので、縁を切った方が良かったりもします。

会社勤めが性に合わなくてフリーで活動している人は多いですけど、このあたりが悩ましいところなのです。
こういった業界の会社も、結構ブラックだらけなのです…
サービス業なうえ、特殊な業種なので、労働基準法に準じたシフトを組むのはかなり困難なのもあるのですが。
それにしても。
酷すぎるだろ〜!!

という会社とのイザコザが、知人と会社間であり…。
なんじゃこりゃ〜!!


…で。
イザコザに巻き込まれないように身の振り方を考えつつ、知人の心配もしつつ。
大騒ぎののち、知人に連絡するのは簡単なのですが、私がこの段階で話したところで、励ますこともできず、仲介に立つこともできず、会社に何か働きかけられる立場でもない。
その会社との付き合いは知人の方が十数年の勢いで長いのですから。
なので、敢えて、ほっときました。

数日後、私がその現場に行ったとき、朝イチで社員さんに現状だけ簡単に聞きました。
その数分後に知人が来て、その一日ほぼずっと一緒に仕事をしました。
たぶん本当は私の動きは別だったんだと思いますが、ややこしいことになっている状況の中頑張って出勤した知人の話し相手ができるのはたぶんあの日は私だけだったので、そういう流れにした雰囲気です。

私は社員さんたちの前ではなるべく明るくいるように努めました。
普段からそうなんですけど、社員さんたちがピリピリするのはあたりまえなので、外注の私が、表面上だけでもアッケラカンとしてないと、どっちもそっちもモニョモニョするでしょ。と思うのです。
なので、私は仕事場ではアッケラカンとするようにしています。

ここに至るまでには大変でしたけどね。
あっけらかんとするほどの技能も経験も自信もなかったので。
理不尽に怒られたりとかね。
理不尽に怒る人がいる現場では、自分が態度を変えるだけじゃ全体の空気までは変えられないんですけども。
っていうか、理不尽に怒られまくるとさすがの私もあっけらかんとできません。。

いろんなところとのお仕事を20年近く続けてきて、終了した関係はそれなりのところだったので悔いはなく、こつこつとおつきあいを続けてくれた方々とは、「それなりの信頼をしてくれている」という自覚を持ちつつ、使われるだけの立場ではなく、その方々のお仕事を支えるための一部としていただいているという責任感も意識するようにしています。

年々歳をとるよ。

八方美人になるつもりはないけれど。

ふわふわとしたこの立場が、たぶん、私にふさわしい。
の、だけど、揉め事から逃れられるわけではない。


にんげんだもの。
すべてを愛することはできない。


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2015/07/01

7月になっちゃった。

こんにちは。

おそろしいことに、7月になってしまいました。
早いよう…

7月は有り難いことに仕事がミッチミチになってしまいました。これ以上増えたらヤバいです。
それに比べて8月がまだスッカスカ。まあ適度に埋まるでしょう…

先日からお手伝いをする場所が増えたので、私を引っ張ってくれたネエさんからレクチャーを受けていますが、まあ、10伝えるのに200くらい話してくださるマシンガントークなネエさんなので、むぎゃ〜。うるちゃ〜い!もうそれは分かったってば〜!

…と言いたいのを押さえて、スルーしてスルーして慣れて学んでいるところです。
拘束時間が長いので、労働による疲労感よりも、ヤカマシさをスルーするのに疲れる方が大きい…ははは…

そんななか、知人のお庭で採れた梅が多すぎて処理しきらない!というので、送ってもらいました♪


大きさも熟れ具合もイロイロ。
この梅で、はじめて梅酒を漬けてみました。
梅たぶん1.5kgくらいと、氷砂糖500gと、ホワイトリカー1.8Lというバランスはちょっと、だいぶ、梅が多すぎだと思いますが、小さい梅もあるし、まあいいや。と思ったんだけどどうなるでしょうか。

8月にどこかにぶらり旅したいなあ〜。でも夏休みだからどこも混んでるよなあ〜。
森と湖があるところがいいな。軽井沢は去年行ったし。冬だけど。
清里か、那須か、どこにしようかな〜。


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2015/06/25

広瀬すずちゃんの発言。裏方サンは全然気にしませんよ。

広瀬すずちゃんが、照明や音声スタッフが何故その仕事に就いたのか不思議。的な発言をしたということで大バッシングになってるみたいですが。

私は映像じゃなくて舞台の裏方ですけども。
17歳の子に「なんで照明さんなの?楽しいの?」と言われても、あはははは。つまんなそうに思うでしょ。結構楽しいんだなこれが。って答えるくらいです。
この業界じゃない大人にもむっちゃ言われますしね。

「なんで女優さんにならずに照明さんなの?」

私じゃ女優目指したところで絶対売れないもん!

「照明さんって何してるの?スイッチつけたり消したりスポットライトをぐるぐる回したりしてるだけで誰でもできるんでしょ?そんなことやってて何が楽しいの?」

…と、思うのも無理は無いが、全然簡単じゃないのである。

「やりがいとかあるの?

ありますともさ!

大の大人にこういうこと言われるとイラッとすることもありますが、まだ17歳の子が、よくわからない仕事をしてる人が何故その職業に就こうと思ったのか疑問に思うのは普通だと思います。だって17歳って、将来の自分の職業について具体的に考え始めてる頃でしょ。そこで、まわりの大人たちがその職に就いたのは何故なんだろう〜?と思って、どうして照明さんになったのか、どうして音声さんになったのか、ディレクターとプロデューサーは何についてどういう権限を持っているのか。
などの疑問をひとつひとつ解いてあげればいいだけの話で。
「スタッフ軽視だ!」
と大騒ぎしなくとも、裏方の人間ってこんなふうに不思議に思われるのは慣れてるし、「何してんだか、面白いんだか、わかんないだろ〜?知りたいならおじさん、語っちゃうよ?ふふふ。聞きたい?」って具合ですよ。

私はよくバレエなどの発表会で舞台袖にいる時に、バレエ教室の先生の1人と思われます(- -;;)。
体型は割とそれに近いんですけども、私は1番さえできませんよ!

で、よく小学生以下の人懐っこい子とかが聞きにきます。たまに中学生も来ます。

「ねえ、あなたは何をやっているの?」

みんなの踊りがもっとステキに見えるように、照明の明るさや色を、踊りや衣裳にあわせて変えているんだよ。

「それはなあに?」

光に色を付けるための道具だよ。みんなの踊りや衣裳がもっとステキに見えるようにって、チーフのおじさんが決めた色に変えるのが今日の私の役割なの。

「ステキに見えるの?」

そうだよ(^ ^)

「じゃあ私ももっとステキに踊れるように頑張らなくっちゃ!」

つまりはこういうことです。
すずちゃんは、そういう話をスタッフさんとする機会が無いまま番組内で言っちゃった。
軽視してるわけじゃなくて、ただの疑問でしょ。
私は全くムカつきませんよ。
いちいち、スタッフ軽視だ!とか騒いでる人は、裏方業界の人じゃないでしょ。

これを機会に、すずちゃんが収録現場のお仕事紹介をする番組を作ればいいと思います。

「これはなんですか?」
「何故こんなにたくさん照明を当てているのですか?」
「何故マイクがここにもあっちにもあるんですか?」
「たくさんのモニターがありますけど、ここでは何をしているんですか?」

って、インタビューするの。
制作費すっごい安く済むでしょ、すずちゃんと、ガイドする大人1人か2人つけて、スタジオ内とか、ロケの外側から取材するの。

ほんとに、バッシングするような発言じゃありません。
教えてあげればいいだけです。


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2015/06/23

メンタル#16 心の拠り所

だいぶ間が開いてしまいましたが、私のグチャグチャメンタルヘルスが現在に至るまでのシリーズです。

メンタルタグのうち
幼少期から大学入学前くらいまでの話は#1から#13でしています。
その続きです。
大学以降は#14から始まっています。

#15のラストに書きました。
友人に言われた言葉。

「Namiはどうして本音を言ってくれないの?」

本音…
私の言葉はいつも鋭い刃となっていて、そのつもりがないのに誰かを傷つけていて、非難され…
他人との距離のとり方が全く分かりませんでした。
入学した大学は、とても個性溢れる人々ばかりで、あらゆる分野に没頭している、いわゆるオタクがたくさんで、私は音楽が分からないし絵を描くのは好きだけど基礎デッサンができてないし、本は沢山読んだけど、かなりオタクの域に入るくらい読んでたつもりだったけど、そんな読書量はカスと思えるほどの超多読同期もいるし、アングラとして社会的には表立っていない文化に明るい同期もいる。

私は何にもできないし何にも知らないのに、とんでもない人ばっかりのところに入ってしまった〜。。

そんな想いで、なんにもできない自分がここでどうやって生きていこうかしら…と考えていました。
私はみんなよりものを知らないので、みんなの考えや、日々のことを聞きたかったんです。
それでちょっとおとなしくしてたら「心開いてよ!」と言われてしまいました…

私にはなんにもないし、今までの人生辛かったことばっかりだし、親のことは大嫌いだし、一般常識も経験もなさすぎて、これから外の世界にはじめて触れるようなもので…

その時の友人は、二人でいる時はできるだけ私のことを聞いてくれるようになりました。

「これから知って、これから経験すればいいんだよ!とりあえず、今自分がどう感じてるか、どうしたいのかを自覚するところからじゃない〜?」

当時は軽くイラッとしましたが、まあ、その通りで…。


そして、メンドクサかったのが、恋愛関係です。
私は女子高出身で、そもそも男に興味がなかったので学外に彼氏を作る気もなく。
大学に入ったら、なんか、一部で私は「カワイイ」部類に入れられてたようでした。
女の子たちも、レズじゃないんだけども「Namiちゃん今日もカワイイ〜♡」と抱きついてきたり…
吹き出物がひとつでもできたら「カワイイ顔が!もったいない!早く治しなさい!」と怒られ…

男の人も、結構モーションかけてきたみたいですが、とんでもなく鈍感な私は、遠回しに言われても気付かず。

私にとって理想の男性は、中学卒業で遠くに行ってしまったYくんのまま、止まってしまっているのです。
40代になった今でも…。


担任が無茶苦茶な人で、クラス中が毎日臨戦態勢だった6年生のとき。
口だけ達者で怖いもの知らずの私は担任に売られた喧嘩を買ったりなんかして。
そのあとのクラスの雰囲気をもとにもどすため、Yくんは遠回しに動いてくれていました。

中学ではずっとクラスが違ったけど、クラスを越えた学年全体の出し物をするとき、いつものように私が仕切り役になってしまい、わーわーやってる私に、指示出される側として黙って他のメンバーを誘導してくれたり。
Yくんがそう動いてくれれば、みんなそれについていくから、安泰!
やんちゃくんもいるんだけど、Yくんの動きについていきながらこの出し物の意図を察してくれたやんちゃくんが
「おっけーNamiちゃん、オレらこのあとこっちに行くのね!アイシーアイシー!!」
と、Yくんに加えてやんちゃくんもついてきてくれればもう私は段取りを決めるだけ〜。
ほんとに助かりました。

私が求めていたのは、大学に入ってからも、語らずとも応えてくれる、そばにいなくても見ていてくれる人の存在でした。

けど実際は、二股三股をもくろんでる性欲爆裂男とか、なんかそういう、私の心の中のグチャグチャを知ろうともせず寝たがるのばっかりがいて、本当にウンザリでした。

1人だけ。
寡黙でマイペースで、あんまり男男してない先輩がいました。
この先輩にいくつか学外の劇団を紹介されて、何度か活動に参加させていただきました。
私はこの先輩が本当に大好きでした。
告白したいんだけど、自己評価がとんでもなく低い私。
とてもとても言い出せない。
その葛藤に、同期女子4人くらいと友人の部屋で飲んだとき、私にしては最初で最後。その先輩のことを想って酒の勢いもあり泣いてしまいました。
そのすこしあと。
先輩は、現場に出た方が実戦で学べる。と言って、中退してしまいました。
電話でそのことを連絡してきてくれました。
電話の苦手な私。
普段寡黙な先輩。
淋しいです。学校を辞めても、時間がある時に時々会ってもらえませんか?

と。
どうしても、言えませんでした。
その先輩は今でも、中退して入った会社で活躍しているようです。
私の活動範囲とは違うので、劇場のメモなどでお名前を見つけるくらいで。



そんなことがあっても今なお。
情けないほどに。
私はYくんに会いたい。
私には最早、私が最後に会ったYくんの年齢の子供がいてもおかしくないくらいです。
というか、いるべきです。
自分の息子ほどの年齢だった、少年時代のYくんへ想いはせ生きている自分。
情けない…

mixiでもFacebookでもGoogle+でも、みつけられません。
彼は、誰かと繋がっていたいと思っていないのかな。
はるか遠くの高校に行く事情さえ、とっても仲良しの幼なじみにさえ話さなかったと聞いてます。
旧友に、自分の話をしたくないのかな。
単に、SNSに興味が無いのかな。

私はいま、歪んだ形ではあるけれど、あの頃より明るく元気で、素直になったから。
あのときもらいにいかなかった制服のボタンを、ください。って、言いに行きたいのに。

あの頃私の心が健康だったら。
こんな悩みなんて無いけどね。
けど、狂った少女時代を過ごさなかった私がどんな大人になってたか。
今の私が嫌いなタイプの女になってたかもしれません。

続きます。

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