またまた更新があいてしまいました。
やっと少し疲れが抜けてきたので書きます。
かなり長いのでまあ適当にどうぞ。
前回書いた仕事のシリーズが今年は16本ありまして、私はそのうち5本に参加予定です。
ボス+1Pで、ボスもまあまあ年なので誰かに引き継げるように複数人を連れまわっているのですが、わたし、あの操作卓、使えないの。わかんないの。簡単だって言うけど、あれ使って本番やったことないの。キュー送るだけならやったけど、データ直して保存する仕方がわかんないの。
で、ここに書くのの一週間前の現場直前にボスが急に発熱しまして、そっちに代わりに行くかもしれない(+1Pの子がオペも運転もできるからとりあえずなんとかなる)ということでギリギリまで待機してて、熱下がった~、いろいろ陰性だった~、飛行機乗れた~。という連絡を受けてホッとした数日後のお話です。
今回は船か飛行機でしか行けない離島で、全員分のチケットをまとめて取れなかったそうで、ジェット船組と飛行機組に分かれました。
私は飛行機組で、調布の飛行場から19人乗りの飛行機に乗るとのことで。
そんなにちっさい飛行機乗ったことない...わたしはほぼ乗り物酔いしませんが、経験したことのない小ささにおののいておりました。
ちょうどこの数日前から、吐かないけど吐ける、どこも痛くないけどずっと吐き気がしてて、胃薬と吐き気止めを処方されていました。
よし、乗る前にこれ飲もう。と思っていました。
ボスの車で調布の飛行場まで運んでもらうために、京王線の駅前で待ち合わせ。
離陸時間のわりにずいぶん早く着くつもりなんだなあ。
と思ってたら、ボスがプロペラカフェに行きたいからでした。
なんで前がヨーダで後ろがダースベーダーなんだろ?
とつぶやいたら
「ダースベーダー操縦下手そう」
「オーナーがヨーダ推し」
と、みんなで好き勝手言ってました。
出演者の荷物がどうしても多くなるので、ボスの車に乗りきらなくなるからスタッフは荷物少な目に来て~。と言われて1泊分だけ持っていきました。普段持ち歩いてる工具とかは一切持っていきませんでしたアハハ。宿がペンション的なところなので、男の人の前でも困らせない程度の寝間着は持っていきました。
飛行機のチェックインが割とギリギリまでさせてくれなくて、出演者チームはキャリーケースを預けられず、プロペラカフェは待合室と直結していなくて外を500メートルちょい歩いたところにあって大変でしたが、まあ、そこは、普段から鍛えてる人達ですから。
カフェがある敷地に入る前に、入場者全員の氏名と代表者の電話番号を書く必要があり、ボスに書かせるのも何なのでわたくしが5人分記入して電話番号も書きましたわ。
そこを通るとカフェまでの道中写真撮っちゃいけないとのことで、黙々と歩いていきました。
わたしと出演者のひとりは集合場所の駅前でお昼をちゃちゃっと食べてくつもりで早めに予定を立てていたのですが、事故で電車が遅れて結局普通に待ち合わせ時間に着いて、おなかすいたな~。と言ってたのですが、結果、ゆっくり食べられて良かったです。
ちっさい飛行機が展示用にも空港にもたくさんあって、あんなちっさいの??とややビビりつつ私が食べたのはハヤシライス。
お店としての売りはハンバーガーっぽいのですが、胃下垂で、かついつもより胃弱なうな私は揚げ物はやめときました。
ポテトの量もすごくて、私より小柄な男性スタッフが半分食べたくらいでで「ふ~...」と呆然としてました。ま、出演者男性がすごい大食いなのでポテト1本残りませんでしたけどね。
お店の中にフライトシミュレータがあって、楽しそうな団体がいたので、ボスに「やりたいんでしょ?でしょ?ほら、あきましたよ?」と言うと「えぇ~。」と言いながらさっさと値段を聞きに行きました。
5分で1000円だったかなあ。
ガイドしてくれるおじさんが横でいろいろ教えてくれるので楽しそうでしたよ。
ボスはこのためだけにまたここに来る気満々で、カフェのある敷地から出る時にガードマンのおじさんに「車で来たらこのまんまここに来て名前書けばいいんですか?」と聞いてました。
さて、なかなかチェックインが始まらない。
他の島へは飛んでるんですけど、空港の立地上、目的地の島は大変らしく。
離陸予定時間くらいにやっと、まだ出発決まってないけどチェックインします。と、なりました。
5人まとめての予約なので出演メンバーのお姉さんがメインになって手続きしてくれたんですけど、小さい飛行機って!5人分全員の手荷物を全部計測して(貴重品とか入ってるポシェットも)貴重品と飲み物以外は全部預けないといけなくて、全員の体重も記入しないといけないんですね!!
航空会社のホームページは見てたんだけど、そういうの、どこに書いてるの??
5人分で荷物の重量超過代が\16,000超えてびっくりしました!私が払うんじゃないからいいけど!もしボスの車に乗るからってキャリーケースに満載で来てたら大変なことになってたじゃないですか。
んで、離陸時間過ぎても、上空の状態が~。というアナウンスの繰り返し。
結局。
欠航!!
さっきチェックイン手続したのに数十分後に全キャンセル手続き!!
空港の人大変!!
慣れてるんだろうけど、大変!!絶対超大変!!
私みたいに預ける荷物のことわかってない人山ほどいるだろうし!!
クレームもあるだろうし!!
めんどくさくて(Namiさん気づくの遅すぎってすごく言われた)縁切った同業者がいるんですけど、あの人がいたら…。うん、めんどくさい想像はやめる!!
カンパニーのボスと、普段は随行しないけど今回たまたま別便で来ることにした制作さんは既に島に到着してて、公演時間の変更とか、船のチケットの手配とかをしてくれて、私たちは深夜発で10時間くらいかかる船で行くことになり。
それまで我々すんごい時間があるので、ほとんどみんな一回家に帰りました。
私は微妙に遠いので、帰るのもむなしいから、歌舞伎町にあるスーパー銭湯に行きました。
初めて行ったけど、結構良かったです。
そして出演者のお姉さんとビール飲んでから旅客ターミナルへ。
何やってるんだろ私たち~。
ま、行先も東京都なんだけどね!
制作さんが特二等をとってくれて、こういうコンパクトルームで寝るのはいつ以来だろう…
急にとった割には5人とも同じ区画で、みんな1階のベッドでよかったです。
場所が分かってから、女子ルームに割り振ってもらって、いびきがひどい人は隔離して(まあ実質隣でしたが)ボスと、静かに寝られる男性スタッフが隣同士になりました。
飛行機が飛ばないくらいだから海も荒れるだろうなと思って、乗ってからの飲食はやめておきました。仕事で行くわけなのでさ。。
迷惑になるから仲間同士で喋るなとアナウンスがあったので、さっさと寝ましょ~。
と横になるも。
ま~、よく揺れる。
まるで揺りかごみた~い。かえってよく寝られる~?
と思うも、時折、座礁しましたか?という衝撃に起こされ。
大型客船の3階なのにこんなに揺れるの~??
と、びっくりして起きたらメンバーみんな起きてきてて、大丈夫?と確認するも、一番酔ってるのは出演者男性で。
旅客ターミナルで酔い止めキャンディー買って舐めてたけど、しょせんキャンディーで。
寄ってなくてもまっすぐ歩けない状態で何度もトイレに走ってて。
ホントはダメなことだけど、私が持ってる吐き気止め飲みます?薬のアレルギーとかないですか?私は眠くなるけどまあ今は寝ていいでしょう。と聞くと、いいですか?ください。というのであげて(マネしないでください)飲んだ5秒後くらいにまたトイレに走っていきました。
まあ、酔い止めは酔ってから飲んでもしょうがないんですけどもね。
出演者のお姉さんに「いま吐き気止めあげて飲んだけどもう吐いてます。」
「私が持ってる酔い止めすごい効くんだけど、使用期限切れてるんだよな~」
「もうここまで来たら一年くらいの使用期限どうでもいいんじゃないですか?」
とか話してる間にボスは全然酔ってなくて時々甲板にも出てたっぽく。さすがに飲食はやめといたそうですが。
出演者のお姉さんの期限切れ酔い止めが多少効いたらしく、ちょっと落ち着いたっぽいけど、普段寝たらすさまじいいびきの方がたいしたことなかったので、まあ、ヘロヘロですよね。
だいぶ遅れて島に着いたら、公演先の学校の先生と、こちらのカンパニーの制作さんのレンタカーが港に迎えに来てくれてました。
普段制作さんは随行しないし、学校の方が迎えに来てくれることも、この公演のルール的なもので無いんですけど、助かりましたわ~。
公演先に着いたら、カンパニーのボスが、前日に私たちがセッティングしておくはずのことの半分をやってくれてあって、あとは細々で済む状態になってて、助かった!
けど!
クソ暑い!!
私は普段コットンのタンクトップの上にTシャツで仕事をしているんですけど(エアリズムが吸い取って乾くより私の発汗量の方が多くて意味がないのでスーツ仕事の時しかもう着ない)ちょっと、もう、重ね着、無理!!
「すみませんわたしタンクトップでお仕事させていただきます。」
この仕事で初めて、タンクトップで仕事しました。
外国人女性はたいていタンクトップなんですけど、日本人ではほとんどいません。
二の腕とか!
そんなことはどうでもいい!!
そんなんでなんとか本番を終え、終演直後はボスはほぼ気絶していたようで。
カンパニーのボスも2日間の暑さと、メンバー5人が来られない!!という状況の調整でフラフラでした。
そして、わたしたち、この公演1時間後くらいにジェット船で帰る予定でしたが、欠航したので、全員延泊。
食事の出ないペンション的な宿だったので、制作スタッフさんが前日の全員分の晩御飯を用意してくれていたのですが、半数が泊まれなくなったので、公演当日の朝ごはんやランチにしてくれました。おいしかった。
宿まで先生方が送ってくださり。離島だからです。普段はタクシーやレンタカーです。
冷房の!
ある!
部屋!!
と、ぐったりしてる間にボスがお風呂から上がってきました。
一般家庭のお風呂みたいなものです。
「はやっ!!」
つぎ誰?出演者が先にどうぞどうぞ。
カンパニーのボス電話だかなんかで今いないんだもん、船酔いとパフォーマンスで大変だった人どうぞどうぞ。
て、ボスが「ビール飲む人~!」「はーい!」「クアアアア~!!」
あんなにおいしいビールが今まであったでしょうか。
そして。
カンパニーのボスが一番偉いので。宿着いたら洗濯する。と言ってて。そりゃそうだ。
だがしかし。
わたし、荷物ミニマムにしてきたから、洗濯しないと、お風呂入っても着るものがないの。
暇な時間に買うという選択肢もあったんだけど、バッグもミニマムで来たから手荷物の数が増えるし、経費で請求できないので、洗濯することを選んで島に来ました。
「もう洗濯してます?」
「してるよ!!今すすぎ!!なんで!」
「洗濯しないと私着るものないんです。」
「お前がタオル巻いてウロウロしてるの見たくねえしな!」
「わたし胸ちっちゃいからタオル巻いて手離すと落ちちゃうんです。」
「聞いてねえよ!」
「養生テープある?」
こんなわちゃわちゃをやってる間に制作さんたちは晩御飯を作ってくれてました。
お手伝いしにキッチンに行ったんだけど「おじさんたちの相手してて」と追い出されました。
予定外の2泊になったので、普通に食べる男性陣は足りなかったっぽいです。
ビールと塩気のある何かがあればいい私は、カンパニーのボス用のウイスキーも飲み干して満足でした。
お魚がとっても新鮮で安いそうで、煮魚がとっても美味しくて、もう誰もつつかなそうな、骨の周りにちょっと身がついててあとはしっぽ。ってところを勝手にひとり占めしてだいぶビール飲みました。
タクシーの運転手さんが言ってたのが、お魚はじゅうぶんなんだけど、野菜があまり作れないそうで、買い出しに行った制作さんも、野菜は茨城産とか千葉産だったと言ってました。わあ。いちおう隣の県か。茨城はまあ千葉みたいなもので。
大き目の洗濯ネットを複数用意してくれてる宿だったので、出演者のお姉さんと制作さんと私でいっきに洗濯機にぶちこみ、とりあえず寝間着にしたいものが乾いた時点で取り出して私はお風呂に入りました。出演者のお姉さんは洗濯物が多いので最後まで乾燥。というかむしろ追加で乾燥。
出演者の女の子ひとりとは初めてだったんだけど、ほかは男性であっても人となりがよくわかっているので、私の布団の場所が玄関の横のオープンスペースでもグースカ寝たし(3時間くらい)なんかこれ、仕事で来たんだけど、なんなんだろう??と不思議な時間でした。
50歳を目前にして、裸と排泄物見せなければいいっしょ!という人たちと同じ宿でわちゃわちゃできる仕事仲間がいるのはラッキーだなーと思いました。
私なぞ家庭環境が悪かったから、家族と一緒に泊まってもこんなに愉快な思いはできませんでしたから。
ああだけど、もう当分いいです。
あそこまで暑くなければ…。いや、船往復20時間以上は、つらい。。
帰りはジェット船と大型船の到着時間がほぼ同じで、選んで?と言われたけど、ジェット船の出る時間までやることないので私は大型船で帰りました。
カンパニーのボスはリモートの打ち合わせがあったので、午後発のジェット船で。
帰りは昼間の便なので、みんなでゆっくりできるように一等席をとってくれました。
部屋から海が見えるので、ボスは窓辺から離れませんでした。
私はデッキのベンチでマッタリするつもりだったのですが、微妙に雨が降っていて諦めました。
帰りは酔うほどは揺れなかったので、出演者男性も大いびきで寝てました。
食堂があいてすぐ食べに行きました。なんかやたらおなかすいて、わたし、よく食べました。
磯海苔ラーメンだっけ?
船内寒いので、ちょうどよく美味しかったです。
着岸したらすぐ納涼船になるようで、転換のためスタッフさんが走り回ってました。
この数日後の納涼船に従兄が乗ったようで、あ!これってこうなるんだ!今度みんなにこの写真見せよう!と思いました。
私はこのシリーズは冬までないです。
あとは大阪とかなのでネタになるようなことは起きないと思いますが、四国もあって、わたし四国で仕事したことないのでちょっと楽しみです。来年だけど。うどん?うどんとうどんとうどん??
割とちゃんと飛行機飛ぶところ!
割とちゃんと帰ってこられるところ!
昔は、島とか、民宿でしょ?ひとりじゃ泊まれない。
と思ってましたが、もうべつに大丈夫な気がする!!
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